ツアー終盤にはレイラもしげちゃんの表情を読み取れるはず
──今回の“Homecoming Tour”では、両バンドのセッションを考えていたりしますか。
ごうけ:今のところ特に考えていませんけど…。
るみなす:何かやる?
有明:ファイナルに何か一緒にやろうよ、アンコールで。何やる? また「ジャージ」やる?
るみなす:何でもいいけど、レイラの曲は難しいから、やるなら簡単なやつをやろう(笑)。
ごうけ:他のバンドのコピーもまだしたことがないからね。
──そういえばみうらさん、言おうとしていたサバシスターの印象は思い出せましたか?
みうら:あ、えーと……。最初、ごうけさんがガールズ・バンドを始めたらしいと聞いたとき、るみなすさんもサポート・ベースの(サトウ)コウヘイさんも知り合いだったんですけど、「なちって誰なんだろう?」と思ったんですよ。唯一、なちさんだけまったく未知の人だったというか。
有明:未知のなち。韻を踏んじゃった(笑)。
みうら:「ジャージ」のMVで初めてお姿を拝見して、どういうバンドなんだろう? っていうのが想像していたのとまた違って、凄い新鮮でした。
有明:……やばいやばい。本当に大したこと言ってない(笑)。
▲しげちゃんとはいつも一緒
みうら:あと、衝撃だったのはしげちゃん(いつもごうけのそばにいるぬいぐるみ)なんですよ。ライブでなぜアンプの上に人形がいるんだろう? というのがまず謎で。そしたらライブ中に「しげちゃんです」っていう紹介の時間があって…。
有明:男の子で既婚者なんだよね?
ごうけ:うん。MVにも毎回参加してる4人目のメンバー。
みうら:そのしげちゃんがいつからいたんだろう? っていうのが不思議で。一番最初のライブから「しげちゃんを連れていこう」とはさすがにならないじゃないですか。
ごうけ:いや、最初からいたよ。
なち:一番最初のライブからいたし、そのときから「しげちゃん」って曲をやったよね。
ごうけ:そのライブの前、うちの家で打ち込みの作業をしてたときにしげちゃんを布団に寝かせてて、なちがそれを見て気になったみたいで。
なち:なんだこのぬいぐるみは? と思って、触れていいのか迷っていたら「しげちゃんだよー」って紹介されたんです。じゃあそのしげちゃんについて曲書くか…と思って曲にしました。
有明:優しい(笑)。ということは、しげちゃんが家で寝てたのをなちが見つけなかったらメンバーにはならなかったかもしれないってこと?
ごうけ:そうだね。
みうら:話が聞けて良かったです。しげちゃんって何者なんだろう?! ってずっと気になってたし、どっかのタイミングでスタジオなりライブなりに連れてこないとメンバーにはならないだろうと思ってたんだけど、家にいたんですね。相当気になるくらいの寝かせ方だったんですか?
なち:他にも人形はいたけど、なんかこう…オーラが(笑)。「なんかちょっと汚いね」って話をしようとしたんだけど、「みんなに汚いねって言われるんだよね」って感じでガチギレしてたから「あ、これは言っちゃいけないやつだ」と思って(笑)。
みうら:いつも一緒にいて、コンディションの良し悪しがわかったりするんですか?
ごうけ:めっちゃわかる!
なち:ずっと一緒にいると表情の変化がわかるよね。
るみなす:笑ってるときとかテンション下がってるときとかわかるしね。今日はけっこう機嫌がいいと思う。
ごうけ:具合が悪いときは凄い毛羽立ってるし、色もちょっとくすんでるから。
なち:ツアー・ファイナルの頃にはレイラの2人もそういうのがわかるはずだよね。
──では最後に、“Homecoming Tour”へお越しくださる皆さんにそれぞれ一言いただけますか。
なち:サバシスターとレイラはこうして話してると雰囲気が凄い似てるかもしれないけど、形にする音楽は同じ熱量があっても届くものがそれぞれ違うと思うし、そういう2つのバンドを一緒に見れる機会はめったにないし、自分たちもこうした機会があるのがとても嬉しいし、2つのバンドがぶつかり合うことで新しいものが生まれる瞬間をお客さんも自分たちも一緒に楽しめたらいいなと思います。
有明:素晴らしい! まとめはもうこれで良くない?(笑) (みうらに)これ以上のこと言える?
みうら:どの公演も凄く楽しみだし、横浜に出てくれるDr.DOWNERも仙台に出てくれる鉄風東京も凄いかっこいいバンドなんで、ぜひ見逃さないでほしいですね。
有明:……あのー、最後のコメントの順序、レイラとサバシスターを逆にしてもらえますか?(笑)