小島みなみ・紗倉まなによる音楽ユニット・おとといフライデーが、ニューシングル『もしやこいつはロマンチックのしっぽ/いいビーサン』(両A面シングル)をリリース。前作のトリプルファイヤー、マキタスポーツに続き、今作も柴田聡子、石田ショーキチ、アイン(NATSUMEN)ら、豪華制作陣が集結。とにかく楽曲が素晴らしいので、セクシーアイドルだからとか変な先入観は捨てて、是非聞いてみて下さい!【interview:石崎典夫(LOFT9 Shibuya)】
目標は細川ふみえさん
――新曲『もしやこいつはロマンチックのしっぽ/いいビーサン』、聞かせて頂きました。どちらもいい曲ですね。
紗倉まな(以下:紗倉)&小島みなみ(以下:小島):ありがとうございます!!
――前作の『私ほとんどスカイフィッシュ』も大好きで、LOFT9の開場時間とかにいつも掛けてたんですよ。
紗倉・小島:えー! うれしー!
――運営の方にもすぐ言いましたよ、めちゃくちゃイイ曲ですねって。その時に運営さんから、「細川ふみえさんのアルバムみたいなのを作りたいんです」って言われて。
小島:ふみおさん? だれー?
――ふみえさんです(笑)。元々グラビアをやっていて、『ギルガメッシュないと』の司会をやっていたんですけど。
紗倉:あ、聞いたことあります!
――1992年に1枚だけオリジナルアルバムを出して、2010年にベスト盤を出してるんですけど、凄いメンバーが参加してて、電気グルーヴとか、小西康陽さん、大槻ケンヂさん、森若香織さん、朝本浩文さんとか、皆が細川ふみえさんに合いそうな楽曲を提供してて、どの曲もぶっとんでたんですよ(笑)。だから今、トリプルファイヤーとか、柴田聡子さんとかに、色んな方に曲を提供してもらって。
紗倉:あー、今ようやくわかったね(笑)。
小島:つながりましたー。
――繋がりましたか(笑)。
小島:すごい、めっちゃうれしいです。
紗倉:点と点が繋がった感じです。
――よかったです、曲のテイストは今の所、全然違いますけど(笑)。
小島:たしかに豪華な方に作って頂いて、どの曲もすごく良くて、お客さんからも曲を褒めてもらえるようになりました。
――お二人にも合ってますよね。レコーディングの際に、作り手の方とお話されたりもしたんですか?
紗倉:吉田さん・鳥居さん(トリプルファイヤー)は練習のときからずっと来て下さって、マキタスポーツさん、柴田聡子さん、石田ショーキチさん、アインさん(NATSUMEN)もレコーディングに立ち会って下さって、色々とご指導というか優しい感じで、ここはこういう風に歌ったらいいよとか、アドバイスして頂いたり。特に吉田さんと鳥居さんに関しては、“おとフラ”初めてのオリジナル曲だったので、一緒にイベントに出て頂いたりとか、かなりお世話になりました。
小島:吉田さんはレコーディングの時はあまりしゃべってくれなかったんですよ。「どうでしたか?」って聞いても、「はい、すごく良かったです」だけで、もうちょっと何か言って下さいと思って(笑)。めっちゃ褒めてくれる人ってイメージでしたね。
――歌の練習って、仮歌が入ったデモを聞きながらやるんですか?
小島:そうですね、『私ほとんどスカイフィッシュ』は吉田さんの歌が入ってたんですけど、ちょっとよくわからなくて(笑)、男の人の声だから、全然イメージが付かなくて……。
――吉田さんバージョンがあるんですね、聞いてみたいです(笑)。
小島:歌詞もすごく不思議で、男の人なのに女性口調で歌ってるから、うわーなに、どういうことー? って(笑)。でもいざ曲が出来た時に、すごくオシャレだし、クセになると思いました。
紗倉:何度でも聞きたくなる中毒性がありますよね。