2014年より新宿LOFTを拠点とし開催してきた『ENDSCAPE』が、来たる2022年9月9日(金)に新宿LOFTにて18回目の開催を迎える。
"これからの時代を切り拓き、牽引していくに違いないアーティスト"を中心に、これまで多くのバンドが『ENDSCAPE』のステージで圧巻のパフォーマンスを披露し、開催後とにその日にしか巻き起こり得ない音楽同士の共鳴を味わわせてもらってきた。
個人的な話になり恐縮だが、『ENDSCAPE vol.18』は約5年半ぶりの新宿LOFTでの開催となり、今回は、クレナズム・尾崎リノ(Cody・Lee(李))・レイラ・Lucie,Tooといった『ENDSCAPE』史上初の女性ボーカリスト4組の珠玉のラインナップが新宿LOFTのステージに集結する。
日々最前線で戦い続ける4組の女性ボーカリストにそれぞれメールインタビューを行なった。(interview:横溝英梨)
萌映(クレナズム)
──音楽に目覚めたきっかけ、バンドを始めるきっかけとなった存在を教えてください。
萌映:リスナーとして目覚めたきっかけは、家族でドライブしていたときに流れていた車内BGMです。当時流行っていたドラマの主題歌や私の親世代の邦楽が中心でしたが、母の影響で宇多田ヒカルさん、お父さんの影響で徳永英明さんをよく聴いていました。
バンドを始めるきっかけになった存在はUNCHAINというバンドです。出会ったのは高校3年生くらいで、「ジャズやソウルミュージックってバンドサウンドで表現できるんだ」と衝撃を受けて大学で音楽サークルに入りました。そこで今のクレナズムのメンバーやシューゲイザーというジャンルに出会い、きのこ帝国やイツエをよくコピーしていました。どちらのジャンルも決して近しくはないですが、私のバンド人生で大きく影響を受けています。
──(女性ボーカリスト4組が出演するイベントなのであえて伺いますが)あなたの中の男性的な部分はどこですか?
萌映:自分で言うのも恥ずかしいですが、ご飯を誰よりも食べるところです。どのお店に行っても男子高校生が好きそうな味の濃いメニューばかり頼んでしまいます。
──『ENDSCAPE』というイベントタイトルにかけて、あなたにとって至上の景色・訪れると心が洗われるような大切な場所はどこですか?
萌映:福岡県にある門司港レトロです。私は北九州出身なので、家族や友達とよく遊びに行っていました。特に用事がなくてもそこにいるだけで心が満たされるような、どこか懐かしい雰囲気を感じる場所です。焼きカレー発祥の土地で、観光として行くのも楽しいですが、私は夕暮れの海を眺めながらぼーっとするのが好きです。
──最後に『ENDSCAPE vol.18』への意気込みと、ご来場いただくお客様へ一言お願いいたします。
萌映:対バンイベントなので、いろんな音楽に出会える日になると思います。新宿LOFTに出させていただくのも初めてなのでどんな音が出るライブハウスなんだろう、どんなお客さんが来てくれるだろうと楽しみにしています。来てくれる皆さん全員の目を見ながら歌います。クレナズムをどうぞよろしくお願いいたします!
尾崎リノ
──音楽に目覚めたきっかけ、バンドをはじめるきっかけとなった存在を教えてください。
リノ:ひとつに絞るのは難しいのですが、音楽をやりたいと思ったきっかけは中学生のときに同級生に教えてもらったそのとき流行りのバンドを聴き始めたことがきっかけです。
──(女性ボーカリスト4組が出演するイベントなのであえて伺いますが)あなたの中の男性的な部分はどこですか?
リノ:強いて言えば昆虫や生き物全般が好きでよく観察したり写真を撮ったり観に行ったりします。
──『ENDSCAPE』というイベントタイトルにかけて、あなたにとって至上の景色・訪れると心が洗われるような大切な場所はどこですか?
リノ:自然が豊かな場所に行くと自分が育ってきた場所には緑があまりなかったのもあり新鮮な気持ちで自分自身と対峙できます。
──最後に『ENDSCAPE vol.18』への意気込みと、ご来場いただくお客様へ一言お願いいたします。
リノ:9月の弾き語りはこれ一本なので楽しんで演奏したいと思います。よろしくお願いします。
有明(レイラ)
──音楽に目覚めたきっかけ、バンドを始めるきっかけとなった存在を教えてください。
有明:音楽に目覚めたきっかけは母からお下がりでもらったYAMAHAのピアノで、バンドを始めるきっかけになった存在はゆらゆら帝国です!
──(女性ボーカリスト4組が出演するイベントなのであえて伺いますが)あなたの中の男性的な部分はどこですか?
有明:食事の好みはかなり男性的です。あと、バンドメンバーとご飯行くといつも食べ終わるのが一番最後で申し訳ないので普段からできる限り早く食べるようにしているんですけど、他の友達とご飯行くと食べ終わるの一番早かったりします。普段男性メンバーと共に過ごしているのでそういう細かい部分が生活に染み付いていたりします(笑)。
──『ENDSCAPE』というイベントタイトルにかけて、あなたにとって至上の景色・訪れると心が洗われるような大切な場所はどこですか?
有明:最近見た至上の景色は5月に行った自主企画のときに新宿ロフトのステージから見た景色と、コロナ禍で見た打ち上げ花火です(笑)。
──最後に『ENDSCAPE vol.18』への意気込みと、ご来場いただくお客様へ一言お願いいたします。
有明:先ほどお話した自主企画の日にヨコミゾさんに新宿ロフトのブッキングに出たいです! とお願いしたことから今日のことが決まったので、個人的にはかなり思い入れのある1日です! 迷っている方は全員来てみてください!