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INTERVIEW

トップインタビュー細野修平(昴珈琲店) - ロフト創業50周年の架け橋となるべく、初のロフトオリジナルブレンドコーヒーが誕生!

ロフト創業50周年の架け橋となるべく、コロナに負けじと新宿ロフト第2弾ドネーショングッズ公開! 初のオリジナルブレンドコーヒーが誕生!

2021.01.14

 新宿ロフトの支援プロジェクト「Forever Shinjuku Loft」からドネーショングッズ第2弾として初のオリジナルブレンドコーヒーが誕生。今回このコーヒーブレンドの制作を担当してくださった広島県呉市にある老舗コーヒー専門店「昴珈琲店」のオーナー細野さんに取材を敢行し、どんな思いを持って新宿ロフトのコーヒーをブレンドしていただいたのかじっくりと伺いました。
 ご購入の参考にもどうぞ。コーヒーがお手元に届きましたら一緒に楽しんで頂けたら幸いです。それでは前編をお楽しみください。[interview:樋口寛子(新宿ロフト)]

新宿ロフトは僕にとって伝説のライブハウスだからです(細野)

 
樋口:昴珈琲店とご縁を持つことができ、今回、新宿ロフトオリジナルブレンドコーヒーが誕生いたしましたが、昴珈琲店さんがなぜ新宿ロフトのコーヒーをブレンドしようと思ったか聞かせてください。
 
細野:単刀直入に言うと、新宿ロフトは僕にとって伝説のライブハウスだからです。86年に上京し、その時に伝説すぎて怖くて近寄らなかったライブハウスだったからというのがありますね。まずはそこが一番大きいです。
 
樋口:細野さんにとって伝説のライブハウス・新宿ロフトのコーヒーをブレンドするにあたって、どんなコーヒーにしたいと思いましたか?
 
細野:新宿ロフトは、東京のど真ん中、最もでかい街のライブハウスの印象がありました。田舎の人は東京の人に、「クールで冷たいよね」的な印象がありますが、それはちゃんと個人を持っているということだ、と上京してわかりました。とても熱いものがあって、長くやられているからこそ日本の音楽シーンにはなくてはならない存在。だから、ベースにならないといけないし、ちょっと複雑な味を表現したいと思いました。僕はロックが好きですが、ロックだけじゃなくいろんな音楽が集まるロフトは、いろんな味を集めて一つの味を創り出すというところでブレンドコーヒーとの共通項があります。ブレンドというのは最も自分が得意とするところなので、そういったものを表現したいというのがありましたね。
 
樋口:ブレンドでも苦味が強かったり酸味が強かったりと、いろいろなパターンがあると思いますが、新宿ロフトのコーヒーをブレンドするにあたって特にこだわった部分を教えてください。
 
細野:いろんな人が新宿ロフトに来るから、間口は広いけど迎合しないというか、一本筋が通っているからこそ50年もやっていると思うんです。コーヒーを飲んだ時に、「こういう味のものを創り出してみたいな」と思ってもらえたら…と思いました。新宿ロフトはいろんな人の目標でもあったりするので、象徴的であり飲み手を選ばず、飽きがこないようにして、飲む人によっていろんな顔を見せられるようなイメージでブレンドしました。
 
樋口:実際ブレンドしてみて大変でしたか? 
 
細野:楽しかったですね。そもそも音楽を聴いたり本を読んだりするとコーヒーの味がバッと頭に浮かんでしまうタイプなので、伝説過ぎて行けなかった新宿ロフトに、「ここで呼ばれるのか」と思いましたし、変な運命的なものも感じました。
 
樋口:私たちも、「ブレンドコーヒーをオリジナルで創ることができるんだ」と驚きました。普段から愛飲しているので、「どんな味になるのだろう」と本当に楽しみでした。実際に何回か試飲のやり取りしているうちに、「こういう感じになるのか」と思ってワクワクしていました。新宿ロフトのスタッフみんなからも、「美味しい!」と評判が良かった味を支援者の皆さんに提供出来ることは本当に嬉しいです。
 
細野:実際に新宿ロフトに足を運び、楽屋に入ると独特な匂いがあるでしょう。今回、コーヒー制作のご依頼を頂いて、頭の中では半分できていたのですが、楽屋に入ってコーヒーのピースがもうガチャンとハマって、これしかないなと。コーヒーのベースは奇をてらったことはやらないですね。「これ日本の音だぜ」と新宿ロフトから発信されているものが多く、僕らも日本人が作るコーヒーだということにはすごくプライドを持っているので、実際に新宿ロフトに行った時にピースがハマっている感じがしましたね。
 
樋口:歌舞伎町に移転した新宿ロフトに実際に足を運んだ感想はどうでしたか?
 
