新井ひとみとコスプレ声ちゃんの対談が実現
さあ、ここからは新井ひとみとコスプレ声ちゃんへのインタビューを楽しんでいただこう。第1回目となる『昭和アニソン大合唱』に出演する2人が、1970年代のガールズ系アニメを中心とするアニソンについて語り合います!
──新井さんは『まんだらけ』ってご存知ですか?
新井ひとみ(以下:新井):もちろんです。行ったこともあります。
──さすがです。初対面の2人ですが、実は『魔法の天使クリィミーマミ』という接点があるんですよね。
新井:私は東京女子流での活動とは別に、クリィミーマミの主題歌「デリケートに好きして」のカバーでソロデビューさせていただきました。
コスプレ声ちゃん(以下:声):お好きだったんですか?
新井:もともとはスタッフさんが、私の声が “太田貴子さんに似ているね” というところから始まった企画でした。作品のことは知らなかったんですけど、カバーするにあたって全話観て大好きになりました。声さんは放送当時ご覧になっていたんですか?
声:私が幼少期に大好きだったアニメで、今もDJとして「デリケートに好きして」、それからエンディングの「LOVEさりげなく」をかけることがあります。
新井:当時の人気はどのような感じだったのですか?
声:幼稚園では女の子がみんなステッキを買ってもらって変身ごっこをしていました。
新井:へえ〜。いいですね。
声:それ以前に、『魔法のプリンセス ミンキーモモ』という作品が放送されていて、モモ派の子もいたのですが、私のまわりではマミ派が多かったですね。
新井:私は東京女子流の活動を始めてから『クリィミーマミ』の存在を知ったので、主人公の優ちゃんがアイドルになるという部分が、自分と照らし合わせることができて、とても親近感を持ちました。
──声さんはコスプレイヤーとしても有名な方ですが、新井さんもソロデビューの際にクリィミーマミのコスプレをしていましたね。
新井:まず、より近づけるためにウィッグを作ったんです。あれは私が大好きな松田聖子さんがちょっと混じっているんです(笑)。
声:マミって聖子ちゃんカットっぽさありますよね。私も幼稚園のとき、母親と美容院に行ったとき “マミちゃんの髪型にしたい” と言って、クリィミーマミのビジュアルがプリントされたハンカチを美容師さんに見せて、少しパーマをかけてもらったことがあります。
新井:髪型を近づけることで、マミちゃんになれるということですよね。私もそのウィッグをつけると、マミちゃんの気持ちになれました。自分でスイッチのオン、オフを切り替える感覚です。私にとっては変身アイテムですね。衣装もより近づけるように作っていただきました。
──声さんがコスプレを始めた2000年頃は、まだそんなにコスプレ用の衣装を売ってなかったのでは?
新井:え、売ってない時代にどうしていたんですか?
声:自分で作ってたんです。私、変わった衣装が好きで、服飾造形科のある高校を経て、大阪芸大付属の美術の学校に通ったんですね。だから、洋服を作れるんです。当時は『HUNTER × HUNTER』が流行り始めた頃で、それをやるコスプレイヤーはいっぱいいたんです。でも、私はもっと古めの作品が好きでした。かわいい女の子のキャラクターというより、特撮の怪獣とか、『アストロ球団』(1972年〜)の伊集院球三郎とか、そんなのばかりですね。
本格的に夢中になったのは「ふたりはプリキュア」
声:新井さんがリアルタイムで観ていた魔女っ子もののアニメってなんですか?
新井:小さいときに『美少女戦士セーラームーン』(1992年〜)も再放送で観ていた気がするんですが、本格的に夢中になったのは『ふたりはプリキュア』(2004年〜)です。グッズも集めていました。クリスマスや誕生日に両親におねだりして買ってもらって。去年、渋谷のPARCOにプリキュア20周年のポップアップ店があったんですよ。同級生と “行くの? どうする?” なんてやりとりをして、結局行きました(笑)。
声:新井さんの『ふたりはプリキュア』にあたる作品が、私は『クリィミーマミ』だった感じですね。
──声さんはその後、『魔法の妖精ペルシャ』(1984年〜)、『魔法のスターマジカルエミ』(1985年〜)といった後継作品にはハマらなかったのですか?
声:私はそんなにオタク気質じゃなくて、普通に外で遊んでいるような子だったので、アニメをずっと追いかけていたわけではないんです。むしろ、それが逆にコンプレックスになったぐらいで。アニメとか漫画に詳しい人に憧れて『まんだらけ』に入った感じですから。
新井:え〜そうなんですか。意外です。どんなきっかけでアニメがお好きになったんですか?
声:バンド活動もしていて、筋肉少女帯が好きになったんです。それで、大槻ケンヂさんのエッセイを読んだりして。大槻さんはめちゃくちゃオタクなので、『デビルマン』とか『レインボーマン』のことを書いているんです。そこから掘り下げていきました。
「キューティーハニー」は新井ひとみの原点
──新井さんは「デリケートに好きして」以外にも、大切な昭和アニソンがあるとか。
新井:小学生の時に通っていた児童館にダンス教室のような場所があって、『キューティーハニー』とかいろいろな楽曲でダンスを習っていました。私は10歳でavexのオーディションを受けたのですが “踊りながら歌う” という課題があり、会場に倖田來未さんがいらっしゃるということだったので『キューティーハニー』を歌うことにしました。私にとって、まさに人生を変えた1曲です。ただ、当時は、それがアニメの主題歌だとは知りませんでした。
声:倖田來未さんのカバーが流行ったときも、YouTubeでは倖田さんの映像が上位にくるので、曲を聴いて好きになった方もすぐにはアニメの曲だとは認識されなかったかもしれませんね。
──「キューティーハニー」はイベントで歌ったこともあるとか。
新井:はい。去年の大晦日、ももクロさんの『ももいろ歌合戦』で、松本明子さんとコラボで歌う機会があって。思い出が詰まった楽曲をまさか日本武道館の大きなステージで披露することになるとは思っていなかったですね。幸せを噛み締めながら歌いました。
声:そういうのってファンの方も嬉しいですよね。
新井:私がオーディションで「キューティーハニー」を歌ったことをご存じの方も少ないと思いますが、そのときの動画を漁って “あ、この曲は!” と盛り上がってくださる人がいたりして、そういうのが嬉しかったですね。
声:やっぱり「キューティーハニー」は名曲ですね。男女問わず、みんなが歌えますよ。かっこいいし、原曲を歌われている前川陽子さんの歌声もパワフルでいいですね。
──『昭和アニソン大合唱 vol.1』では、ファンの方も新井さんと一緒に「デリケートに好きして」や「キューティーハニー」を合唱できる。これはたまらないですね。
新井:そうですよね! え〜今、想像しちゃいました。楽しみですね〜。
──新井さんは『キャンディ・キャンディ』の主題歌も大好きなんですよね。
新井:子どもの頃、いとこのクルマに乗ると、必ず昭和アニソンのCDがかかっていて、ずっとリピートで流れていたんです。それで好きになりました。「♪そばかす なんて」というところの歌い方にぶりっ子が入っているところが好きなんです。
声:歌っている堀江美都子さんは、たくさんのアニソンを歌う方で、私にとっては “堀江さんの曲はどれも好き” というぐらいの存在です。堀江さんの歌声はかわいくて力強くて、それと『キャンディ・キャンディ』の曲がマッチしたんだと思います。















