去年12月から活動開始(開園)したふゆのどうぶつえんは、今年7月3日に新しいシングル『カスタムエイジ/ヒガリズム』を発売! 限定100枚で販売していた手書きジャケットのCDはすでに完売。次回、8月17日にNaked Loftでイベント「ふゆの夏祭り」も開催!
アイドルの存在としての魅力も持つ彼女たちは今、(エア)バンドとして注目を浴びている。ただかわいいだけではなくて、それぞれの個性がとても際立つグループだ。
今回はメンバーのvo,baひとみさん、vo,gtしじみさん、vo,gtあゐくさん3人にお話をお伺いした。[interview:日野弘美/指中晶夫(Naked Loft)]
何かやろう、で始まった
ーー「ふゆのどうぶつえん」を組んだきっかけは?
ひとみ:私とリカ(園長)は前から仲が良くて、前のグループ(青山☆聖ハチャメチャハイスクール)を辞めたばかりの時に、「何か始めようよ」とリカと話していたら、5時間も話しちゃったんです。ずっと「何かやろう、何かやろう」だけで(笑)。具体的なことはあんまり話さなかったんですけど、バンドがやってみたかったので、「バンドをやろう」とだけは決めたんです。でも私、楽器が弾けないので…(笑) エアバンドで活動をすることにしました。メンバーは、同じ原宿の古着屋「NESIN」で働いている仲良しの2人に声をかけました。
しじみ:最初にLINEで「エアーバンドについてどう思う?」って聞かれたんですよ。そこで私が賛成したので参加が決まりました。でも私、高校生の時にバンドをしていたので、本当はギター弾けるんですよね(笑)。バンドをやっていた時期に、私のギターに「しじみ」って名前をつけたので、本当はギターの名前なんですよ「しじみ」って。だから、ギターはしじみのしじみってことですね!
あゐく:私は高校生の時に大阪でアイドルをやっていて。それを辞めてから上京してきました。私も、もともと活動をするのが好きなので、やってみよっかなと返事をして参加が決まったという感じですね。
ーー三人の他に”園長”の、美月リカさんの存在とはどういうものですか?
ひとみ:活動面で言えば、プロデューサーということですね。活動の方向性や自分たちの音楽の話をします。でも、仲が良いので呼び方は、”美月さん”や”リカちゃん”ではなくて、”リカ”って呼びつけですね。なので、リカの友達の前で「リカ」って呼ぶと驚かれます。私、生意気なのかな(笑)。
しじみ:裏でボコボコにされるよ(笑)。
あゐく:園長に(笑)。あ、最初の園長のコンセプトはニューヨークのヤンキーだったんですよ!
取材の日の三人はバラバラで、それぞれ好みの服装だったが、ライブでは色違いのジャージを着ている。「ジャージはステージ衣装なんです。夏は熱くて大変です」と笑いながら話す三人。そんな彼女たちが原宿の古着屋で働いていたのは驚いたが、さらに驚いたのは彼女たちがお酒好きなところだ。
ーー自分たちのライブで何か思い出すことは?
しじみ:みんな、お酒が好きなので、お酒を飲みながらライブをします。でもライブが始まる前からキメてるよね(笑)
ーーライブ中に飲むんですか?(笑)
しじみ:はい。つい飲んじゃいますね(笑)。昼と夜にライブがあった時は夜だけ飲むんですけど、昼と夜では、ライブの雰囲気が全く違います。
ーー声が出なくなったりしませんか?
ひとみ:楽曲自体もアイドルと比べたらキーも低いので、しっかり歌えるし。お酒の影響は歌には全然出ません!
あゐく:普段は氷結とかを飲んでるんですが、舞台にはスミノフとかカッコつけたお酒を持っていきます(笑)。舞台に立っている間にもガンガン飲みます(笑)。
ひとみ:だから他の出演者にちょっと引かれたり、後ろ指されたりしますね…。
しじみ:「大丈夫?」って心配されたりね(笑)。
あゐく:一回、お酒を飲みすぎて、ステージ上でしじみがめっちゃ泣き出して、それにつられてひとみも泣き出すライブもありました(笑)。
ひとみ:あれはすごかったね(笑)。
しじみ:すごく泣いた。泣いた理由は言いたくないけど…(笑)。
あゐく:あの日、私もいい感じに酔えていたんですけど、二人の姿を見てしっかりしなきゃって素面に戻りましたね。三人の内、誰か一人はしっかりしてるんですよ。だからこの日は私かな…って感じでした。