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オリコンウィークリー15位!LinQ「さくら果実/Sakura物語」発売記念ワンマンライブ(2012.3.1)詳細レポート!

2012.03.12

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「ハジメマシテ」間奏明けの感動的なケチャポイント。

 

 3月1日(木)、LinQの3rdシングル「さくら果実/Sakura物語」の発売(2012.2.29)を記念して行われた『東京初!全員集合ワンマンLIVE「LinQ、襲来」@代官山UNIT』を拝見してきました。これまでに二度選抜メンバーで関東遠征していたLinQの、関東初ほぼフルメンバー集合ワンマンということで、5名を除く1期・2期メンバーに、2月11日に加入したばかりの新メンバーから瑞稀もえちゃん、総勢21名を堪能することができました。
 当初「20人でのワンマンLIVE」と告知されていたものが21名に増えたのは、瑞稀もえちゃんが追加されたためではないでしょうか。前日2月29日(水)のタワレコ渋谷店STAGE ONEのインストア第1部では、誰もがゆうみん(髙木悠未)がいるものと思っていた1曲目「ハジメマシテ」のセンターにもえちゃんが大抜擢されていました。まだぎこちないですが、そこにいるだけでみんなが和むような美少女っぷりは期待大です。また、良い子がいればすぐ推せるスタッフのスピード感・柔軟性もさすがLinQだなあと思いました。
 東京でのワンマンは、2ndシングル「カロリーなんて」発売(2011.11.9)に合わせて行われた『TOKYO FIRST ONEMAN LIVE「ハジメマシテ」 in 新宿LOFT』(2011.11.11)に続いて2回目。このときは直前まであまりチケットが動かずもどかしく思ったものですが、今回はなんと即日完売。これはライブ日程発表翌日に「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」に登場した、日本語ラップ好きでツイッター人気も高い最年長のMC担当・深瀬智聖さんの功績も大きいのではないかと思います。LinQに吹く追い風を様々な場面で感じながら迎えた当日でした。以下に当日の様子を記していきたいと思います。

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左から桃咲まゆ、深瀬智聖、髙木悠未、城崎はるな。

 

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左:坂井朝香、右:瑞稀もえ。ゆうみんにかわって二つ結びです。

 

<コール・オープニングSE>
1.ハジメマシテ
2.FOR YOU
<MC>

 「ハジメマシテ」は何回観ても目が潤みます。1曲目はやっぱりこれでないと。これは「PARTYが始まるよ/AKB48」に比肩する、鮮烈なデビュー曲にして最高のライブオープニング曲だと思います。続けてデビューシングルの2曲目「FOR YOU」、最初のMC。「今回は全員飛行機で来られました」(東京ファーストワンマン時はみんなバスで来た)という智聖さんからの報告のあと、全員の自己紹介。のっけから臆せずお客さんを煽るヤンキーキャラの奥村ゆい、いきなりリアルな泣き真似から始め会場全体を動揺させたLinQ総長・上原あさみ、「ねぇお兄ちゃん、好き――――」と、いま話題のアイドルラップユニット・ライムベリーをまるで東京サブカル者の速度で引用した深瀬智聖、自称も他称もツイッター廃人、ライブ中にもつぶやこうとする一ノ瀬みくなど、Lady(お姉さんチーム)の面々のおもしろキャラクターは話すたび場をさらっていました。

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左:上原あさみ、右:杉本ゆさ。パフォーマンスの要。

 

3.WAKE UP
4.チャイムが終われば
<MC>

 MC明け、うわ知らない良い曲きた、と思ったら、東京初披露という「WAKE UP」という曲でした。あどけないメロディとかわいらしい音色のシンセポップ、詞も毎日をひたむきに生きる女の子を励ます内容の、まさに自分がアイドルに求めている感じの曲で泣きそうになりました。早くまた観たいです。そしてL・I・N・Qコールからの「チャイムが終われば」、2回目のMC。

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左から松村くるみ、奥村ゆい、天野なつ。なっちゃんの青衣装貴重。

 

LinQ_9220th_.jpg 眼鏡を取った志良ふう子ちゃん。今回は掛けといても良かったかな。

 

5.Fighting Girl
6.きもち
7.Pretty woman
8.なう
9.Sakura物語
10.さくら果実

 2回目のMCはLinQ Lady(セクシーなコンセプトの年長チーム)とLinQ Qty(かわいいコンセプトの年少チーム)を対立させた内容で、そのままLadyとQtyの歌合戦に突入。対決の締めに「Sakura物語」「さくら果実」が披露されました。ユニット曲はどれも名曲なのですが、Ladyにはつらつとした曲、Qtyに大人しく内省的な曲が多いのがLinQの素敵なところです。それと特筆しておきたいのが衣装の素晴らしさ。特に「Sakura物語」は体にフィットするシルエットかつメンバーごとにいろんなパターンのある難しい衣装ですが、しっかり全員にフィットして魅力を引き出していました。自分がLinQに最初に瞠目したのはインディペンデントながらの楽曲の良さに加え、きちんと全員のサイズを計って丁寧に縫製している衣装の出来であったことを改めて思いました。AKBやももクロなどのメジャーよりもしっかりとした仕上がりで、デザインもチャーミングでありつつほかにはない上品さで、本当に素敵です。

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Lady最前がQty・Lady両方に参加するエース・天野なつ。

 

<MC・秋山ありす誕生祝い>
11.手をつないで
<MC>
EC1.カロリーなんて
EC2.shining star

 歌合戦明けのMCでは、聖誕用の楽曲と思われる「はっぴーばーすでいだあ」で医大生アイドル・秋山ありすの誕生日(3月2日)をお祝い。ほのぼのした良曲で、「きみがいたらそれがLinQ きみがLinQです」という歌詞が泣かせます。心温まったムードで「手をつないで」。アンコールでアッパーな2ndの「カロリーなんて」、タオル使用曲「shining star」と、あっと言う間の1時間半でした。

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細かいところにメンバーへの愛を感じさせてくれるLinQです。

 

 POP'nアイドル@ZEPP TOKYO、UNITワンマン、その前後に各所でのインストアと、メンバーにとってもファンにとっても目くるめくリリース週だったことと思います。果たして、売上はオリコンウィークリー15位。「カロリーなんて」の22位から、また飛躍しました。実は自分は、LinQの3rdは(2ndの路線に倣って)「チャイムが終われば」だと思っていました。実際は季節にちなんださくらソング両A面でしたが、次こそ「チャイムが終われば」ではないでしょうか。歌詞・メロディ・振り付けとも完成度の高い名曲でありつつ、誰もが盛り上がれるライブ定番曲で、どんどんリスナーを増やしているLinQのいまの勢いを考えれば、「チャイムが終われば」でテレビ歌番組出演、ウィークリー5位以内は堅いと思います。などと、期待を込めつつ勝手に予想して、本稿を終わってみたいと思います。(ロフトプラスワン・越智灯子)

photo by Kayoko Yamamoto

商品情報

LinQ
さくら果実 / Sakura物語

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