bloodthirsty butchers(ブラッドサースティ・ブッチャーズ)の通算13作目となるオリジナル・アルバム『youth(青春)』が、11月14日(木)にキングレコードより発売されることが決定した。
すでに昨年末には完成させていた本作について、5月27日に急逝したリーダーの吉村秀樹(vo, g)は生前ツイッターでこのように述べていた。
「次のアルバムはね俺の最高傑作な音像なのよ、つまり説明つかないの、早く早く人の気づく間より早く早く、情熱。まだまだアルヨハードコア!」(5月24日)
「何かイライラする、アルバム作ったんだがあまりにも可愛い過ぎて、流れによっては発売したく無いとか考える、俺のイライラに流れが合わない、幸運を祈る、頑張れブッチャーズ新新作!それしかない! わかってたまるか、この周波数!これまじ俺の叫び!くそくらえー!周波数!」(2月4日)
「僕が自分のアルバムで墓場まで持ってく奴は荒野と次のアルバムです」(1月17日)
キングレコードのインフォメーションによると、
「轟音の中に優しさと懐かしさが同居する唯一無二のブッチャーズサウンドの最新進化形であり、吉村秀樹の詩、“青春の残滓”を歌いあげる言葉が、聴く者の魂に深く突き刺さること必至です」とのこと。
1986年11月14日に札幌で初のライブを行なって以来、バンド結成28年目へと突入する記念日の新作発売。
ジャケットや曲目などの詳細は確定次第追って発表されるそうなので、さらなる吉報を待ちたい。
いずれにせよ、マネージャーの渡邊女史が公言していた“約束”はこれで果たされる格好だ。
「ブッチャーズ、そして吉村秀樹の魂はみんなの中に繋がっているという事を感じてもらう為に、私が恩返しできること。新作をお届けすること。時間を必要としますが、約束します。過去形にはまだ早い」(6月1日)
そう、まだまだブッチャーズを過去形にするわけにはいかないのだ。
Photo by SHIGEO JONES KIKUCHI