Rooftop ルーフトップ

INTERVIEW

トップインタビューアサミサエ(Rooftop2015年10月号)

Wiennersへ電撃加入したシンガー・ソングライターの独占初インタビュー!!

2015.10.01

 今年5月、Wienners再始動と同時に新メンバーの加入が発表された。Keyとして加入したのはアサミサエ。ソロでシンガー・ソングライターとしても活動してきた彼女だが、その存在自体を知らなかった人も多いのではないだろうか。多くの情報がベールに包まれたままの彼女が下北沢SHELTERで10月8日(木)にソロでの企画を行なう。RooftopではWienners加入の裏話から、ソロ活動の内容まで、彼女の人生初となるインタビューを行なった!(interview:義村智秋&上里 環[下北沢SHELTER])

Who is Sae Asami?

──アサミさんはインタビューを受けるのが今回初めてだそうですね。
アサミ:初めて。本当に初めてです。緊張していますが、自由に答えたいと思います。
──ご自身のソロでは以前から活動されていましたが、今年Wiennersに加入して、最近はどうですか。
アサミ:バンドのほうでいっぱいいっぱいになっています。忙しいですね。曲を覚えたりとか。ツアーとかもやったことなかったので。
──Wienners加入のきっかけはどんな感じだったんですか。
アサミ:玉屋2060%さんに直接声をかけられました。以前、私が吉祥寺WARPで働いていた時からよく出演していたので一方的には知っていたのですが、向こうが大先輩に当たるので、当時は声をかけられませんでした。私は知らなかったのですが、ソロでの活動を気にしてくれていたみたいで、去年O-EASTで行なわれたWARPの15周年企画『FAMILY』で共演した時に声をかけられて、後日お茶することになりました。まさか自分に声がかかるとは思っていなかったので、本当に驚きました。
──同時進行での活動は忙しそうですね。
アサミ:常にソロもバンドも練習をしないといけないので、とにかく忙しいですね。Wiennersの時のほうがいいねって言われるのも、ソロのほうがいいねって言われるのも、今はどちらもイヤなので、とにかく頑張るしかないって思います。ソロとバンドでそれぞれできることを模索中ですね。Wiennersでも曲を書いていいよって言われているんですけど、他人に曲を書いたことがないので今はどうしていいか迷っています。
──特に苦労されている点はどんなところですか。
アサミ:シンセサイザーやサンプラーに触ったこともなかったんで、まずは慣れることが大変です。戸惑いながらの加入でした。
──Wiennersに加入してから、ソロの曲に変化は出てきましたか。
アサミ:いえ、全然変わっていないです。ゆくゆくはサンプラーとかも曲に取り入れていきたいと前向きに考えています。新しく買ったキーボードもサンプラーが内蔵されているので、どんどん使っていきたいです。
 

