いまおかしんじ監督の最新作『カタオモイ』『海辺の恋人』が、シネマート新宿ほかにて公開決定。
両作のポスタービジュアル&場面写真&予告編が一挙解禁、キャストのコメントも到着した。
『れいこいるか』が映画芸術2020ベストワンに選出され、2022年には4本が劇場公開されるなど、勢いが止まらないいまおかしんじ監督。
いま最もミニシアターから愛される映画監督の最新作『カタオモイ』『海辺の恋人』の2本が一挙公開される。
結婚生活20年を過ぎた人妻が、若い男と恋をする様がロマンチックかつコミカルに描き出される『カタオモイ』でヒロイン・可南子を演じるのは、いまおか監督の前作『あいたくて あいたくて あいたくて』で可愛らしい中年女性を演じ人気を得た丸純子。
可南子が恋する年下男性・謙一を、出演作が相次ぐ若手実力派俳優・細田善彦が演じる。
そのほか川瀬陽太、平井亜門、片岡鶴太郎、中村守里など、主役級のキャストが顔を揃えた。「もしかしたら私にもこんな人生があるかもしれない」と思わせる、2023年最もHappyなラブストーリーが誕生した。
予告編では、周囲の人たちを巻き込みながら、謙一へのアタックに邁進する可南子の溌剌とした姿が映し出されている。「そんなことしたら、戻れなくなっちゃう」のセリフも。ポスターには、1本の傘をさしながら寄り添って見つめ合うふたりの姿が。可南子のロマンティクな片思いの行方に期待が更に高まる。
▼『カタオモイ』予告編
一方、『海辺の恋人』で描かれるのは、夢に向かって悪戦苦闘する30代の男女の恋愛事情。いまおか監督自身の若い頃のほろ苦い経験を投影させた渾身の一作だ。
キャリアを掴もうと奮闘するカメラマンアシスタントの女性・百合子を瑞々しく演じたのは、グラビアで活躍する傍ら、『農家の嫁は、取扱注意!』で鮮烈な映画デビューを飾ったフミカ。その百合子と運命的に出会う売れない大道芸人のシンジに扮するのは10代よりキャリアをスタートさせた若手の注目株・小林優斗。そのほか、永岡佑、浜田学、大谷麻衣、しじみなど邦画界を盛り上げる魅力的な面々が揃った。
なぜあんなに気が合って楽しかったのに恋愛には終わりがくるのか、振り返ってみて気づくことは、気恥ずかしくもキラキラとどこまでも美しい記憶たち。今もどこかで生きているかつての恋人にエールを送る珠玉の恋愛映画が誕生した。
予告編では、海辺の町で出会った共に夢を抱える二人が寄り添って生きる様子がユーモラスに綴られる。
ポスターは欠落を埋め合うように求め合うふたりが切り取られたもの。恋愛の煌めき、そしてほろ苦さが表現された。
▼『海辺の恋人』予告編
『カタオモイ』は8月4日(金)、『海辺の恋人』は8月25日(金)よりシネマート新宿にて、それぞれ1週間限定公開。
カタオモイ コメント
丸純子(可南子役)
杉下可南子役の丸純子です。今回は家出主婦を演じました(笑)
家出中に、何だかくすぐったい恋をする中で、本当に大切なもは何か? に気づいてゆく…
日頃、自分より家族のために頑張っている主婦の皆さんに代わって爆発します
ので、この映画を観てスッキリほっこりして欲しいなと思います! 久しぶりに私もキュンキュンした気持ちで演じましたので、観終わったら笑顔で帰って下さいね!
細田善彦(謙一役)
孤独で居ることにもがきながらも、そんな環境すら楽しんでいるかのような、このキャラクターと出会えたことに感謝していますし、いまおか監督の持つチャーミングな魅力で包み込んでいただきました。
隅田川のほとりで、愛を求めた男女のラブストーリーは、皆様に楽しんでいただける映画になったと信じております。ぜひ、多くの方に観ていただきたい作品です。
いまおかしんじ(監督)
丸純子さんは面白い。ひどい方向音痴で、行くべき場所にたどり着かない。酔っ払って「やってらんないよ!」と吠えたりする。彼女にのびのび画面の中で弾けて貰いたい。丸純子、最高! な映画になっていたら嬉しい。
海辺の恋人 コメント
フミカ(百合子役)
夢や目標を追いかける中で、自分の成長と共に出逢う人、別れる人、心の葛藤など、私自身にも重なる部分が沢山ありました。また、同じような渦中におられる方々、または経験されたであろう方々に、おこがましいですが、少しばかりエールを送ることができれば、、、と、主人公『百合子』を大切に演じさせて頂きました。
いまおかしんじ監督は、とにかく温かいです。
有難いことに、監督とは今回で3度目の作品となります。
いつもながら人間味ある温かさを味わいながらの撮影でした。監督だからこそ、登場人物1人1人に愛着が湧いてしまうような演出や現場の空気感が作品全体に滲み出ていると思います。
一言で表すと「大丈夫だよ。」と言わんばかりの温かさを感じます。
作品を通して、青春を懐かしんだり、「そうそう。こんなことあるよね。」「あぁ、こんなことあるんだ。」と、何でも自由に感じてください。そして、主人公『百合子』の夢を追いかける人生のひとコマを、どうぞお楽しみください。
小林優斗(シンジ役)
5年ぶりのいまおか組! 10年ぶりのレジェンドピクチャーズ!
