僕らを知ってるつもりになっている人に聴いてもらいたい
──アルバム・タイトルは『激戦区2020〜わたしたちの盤です〜』ですけど、このタイトルになったのは?
横山:4人ともそれぞれ個性があるラーメン屋みたいだったから。「ラーメン激戦区」をイメージして付けたんですよ。
──横山さん、自分たちの活動をラーメン屋に例えるの好きですよね。昔のインタビューでもありましたよ(笑)。「激戦区」ということは、みんながライバルというイメージですか?
植木:そうですね。みんな同期だからライバルですよ。あと少しで売れそうで売れなかったというか。
──この何年もの間、刺激を受け合いながら切磋琢磨している感じはありますね。みなさん20年以上音楽に携わっていて、そういう人たちが一緒に1枚の作品を出すのは面白いことだと思います。仲良しこよしだけで1枚になったわけでもないというのも分かりましたし。
植木:聴いてもらいたいですよね。僕らのことを知ってるつもりになっている人にも聴いてもらいたい。
星野:僕は今年、本厄なんです。植木くんもマッチーも同い年なので本厄だと思うんですけど、厄年ってどういう年かというのを調べて一番しっくり来たのが、人生も折り返したなと感じることが多くなる年らしいんです。それが僕の場合は、その人生の折り返しで、ずっと出してなかった音源を出せるのですごく感慨深いんですよ。
横山:4人に接点があって、そのタイミングでうまく2019年の年末を切り取ったドキュメントという感じ。ぜひ今後もそれぞれに注目していただきたいです。