憧れの新宿LOFTでライブをやれる喜び
──新宿LOFTの出演は先日の『ACTOR'S NIGHT 2019』が初めてでしたか。
大森:『ACTOR'S NIGHT 2019』が初めてでした。(中村)獅童と仲野茂師匠の高樹町ミサイルズ、浅野(忠信)君のSODA!、田口トモロヲさんのLASTORDERZと共演できて楽しかったですよ。『アイデン&ティティ』や『USB』で共演した峯田(和伸)君もゲストで出てくれましたし。
──新宿LOFTにはどんなイメージを持っていますか。
大森:僕らの世代にとっては伝説のライブハウスですよ。BOOWYもブルーハーツも出ていて。
塚本:白と黒の市松模様の床がすごいインパクトでしたね。欲を言えば前の場所でライブをやってみたかったですけど。
山崎:僕らは福岡だったので、知ってるライブハウスと言えばLOFTや磔磔、eggmanとかで、特にLOFTは憧れでした。
大森:僕は中2くらいの頃に阿佐ヶ谷に住んでいて、自転車でLOFTを見に行くだけというナゾの行動をしたことがあります(笑)。「ここがLOFTかぁ…」って。その憧れのLOFTでライブをやれるなんて嬉しい限りです。
──結成5周年ということで、今年は新たな音源を発表する予定はありますか。
大森:資金と時間がまとまらないのでまだ何とも言えませんけど、レコーディングは何曲かしています。歌を録ってないのもいくつかありますし。曲自体はすぐに出来ちゃうんです。「1週間のうちに2曲お願いします」と言われれば何とかしてしまいますし、今まで書き溜めていた曲もありますから。
──大森さんがいま唄ってみたいことはどんなことでしょう?
大森:テレビやニュースを見て不満に思うこととかです。あとは何だろう、僕らの世代は疲れている人が多いので、元気になってもらえるようなこととか。
──直近の夢や目標はどんなことでしょうか。
大森:大きい所でライブをやってみたいです。武道館と言わないまでも、野音とか。モッズみたいに雨が降ったりして。
山崎:雨はむしろ降ってほしいですよね(笑)。
大森:ライブに合わせて「激しい雨が」って新曲を作ってみたりして。
塚本:なんか聞いたことのあるタイトルですけど(笑)。
山崎:僕は武道館でやってみたいですけどね。ツアー・ファイナルで武道館。それも即完するところまで行きたいです。
──BLAZEのワンマンで大森さんが「武道館も夢じゃないね!」と話していましたよね。
大森:すぐそういうことを言うんです。やっぱりヒット曲を出さなきゃダメかな?(笑)
塚本:僕ももっとデカい所でライブをやってみたいですけど、時間をかけたレコーディングというのもやってみたいです。曲によっては4人以外の音を入れたりするのもいいだろうし。
──「夜の雲」でバイオリンをフィーチャーしたみたいに。
大森:ああいうのをもっとやっていきたいです。キーボードやホーン・セクションを入れてみたりして。
長野:そういうのは僕もやってみたいですね。
大森:これまではこの4人だけでやれることを突き詰めてやってきたんですが、もうそろそろいいかなと思って。今はもっといろんなことをやりたいんです。引き算の発想で、史朗と僕だけでアコースティックの曲をやってみるのも面白いと思いますし。
──では最後に、月に吠える。の音楽にまだ触れたことのない人たちにメッセージをいただけますか。
大森:ぜひライブを観に来てほしいです。あと、皆さんの耳に届くようにラジオとかにも出るように頑張るので、この4人のオジサンたちのことをちょっとでも気にかけてもらえたら嬉しいです。まだまだこれからイケイケドンドンで行きますので。イケイケドンドンって、その言い方がまず古いですけど(笑)。