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Discharming manから吉村秀樹が脱退

2010.11.10

discharmingman.jpgすでに各方面で報じられているが、一昨日ご本人から「俺が抜けても全然反響がない(笑)」とメールが来たので、謹んでこのニュース枠で取り上げさせて頂く(笑)。
さる10月26日、吉村秀樹(bloodthirsty butchers)がギター&ハーモニカで参加していたDischarming manから脱退したことを自身のツイッター上で発表した(「さようならディスチャーミングマン!僕辞めました!」)。脱退に至る経緯、原因などは明らかにされていない。
蛯名啓太はその翌日、5B Recordsサイト内の“MESSAGE”で以下の通り声明を発表した。「あとすでにツイッター上などでも周知されているようですが、ギターを弾いてもらっていた吉村さんが抜けることになりました。非常に残念ではありますが、この場を借りてお礼を言いたいと思います。短い間でしたがありがとうございました。本当にお世話になりました。それで今後の展開としては、、、、11月のお楽しみだね! まぁ今のところ大幅な転換は全く無いのです。相変わらずのプリプリ編成です。ただ自分のやりたい音がどんどん溢れてきているので、その場所にゆっくりと、地道に、いつかはたどり着きたいと思っています。楽しみにしていて下さい!」
キウイロールを解散させた蛯名が2005年から始動させたソロ・プロジェクト、Discharming manは2008年夏に吉村が正式加入したことでバンド・サウンドの重量感を増し、第1期Discharming manの集大成的作品と言えるセカンド・アルバム(実質的なメジャー・デビュー作)『dis is the oar of me』は吉村の働き掛けで制作・発売に漕ぎ着けた経緯がある。ノース・ジャパン精神を宿したオリジネーターとその末裔のコラボレートが今後聴けなくなるのは非常に残念だが、蛯名は本誌2009年1月号のインタビューで今回の一件を予見するような発言をしていた。「今後、吉村さんが愛想を尽かして俺のもとを離れたり、他のみんなも俺のことが嫌いになってひとりぼっちになったら、また『いた』みたいな感じになるかもしれない(笑)。その時々でどうなるかは自分でもよく判らないけど」
いずれにせよ、「自分のやりたい音がどんどん溢れてきている」という蛯名の言葉を信じ、これからも彼らしい豊潤な作品作りとライブ活動に期待したいものだ。ブッチャーズは川口潤監督による長編ドキュメンタリー映画『kocorono』の公開が待ち遠しい。(椎名宗之)

商品情報

dis is the oar of me

5B records・Traffic TRCP-48/2,800円(税込)
2005年の活動開始以降、札幌の自宅スタジオで作り続けた作品から選りすぐりの作品をレコーディング。Trafficデビュー盤にしてベスト盤となる全10 曲を収録。圧倒的で壮大な世界観を持った楽曲を持って、札幌に潜んでいた驚くべき才能を持つ大器が全国へ向けて歩き出た作品として話題になった。また、今作品では地元札幌の大先輩、bloodthirsty butchersの吉村秀樹氏がプロデュース、ギターで参加している(2009年1月発表)。

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01. 因果結合666
02. 逃飛行
03. 怯えた剣
04. THE END
05. スロゥ
06. 360°
07. 不思議な船
08. 消してみな
09. プラスティックマン
10. white
11. だいなしにしちゃった

Live Info.

Discharming man
ferment distro presents.「“Don't forget first impact!!” vol.8」
11月20日(土)小岩bushbash[with:THE ANCHORS/seeds of rhythm/I WANT CITY/thread yarn]
ferment distro presents.「“Don't forget first impact!!” vol.9」
11月21日(日)吉祥寺warp[with:THE ANCHORS/seeds of rhythm/KONUMA BROS/rookow]
WE ARE! presents「EVERGREEN DAZED」
12月10日(金)下北沢SHELTER[with:WE ARE!]

bloodthirsty butchers
abura derabu 14
12月19日(日)SHIBUYA O-WEST[with:ギターウルフ/and more]
official bootleg vol.022
1月20日(木)新代田FEVER

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