細野:共通していろんなライブハウスに言えることは、結局、未完成なものが見たいということです。まだ名もなきバンドや名前もついてない音、世に知れわたっていないものを見られる感動は呉じゃ難しいです。特にインターネットなんて影も形もなかった1986年の高校を卒業した時の僕には、まだ売られてない音楽を聴けることは独特の経験じゃないですか。そういう意味でやっぱり、「東京」っていうのはあるかもしれないですね。
 
樋口:西新宿時代の新宿ロフトには行ったことはありますか?
 
細野:当時の自分からすると、本当にライブハウスを知っている人じゃないと、「新宿ロフトに行っちゃいけない」みたいな感じがありました。出演している人たちが半端ないじゃないですか(笑)。
 
写真1.jpg

あの頃の自分に言ってやりたいですよ(細野)

樋口:若かりし頃は足がすくんでハードルが高い場所ではあったライブハウスから、時代を経てコーヒー依頼がくるってすごい話ですよね(笑)。
 
細野:あの頃の自分に言ってやりたいですよ。例えば、普通に大ファンとして聴いていたhideさんの曲をコーヒーでトリビュートをしたり、学生時代に散々読んでいたバイク雑誌に自分が連載を持つことになるなんて思いもしなかったです。
 
樋口:hideさんのコーヒーブレンドは長年やられているのでしょうか?
 
細野:2004年の七回忌の会葬返礼品で終わる予定でした。気合い入れて作ったコーヒーが、「美味しいからまた飲みたい」と言って頂いてご要望があって、七回忌の『HURRY GO ROUND』から始まって『Pink Spider』、『ever free』という一連の流れがありましたね。
 
樋口:hideさんのコーヒーも楽曲のイメージから膨らませてブレンドしたのでしょうか?
 
細野:hideさんのコーヒーは『HURRY GO ROUND』から始まって、『Pink Spider』が十三回忌、築地本願寺で、ということだったんですよ。両方楽曲のイメージです。『ever free』は、楽曲よりPVのイメージですね。あのPVの中に混ざって一緒にぐちゃぐちゃやりたいみたいな感じの味にしました。10年経った今また聴くと当時とは状況も変わりますよね。でも音楽って賞味期限はないので、今の子供らが聴くとかっこ良く疾走感もあって、何年も前の曲に思えないみたいな。コーヒーもそうありたいなというのはありますよね。
 
樋口:購入されるファンの方からはどんな反応を頂いていますか?
 
細野:とても好意的です。本当に僕がhideさんのことが好きだったとわかっているというか。hideさんが生前ご自身のラジオ番組で、「日本のコーヒーは美味いんだよ! 頑固そうな親父の店で飲むコーヒーの方が美味い!」と言っていて。それがすごく印象的に残っていて涙が出ましたよ。 
 
樋口:パッケージもhideさんをイメージしやすく創られていますけど、パッケージのこだわりはいかがでしょうか?
 
細野:ファンの人達が見たらニヤッとするようなものですかね。「この人はhideをわかっている!」というのを素直に出せればと思っていますね。七回忌の時からスタートした「イエローハート」はひとつのアイコンですね。『ever free』は、ファンが見るとhideさんっぽいイメージですかね。色味なんかはセカンドアルバム『PSYENCE』のビジュアルからちょっと未来的な蛍光色を多用したサイエンスツアーみたいなところ。hideさんでも前期と後期があるので意識しました。
 
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LIVE INFOライブ情報

新宿ロフト発信の支援プロジェクト「Forever Shinjuku Loft」
 
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■プロジェクト期間:2020年12月23日(水)12:00~2021年1月27日(水)23:59
■プロジェクトURL: https://wizy.jp/project/553/ 
■主なアイテム/価格
・ロフトオリジナルブレンドコーヒー・フレッシュバッグ4Pスペシャルパッケージ仕様
2,800円(税込)+送料 520円
・ロフトオリジナルブレンドコーヒー・Co2バリアボトルレギュラーコーヒー2本セット
4,500円(税込)+送料 900円
※サポートには、 クラブレコチョク会員登録/ログインが必要です。 
※配送予定:2021年3月下旬~4月上旬予定。 
※その他詳細は、 WIZYプロジェクトサイトをご覧ください。
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