昨年4月、「ライブハウスからもっと音楽を発信していきたい」という強い想いを抱え、ロフトグループ運営の音楽ライブハウス4店舗(新宿LOFT、下北沢SHELTER、渋谷LOFT HEAVEN、下北沢FLOWERS LOFT)にて16日間にわたって開催された、異種格闘技ツーマンライブシリーズの第2弾となる、『ATTACK FROM LIVEHOUSE 2』が開催される。ロフトグループならではの世代やジャンルを超えた、バラエティに溢れるアーティストたちの組み合わせが話題を集めてるこのシリーズ。11月24日(金)下北沢SHELTERでは、ニューロティカ×チャラン・ポ・ランタンのツーマンライブが決定! お互いにファンであることを公言する相思相愛の間柄ながら、ツーマンを行なうのは初めて。アツシ&カタルと、もも&小春による対談は、出会いや互いの魅力から、ニューロティカの海外進出計画、そしてあまりにも似すぎている両組の共通点の話題と、時間を忘れて大盛り上がり! ツーマンライブが楽しみになる、仲良しおもしろ対談をお楽しみください。(interview:フジジュン)
ももちゃんはあっちゃんのピエロメイクが似合う、数少ない一人(カタル)
──11月24日(金)、下北沢SHELTERにて『ATTACK FROM LIVEHOUSE 2 ニューロティカ×チャラン・ポ・ランタン』が開催決定! この2組でのツーマンは初めてですよね?
もも:そうなんです。以前、私たちが主催する『女をなめんなよスペシャル』(2014年)に出てもらったけど、ツーマンはなかったですよね?
アツシ:川崎クラブチッタでやった、ロフトプラスワンのイベント(2015年)でも一緒になったけど、ツーマンはないね。
──そもそもの出会いは、イベントでの共演なんですか?
アツシ:出会いは俺が個人的にチャラン・ポ・ランタンが好きで、ライブを観に行ってたら、田沼ちゃん(SMA)がいて。「何してるの?」って聞かれたから、「けっこう好きで見に来てるんだよ」って言ったら、田沼ちゃんも先物買いでライブに来てたみたいで、「さすが、目が早い!」って言われて。俺、やっぱり見る目あるなぁと思って。業界入って、新人発掘でもしようかな? と思ったもん(笑)。
もも:田沼さんは私たちがSMAにいた頃、ニューロティカと仲良いって自慢してて。「俺は5人目のニューロティカだ」とか言ってるから、「何言ってんだろ?」と思ってた(笑)。
アツシ:え、そんなこと言ってたの? 聞いてねぇぞ、そんなの(笑)。
小春:いるよね、そういうこと言うファン(笑)。
──あっちゃんがチャラン・ポ・ランタンが好きで、ライブに行ってたのは驚きです!
もも:でも、そのときは挨拶くらいで、すぐに共演することもなかったんですけど。イベントをやるって話になったときにお願いして、ようやく対バンできたんです。
アツシ:あの日は面白かったね~。
もも:面白かった! 一緒にコラボしたとき、「私もあっちゃんと同じメイクがしたい」って言って、ピエロのメイクをしてもらって。
──以前、カタルさんが、「ももちゃんはあっちゃんのメイクが似合う、数少ない一人」って言ってましたよね?
カタル:そう。いろんな人にあっちゃんのメイクやったけど、意外と似合う人っていなくて。
もも:自分で見てもめちゃくちゃ似合うから、「今後はこれで行こうかな?」と思った(笑)。
──わはは。その後、チャラン・ポ・ランタンが映画『あっちゃん』(2015年)のテーマソング「泣き虫ピエロ」を書き下ろしたりと、交流が深まっていきます。
アツシ:それも田沼ちゃんが「アイツらがあっちゃんのこと好きだっていうから、『曲作ってやれ』って言っといたよ」って言ってて。その後、すぐに曲ができてきたから、「え、ホントに作ってくれたの!?」ってびっくりしちゃった(笑)。あれは嬉しかったなぁ。
もも:やっぱり気持ちがあるとね、すぐに曲もできるんですよ。
──あっちゃんは最初、チャラン・ポ・ランタンのどこに惹かれたんですか?
アツシ:ロフトのスタッフが、「この子たち良いですよ」って勧めてくれて、サンプルCDを聴いたらハマっちゃって。ピエロだからというわけじゃなくて、やっぱり音楽ですね。楽曲もリズムも歌も声も全部いい! もう、全部が僕のワールドにハマりましたね。
カタル:普段は「音楽のことが全く分からない」って言ってるあっちゃんがこれだけ語るんだから、よっぽどハマったんだろうね(笑)。
もも:でも、映画『あっちゃん』とか見てて、私も音楽のこと全然分からないから。レコーディングのシーンで、「立ってるマイクじゃ歌えない」って言って、ハンドマイクで歌ってるのを観て、「めっちゃよく分かる」と思って。いまでこそ立ってるマイクで歌ってるけど、私も変わらず音楽のこと分からないし、感覚だけでやってるから。そういうところも似てるところあるなと思って。私、ホントに今も音楽のこと、全然分からないんです。
小春:うん、全然分かってない(笑)。レコーディングもすぐ飽きちゃうしね。
アツシ:一緒一緒! 俺も自分の歌入れが終わると、あとは任せてすぐに帰っちゃう。で、音ができてから「わぁ、変わったなぁ!」ってビックリするの(笑)。
もも:ウチもこの人(小春)がマルチで何でもやってくれるから、全部任せちゃってて。あっちゃんとカタルさんの関係性に似てるかも。
──あと、あっちゃんは「ももちゃんの歌声が日本一好きだ」って言ってましたよね。
もも:あははは、嬉しいな。
アツシ:やっぱ、歌謡曲っぽいっていうのもあるのかな? すごい好き。
カタル:こんなあっちゃん、見たことないよ。他のバンドと一緒にやるときも、リハも見やしないし。ここまで言うってのは、よっぽど好きなんだね。
アツシ:俺がチャラン・ポ・ランタンがすごい好きで観に行ってて、イベントで一緒にやったときにウチのお客さんが「あっちゃん、こういうの好きなんですね。分かります!」って賛同してくれたのも嬉しかったな。