5月22日のツーマン、2人でセッションもやります!
山岡:もともと歌詞とか曲も書いてなかった僕が歌い始めたきっかけって、福島出身なので東北であったり、東日本大震災があって、そこに向けてなら歌詞や曲が生まれて歌えるんじゃないかと思って。WHITE ASHが解散してから原発のある街であったり、いろんな場所を回ってお話を聞いて作った曲もありつつで、藤井さん(藤井敬之/音速ライン:山さんとの対談はこちら)とも話したんですけど、「ライブで人を楽しませられるのか」っていうような、暗くて重い曲ばっかりで。
稲村:うんうん、なるほど。
山岡:そこからだんだん、自分がもともと好きだったR&Bであったりノリが良い曲がちょっとずつですけど作れるようになってきて。弾き語りを始めて7~8年になりますけど、やっと太佑さんとこうやってお話しできたりツーマンができるっていうこと、それこそ、諦めなくて良かった感が今、お話を聞きながらすごくあります。(振り返って)最初なんかは声も出なくてカッスカスでいつも喉を枯らしてたんですけど、声も出るようになってきましたし、歌うことも楽しくなってきた。そんな状況でもあった今、ご一緒できることが嬉しいです。
稲村:いい話すぎるやん。よろしくお願いしますね。
山岡:太佑さんであったりアルカラとして、新宿LOFTでのライブというのは?
稲村:正直言うと、LOFTではそんなにやってないんですよ。だから今回がね、良いきっかけになったらいいなというところがありまして。それも嬉しく思います。新宿LOFTって何か……ヘンやん!(一同笑)
山岡:何と言えばいいんでしょうかね。でも、分かります。
稲村:否定してる意味やなくて、何かね、入るときに一瞬、怖いみたいな。現代的ではない、でもそういう部分があるほうがドキドキしてしまうし、怖い先輩がいるとシャキッとするみたいな感じで。そういう、場所が持つエネルギーみたいなものが新宿LOFT、特にBarステージのほうは強いと思うんで。Barステージのほうで弾き語りをさせてもらうのが僕は初めてなんですけど、そんな場所で一緒にやれるのも楽しみですね、どうなるんやろう? って。
山岡:それで当日なんですけど……可能でしたら、1曲で良いので一緒に何かできないかなと思ってまして。
稲村:セッションね、やりましょ!
山岡:ありがとうございます! 前回、忍さんとはスピッツの「チェリー」と、安全地帯の「ワインレッドの心」をカバーしたんですけども、忍さんが「一緒にセッションすることで受け取るものもあるはず」って。お互いに候補曲を出し合って、曲を決められたら嬉しいです。
稲村:なるほど、何がエェかな。玉置(浩二)さんの曲をやったのであれば、CHAGE and ASKAとか……。
山岡:僕、世代的には通ってないですけど、CHAGE and ASKAをやってみたいです!
稲村:分かった、やろう!
山岡:あとはお酒も一緒に飲みながら、というところで。よろしくお願いします。
稲村:はい、どうぞよろしくお願いします!