気持ちが一つになってできた作品
――言語を選ばずに楽しむことができるので、より多くの方に楽しんでもらえる作品になるのではと思っています。説明はほぼない作品ですが観ていてガッと心を掴まれました。
リンリン:やった!この作品を観ていただいたみなさんもそうなってもらえると嬉しいですね。
――タイトル『VOMiT』の意味するように、作中では本当に吐いているシーンもありましたね。
リンリン:あれは作ってもらった吐瀉物なんですが、それで吐く練習をさせてもらいました。その時に山田監督ももらいゲロをしそうになっていたので面白かったです。
――演技も大丈夫じゃないですか(笑)。
リンリン:どうでしょう(笑)。最初は本当に不安しかなくて、タッグを組む監督が話もできない怖い方だとどうしようとも考えていました。撮影を終えて映画が完成した今は、何でもやってみたいなと思っています。
――そういう面でも殻を破ることができたんですね。
リンリン:そうですね。本作ではさらに嬉しいこともあって、本当に幸せな作品になっています。
――それは何ですか。
リンリン:私はファッション系のお仕事もさせてもらっているのですが、そのきっかけを作ってくれたスタイリストの友達に私の衣装をコーディネートしてもらっています。いつか恩返しをしたいと考えていたので、本作で恩返しができたので嬉しいです。
――リンリンさんと作品を作り上げようという方たちが集まって、だからこその一体感でこの作品ができたんですね。
リンリン:私は「6作品の中で一番カッコいいものにしたい。」と言っていたので、みなさんともその気持ちが一つになってできた作品になっていると思います。『VOMiT』はyahyelさんがカッコいい曲を書き下ろしてくださって、山田監督の幻想的で綺麗な映像も合わさって本当にカッコいい作品になっていると思います。そんな綺麗な映像と音楽をでっかい映画館のスクリーンで体感してほしいです。
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