新しい環境でやり抜くには壁をこじ開けていくしかない!
──最初のライブを新宿ロフトでやることになったのは? 個人的にも実に感慨深いものがありますが。
JACKie:それはやっぱり、NEW ROTEeKAの頃から凄いお世話になっていたしさ。
──当日、ロフトのスタッフにもお弁当を出すという話を聞いたんですけど。
JACKie:そうそう。でも、お祝いチケットが売れなかったら困っちゃうなあ(笑)。
梶原:それは大変だ~(笑)。
JACKie:でもね、今回、ご祝儀チケットを用意させていただいて、普段は陰で支えてくれているスタッフたちとか、もちろん出演者たちにも美味しいお弁当を食べてもらいたくてさ。都合でライブハウスに足を運べない方でもお祝い、労いに参加できるチケットなんで、ぜひご購入をよろしくお願いします!
──当日の音響スタッフは…。
JACKie:当然、西新宿のロフト組だよ。撮影も西新宿のロフトでお世話になった音響の息子さんが撮るって(笑)。
──完璧じゃないですか! そこまでの思いでロフトに臨むとは、今や僕も含めてなかなかいないです。
JACKie:俺、外へ出てわかったんだよね。音楽の世界を離れて、30歳を過ぎて新社会人になってさ。周りは年下ばかりだし、年下の上司にも怒られて。でも音楽もそうだけど、新しい環境でやり抜いていくには、こんちくしょう! 今に見てろ! って、ここでちゃんとのし上がっていかないとパンクじゃねえな! って思った。周りを気にすることなく、自分がしっかりやることやれ! って。そんなふうに自分で自分を鼓舞してたね、今回のイベントをやるのも、このバンドをやるのも。
──外へ出て初めてロフトでの経験なり、音楽シーンの環境なりを俯瞰できたという感覚ですかね。
JACKie:だから、俺なりにこうやるしかない、ってことだよね。もちろんずっと続けている仲間も素晴らしいと思うし、あらゆる葛藤も消化して、壁をぶち破っていってるわけじゃん。フィールドは変わったけれども、俺も壁をこじ開けていかないと先に進めないじゃん。
──ロフトの先輩たちはよく「やめる理由を失った」って言うんですよ。そんなことを後輩に言われても…とりあえずビールだけは差し出してますけど(笑)。
JACKie:でも今だってロックを聴き続けてるし、やり続けることは変わらないと思うんだよね。
──では最後に、皆さんのライブへの意気込みを聞かせてください。多分、皆さんそれぞれのファンの方もびっくりしていると思うんですよ。このメンツでバンドをやるの? とか。ですので、意気込みなり、ファンの皆さんへメッセージなりをお一人ずつお聞きしたいです。まずは和也くんから。
和也:僕は意気込みというよりも、まずこのメンバーで演奏できることに感謝しています。もの凄い経験だと思っていて、自分の音楽人生のご褒美だと思っています。申し訳ないですけど、僕が一番楽しませていただいている感じです(笑)。ぜひライブを観ておいたほうがいいと思います。
梶原:8ビートですね。もう、8ビートしかできないんで。よろしくお願いします。
JACKie:格好いい! メモっとこう(笑)。
ウエノ:俺も8ビートですかねぇ。でもホント、JACKieさんをお祝いする気は満々なんで。
JACKie:本番当日、コウジくんにもマイクを立てるから!
ウエノ:(笑)でもホント、頑張ります。
JACKie:じゃあ、TARSHI。
TARSHI:そうだねぇ…頑張ります。もう俺も8ビートで。
一同:(笑)
──わかりました。じゃあ最後に、JACKieさん。
JACKie:このフェスは本当にいろんな方々のおかげで何とかできるようになってね。対バンの方々然り、ロフトの関係者然り、こんな一個人の思いつきとプレゼンでさ。このメンツで、この対バンでお客さんたちもいろんな先入観もあると思うんだよね。でもそれはしょうがない。みんなそれぞれやってきているわけだから。でも、そんな先入観を持ったままでいいから観に来てもらいたい。それをぶち破れるくらい格好いい音だと思うんで。ぜひ遊びに来て欲しいなと思ってます。
──皆さんお忙しい中、ありがとうございました。
一同:ありがとうございました!
JACKie:じゃあ、こんな感じで本番のインタビュー行きましょうか?
一同:(笑)
──ちょっと~!(笑)
JACKie:それを待ってた! “ちょっと~!”で終わりたかった!
一同:(笑)