日々、悶々と何をしたいのかと茫然と考えているんだか、いないんだかという時に頂いたこのお話。ここからまた、這いつくばってみようかな。
『大丈夫だよ、なんとかなるなる!』ぜひ、劇場にお越しください!
いまおかしんじ(監督)
海辺の街で、男と女が出会って、恋をして、一緒に暮らし始めて、お互い悪気なんかないのにうまくいかなくて、別れてしまう。そんな時間が振り返るとかけがえがなくてキラキラしていた。今なら、今だから描けるかもしれないと思った。
商品情報
カタオモイ
丸 純子 細田善彦
川瀬陽太 平井亜門 中村守里 東雲あずさ 松本拓海 佐藤 宏 フミカ / 片岡鶴太郎
監督:いまおかしんじ 脚本:宍戸英紀
企画:利倉 亮 プロデューサー:江尻健司 ⼭⽥剛史 竹内宏子 撮影:山本英夫 録⾳:梅原淑行
編集:蛭田智子 助監督:須上和泰 メイク:五十嵐千聖 衣装:天野多恵 スチール:千葉朋昭 ⾳楽:宇波 拓 整音・MA:嶋田 茂
音響効果:加藤博紀 キャスティング協力:北野裕子 関根浩⼀ 営業統括:堤 亜希彦 製作:レジェンド・タレント・エージェンシー
配給宣伝:ムービー・アクト・プロジェクト 配給協⼒:ミカタ・エンタテインメント
文化庁「ARTS for the future!2」補助対象事業 2023年/⽇本/78分/カラー/ステレオ/R-15作品 ©2023レジェンド・タレント・エージェンシー
【STORY】杉下可南子(43)は夫・方正の浮気が原因で家出して東京下町の大衆食堂で働き始めた。履歴書に書いた33歳という嘘はすぐにばれるが、店主の芳雄と芳雄の娘・泰葉は可南子の明るい性格が気に入り、快く受け入れた。そんな可南子はある日、道端で酔って寝転ぶ男性を介抱する。可南子が介抱した男・謙一は一緒に暮らしていた彼女にフラれ、傷心のあまり酒と睡眠薬を一気飲みしたと言う。顔を見ると可南子より一回りほど年下の青年だった。泥酔している謙一を部屋まで運ぶ可南子であったが、謙一は恋人と間違えたのか、突然可南子を抱き寄せキスをする。瞬間的に恋愛スイッチが入った可南子は、偶然手にした合鍵を使って謙一の部屋に忍び込むようになり……。
海辺の恋人
フミカ 小林優斗
永岡 佑 浜田 学 大谷麻衣 しじみ 丸 純子(友情出演)
古藤真彦 伊藤和哉 中嶌駿介 池田結々 明石ゆめか
監督:いまおかしんじ 脚本:宍戸英紀
企画:利倉 亮 郷 龍二 プロデューサー:江尻健司 北内 健 アシスタントプロデューサー:竹内宏子
撮影:吉田淳志 録⾳:岩間 翼 装飾:⿂住和伸 編集:桐畑 寛 助監督:上野貴弘 制作担当:山田剛史
メイク:五十嵐 千聖 衣裳:小野魁人 フミカスタイリスト:中村もやし スチール:千葉朋昭 ⾳楽:宇波 拓
整音・⾳響効果:藤本 淳 キャスティング協力:関根浩⼀ 営業統括:堤 亜希彦 制作:レジェンド・ピクチャーズ
配給宣伝:ムービー・アクト・プロジェクト 配給協⼒:ミカタ・エンタテインメント
2023年/⽇本/89分/カラー/ステレオ/R-15作品 ©2023「海辺の恋人」製作委員会
【STORY】カメラアシスタントの百合子(28)と売れない大道芸人シンジ(32)は海辺の町で偶然出会い、意気投合する。金がないシンジは百合子の部屋に居候し、いつしか同棲生活が始まった。互いの夢を応援しあう二人だったが、百合子は師事していたカメラマンにパワハラされたり、シンジは先輩芸人に泣きつかれ借金してまで金を貸してしまったり、いつも何かうまくいかない。二人の関係がぎくしゃくし始めたころ、百合子は念願の写真展開催にこぎつける。個展会場に遅れて到着したシンジが目にしたのは懐かしい出会ったばかりの頃の二人の写真だった…。
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