カバーからオリジナルへ
――そんなおとフラさんにLOFT9に出て頂いたのは、4/24吉田豪さん・南波一海さんのイベントで、ライブを初めて拝見したんですけど、すごくよかったし、トークも抜群の安定感でしたね。
紗倉:あの時、吉田豪さんに会う前に、めっちゃ緊張してて……。
――え、どうしてですか?
紗倉:これは豪さんにも言ってるんですけど、私たちがまだ80年代のカバー曲をやっている時に、豪さんがtwitterで当時のおとフラの曲のことをよくない方に書いていたのを見つけたことがあって、その時、豪さんのことをあまり知らなくて、“なにこの人!”と思って、ブロックしたことがあったんですよ。で、その後にインタビューでお会いすることがあって、終わった後に豪さんから「実は紗倉さんからブロックされてるんですよ」って言われて、私、豪さんをブロックしているのを気付かぬまま、普通にインタビューを受けていて……。お会いするのがそれ以来だったので、どうしよう、なんて言われるかなと思ったら、すごい曲を褒めて頂いたんで、超ホッとしたんですよ。
――オリジナルに方向転換して、正解だったんですね。
紗倉:そうですね、それでわだかまり? が解けたというか(笑) 豪さんの名前を聞く度に、そのことを思い出します。豪さんはクラウドファンディングにも参加してくれていますし、ツイッターとかでも褒めてくださっていたり、本当に感謝です。
――オリジナルのCD-Rが付いてくると聞いて、南波さんがステージ上で、クラウドファンディングに参加してましたね(笑)。
小島:その場でやってくれると思わなかったからすごく嬉しかったです。ステージでやって下さったおかげで、その場にいたお客さんも参加しやすくなったと思うんですよ。おかげさまで目標額も達成できて、今回このCDも発売することができました。
――そもそもカバー曲からオリジナル曲に変えるキッカケって何だったんですか?
紗倉:元々はAVファンの方たちに向けてやっている意味合いが強くて、オリジナル曲も出したいというのはずっと2人の中であったんですけど、なかなか方向性を変えるキッカケがなくて……。そんな折に今の運営の方々からオリジナル曲をやってみませんか? というお話を頂いて。今後オリジナルを歌っていくにあたって、私たちの意見も聞いて下さって。どんな曲が好き?とか、どういう感じでやっていきたい?とか、誰とコラボしたい?とか。
――そこで話はあったんですか、細川ふみえをやりたいんだ、みたいな。
小島:あ、言ってたのかもしれない(笑)。
紗倉:その時もたぶん同じ反応だったよ、細川ふみえさん? って(笑)。
(ここで運営(小土井さん・我妻さん)が到着)
――今ちょうど、皆さんの出会いの話をしてたんですよ。初めておとフラさんを見た印象って覚えてますか?
小土井:もちろん覚えてますよ。僕がライブで初めて見たのが『後から前から』のパフォーマンスで。
小島:思ってたのと違ったんじゃ??(笑)
小土井:いや、違うとは思わなかったですけど、振り付けとか含めてちょっと不思議な感じはしました、こういう世界観もあるんだな……的な。そういえば、ミュージックビデオも、今までに見たことないタイプのもので、これは何だろうと考えた時に、AVの撮り方なんだと気づいて。照明とか、全アングルに焦点が当たっている感じとか、髪型とか、発見したときは嬉しかったですね。
我妻:あえてやってるとしたらすごいですよね。
紗倉:いや、あえてじゃないです(笑)。
小島:でもこういう経験があったからこそ、今の活動をすごく有難いと思えるし、当たり前じゃないんだと思えるし、頑張ろうと思える。色々あったけど、経験してよかったと思います(笑)。
フェスに出てみたい
――今後の目標はありますか?
小島:色んなアーティストさんを見てみたいという気持ちがすごくあって、勉強というか吸収できるものが一杯あると思うんで、フェスとかに出てみたいですね。
――いいですね! それこそLOFT9に出てもらった後に、TRUSH-UPさんのイベントで渋谷wwwに出たり、新宿LOFTに出たり。だから今後、ロフト界隈の人たちとも絡む機会がドンドン出てくるだろうなと思って。
紗倉・小島:やりたいですー!!
紗倉::それこそ、ここみんのバンド(メスコランサ)と、いつも一緒に何かやりたいなーと思ってるんですよ。
――メスコランサと、ベッド・インとか、一緒に対バンしたら楽しそうですよね。
紗倉:前にロフトの白井さんがやったフェスあったじゃないですか(2016.5.30『白井なりの新宿LOFT』)、あのメンバーとかも凄かったですもんね、すごいジュワリました(笑)。
小島:私たちもさりげなく入っていきたいね。
紗倉:さりげなく“おとフラ”みたいな(笑)。
――きっと存在感出ちゃうと思いますけど(笑)。ぜひ今後楽しみにしてます!