レイラとサバシスターによるカップリングツアー"Homecoming Tour"が3月18日(土)F.A.D YOKOHAMA、4月1日(土)仙台FLYING SON、4月14日(金)下北沢SHELTERで行なわれる(横浜公演以外は前売完売)。
レイラの有明(Vo, Gt)と みうらたいき(Gt)の出身地である横浜、サバシスターのごうけ(Ds)と るみなす(Gt)の出身地である仙台を巡り、最後は下北沢で2マンを敢行するというもので、ツアー・タイトルはサバシスターの なち(Vo, Gt)が命名。横浜はDr.DOWNER、仙台は鉄風東京がそれぞれ出演するなどゲストも豪華な本ツアーの開催を記念し、レイラとサバシスターの対談を"サバの日"(3月8日)にSHELTERで行なった。両バンドとも下北沢で出演最多のライブハウスはSHELTER、有明とごうけによる本ツアーの企画立案もSHELTERのバータイム、下北沢に来れば酒とコミュニケーションを求めてSHELTERに立ち寄るという、身も心もSHELTER愛に溢れたレイラとサバシスターに今回のツアーについて、互いの存在について、下北沢という街についてあれこれ語ってもらった。(Interview:椎名宗之 / Photo:ニイミココロ)
サバシスターの初ライブも初ツアーファイナルもSHELTER
▲左から、みうらたいき(レイラ Gt)、有明(レイラ Vo, Gt)、なち(サバシスター Vo, Gt)、るみなす(サバシスター Gt)、ごうけ(サバシスター Ds)
──今回の“Homecoming Tour”は、ごうけさんと有明さんの密約で決まったと聞きましたが。
有明:密約(笑)。でもまあ、そんな感じですね。
ごうけ:SHELTERのパブタイムで飲んでたときに、ツアー一緒にやろうか? ってノリで決めて(笑)。
有明:最初は地元へ帰ろうって感じでもなく、お互いの地元…「仙台いい感じだよ」「横浜もいい感じっすよ」みたいな話から始まって。いつだっけ?
ごうけ:けっこう前だよね。話は進んでたけど、日程が先になっちゃったので。
──“Homecoming Tour”というタイトルはなちさんが命名したとか。
なち:そうです。
るみなす:ここで決めたんだよね? フライヤーの撮影をしたとき。
──端的に言えば各自の故郷へ錦を飾るツアーといったところですか。
ごうけ:かっこいい! そういうことにしておきましょう(笑)。
──SHELTER愛に溢れたレイラとサバシスターならではのツアーと言えそうですね。
有明:SHELTERには思い入れがめちゃくちゃあるんです。ここで何度ワンマンをやったかわからないし、先月(2月20日)もアコースティック編成のワンマンをやったばかりだし。このバンドを組む前から知ってたライブハウスだったし、やる前は敷居が高くて、バンドをやる上でステップアップになる所というイメージがありました。
みうら:バンドマンにとって憧れのライブハウスですよね。
──サバシスターに至っては、初企画『鯖ノ壱』のツアーファイナルがSHELTERでしたよね(2022年9月29日)。
るみなす:初ライブがそもそもSHELTERだったんです。去年の3月15日(『DRIVE IN SHELTER』、共演はクモノワールとExtraVirgin)。
ごうけ:それもその年の1月に有明ちゃんの生誕祭があって、そこでよしむらーめん(SHELTER店長・義村智秋)と仲良くなって、「今度ガールズバンドをやるから出させてほしい」とお願いして決まったんです。それでサバシスターは初ライブがSHELTERになりました。
──サバシスターにとってはSHELTERが最多出演のライブハウスですか。
るみなす:そうかもしれない。定期的に出させてもらっているのは確かです。
──こうしたカップリング・ツアーは初めて?
ごうけ:サバは初です。
有明:私たちは初めてではないですけど、ライブハウス主催のツアーで二組が回る形は初めてです。
──そもそも両者はどんなつながりだったんですか。
ごうけ:私が前にやってたバンドの企画にレイラに出てもらってたんです。
有明:付き合いとしては3、4年くらいですかね。
──互いのバンドをどんなふうに意識しているのか聞かせてください。
有明:サバシスターを一言で言えば凄いなと。バンドの勢いも凄いし、ルックスも可愛いし、曲に中毒性があって頭から離れなくなるし…バンドの動きがちゃんと結果として伴ってるから凄いなと思って見てます。
みうら:いや本当に…その通りで。
有明:言うことを考えてきたんじゃないの?(笑)
みうら:サバシスターの印象はきっと聞かれるだろうと思って朝から考えてきたんですけど…全然思い出せない(笑)。
──では、思い出したら聞かせてください(笑)。サバシスターの皆さんはレイラに対してどんな印象を抱いていますか。
るみなす:私は個人的にずっと好きで、サバシスターの前にやってたサポートのバンドで知り合ったんですけど、その頃は会ったら挨拶する程度だったんです。当時から地に足の着いたかっこいいバンドだと感じていました。
なち:私は、自分が観に行ったバンドの対バンにレイラが出ていて知って、凄くかっこいいなと思いましたね。女性ボーカルのバンドってそれまであまり観たことがなかったんですけど、スカートを穿いて可愛い格好してるのに、ライブはロックで超かっこいい曲をやっていて。そのときめっちゃ前で観たのを覚えてます。あとから意外と身近な存在だったことに気づきました。
有明:サバシスターをやる前?
なち:うん。多分。
ごうけ:私も前から女性ボーカルのバンドが好きで、いろいろ聴いてる中でレイラも好きで聴いてて、前にやってたバンドのときに仲良くなってより好きになって。レイラの曲調や曲の世界観も好きだし、バンドの出す音も好きだし、ライブも他の女性ボーカルのバンドとは違う色を持ってるし、本当に好きなんです。
有明:あざーす。なんか照れちゃうな(笑)。