タワーレコード・パワープッシュ! 初の全国流通盤『サヨナラグッバイ』

──新作『サヨナラグッバイ』が初の全国流通となりますが、今まではどのような活動をしてきたのでしょうか。
アサミ:これまでの音源はライブ会場物販の手売りのみでした。ある関係者の方がライブを見てとても気に入ってくれて、タワーレコードの方と繋いでくれました。結果、タワーレコードの方も協力してくださって全国34の応援店舗がつくことになり、とても心強いです。
──表題曲の「サヨナラグッバイ」はどんな曲ですか。
アサミ:聴く大半の人がラブソングだと捉えると思うのですが、私はそういうつもりではなく、“仲間との別れ”みたいな感じで実体験を元に書きました。当時の職場の先輩が、結婚して子どもができて実家に帰っていく際の送別会で唄う用に書き下ろしました。もう5、6年前の話なのですが、本当にその日しか唄う予定がなくて、他のライブで唄うことも、音源にすることも考えていませんでした。周りからの反響が良かったので自分のライブでも唄い続けて、今回音源に収録するまでに至りました。
──収録曲はどのように選んだのですか。
アサミ:「サヨナラグッバイ」は一言で表すと、分かりやすさです。歌詞もまとまっているし、“曲調は明るいけど唄っていることは切ない”という自分らしさを一番表現できている曲。初の全国流通なので、アサミサエにとって名刺代わりの一枚として最適だと思い、選びました。
──2曲目の「青色申告」はいかがですか。
アサミ:この曲に関しては以前から「音源化の予定はないんですか?」という声をお客さんからよくいただいていました。「サヨナラグッバイ」が分かりやすさなら、こちらはある意味変化球と言うか、パンチを狙って選びました。
──3曲目には玉屋2060%さんのRemixが収録されていますね。
アサミ:今年、自分の音源発売とWienners加入が同時期に決まったこともあり、“Wiennersのアサミサエ”としての印象を残したいと思って自分から依頼しました。1、2曲目の印象を壊すくらいぶっ飛んだ仕上がりになっているので、頼んで良かったと思っています。玉屋さんからも「これはいい曲だ」と言ってもらえたので嬉しかったです。
──なるほど。この音源、どんな人に聴いて欲しいですか。
アサミ:老若男女問わずいろんな人に届いて欲しいです。「青色申告」は歌詞がコミカルなので子どもでも唄えると思っていますし、今ライブに来てくれるお客さんが年齢層高い人が多いので、若い人にも聴いて欲しいと思っています。
──歌を始めたきっかけはどんなことだったのでしょうか。
アサミ:物心ついた時から歌を唄うことが大好きで。音楽の授業でも、鍵盤ハーモニカで課題曲以外を勝手に弾いたりして遊んでいました。初めて曲を作ったのは以前にメロコアのバンドをやっていた時期があって、その時にメロディと歌詞を書いていました。そのバンドが解散することになった時、これからも歌を唄いたいなと思ってソロ活動を始めました。
──目標としているミュージシャンはどなたでしょうか。
アサミ:川本真琴さんですね。2ndアルバム(『gobbledygook』)が過去に出会ったアルバムの中で一番好きです。ポップスの曲だけでなく、アンダーグラウンドの匂いも感じさせる内容で、将来そんなアルバムを作りたいと思っています。
──アニメーションが印象的なPVですが、どのようなコンセプトで制作したのですか。
アサミ:今回PVを担当してくださった松丸翔さんをご紹介いただいて、最初にイメージ・イラストを見た時はどんな映像になるんだろう? と想像もつかなかったです。曲はダンサブルで明るいイメージだったので、合うのか疑問だったのですが、いざ完成したものを見たら、色合いに切なさが表現されていて“良い化学反応”が起きたと思っています。実は見られていたんじゃないかって思わされるほど、良いバランスでできました。
 

パープル重子じゃなくてアサミサエって呼んでくださるっ?!

──企画名(『フルーツパーラーじゃなく〜』)にはどんな意図が込められているんでしょうか。
アサミ:タイトル自体は、お世話になっているギターの先生に考えてもらったものをちょっとアレンジしました。曲のタイトルにもカタカナが多いのですが、カタカナって色をいっぱい持っている気がするんですよ。何より私のアーティスト・ネームもカタカナなんですが、これには紆余曲折ありまして。ちょっと話は逸れますが、自分の本名が〇〇○○と平凡だったので、当初アーティスト・ネームを3つ考えたんです。「パープル重子」、「たけのこさくら」、「アサミサエ」。「たけのこさくら」は、どうしても自分にとっては売れる気がしなくて、「パープル重子」はちょっと面白いことができそうだけど方向性に合ってないなと思って(笑)。「アサミサエ」だけは当時インターネットの検索で引っかからなかったので決めたんです。実際にいそうだけど、偽名っぽいという名前が良かったので。
──話を企画に戻します(笑)。対バンはどのように決めたんですか。
アサミ:藤岡みなみさんは昔に一度対バンしたのですが、その時は可愛さに圧倒されて話しかけられなくて。ライブも凄い良かったので、また一緒にやりたいとずっと思ってて。彼女がパンダが好きだという情報が入ったので、この機会に動物の話をたくさんしたいです。あっこゴリラさんは最近対バンしたばかりなのですが、“紙芝居ラッパー”という肩書きも気になっていてブログもよく読んでいるのですが、自分の内気な性格もあって、直接会うとなかなか話しかけられなくて。パフォーマンスも開けたイメージがあるので、今回改めてお誘いしました。AZUMA HITOMIさんは一緒に歌舞伎を観に行くくらいの仲良しです。シンセも使うし、ノイズも使うし、弾き語りもするし、トラックも自分で作るし、歌も上手だし。アーティストとしても尊敬しています。
──SHELTERを会場に選んだのにはどのような理由があるのでしょうか。
アサミ:女性シンガー・ソングライターですが、個人的にはピアノの弾き語りの枠組みの中で見られたくなくて。自分はバンドの人をとても尊敬しているし、より近いニュアンスで見られたいと思っています。店長の義村さんとはメロコア時代のバンドの頃から知り合いというのもありますが、「バンド!」というイメージが強いSHELTERでやりたいので続けていきたいです。バンドの人たちと仲良くなるのが難しいので、もっと積極的にならないとな、っていうのが最近の悩みです。
──最後にこれからの抱負をお願いします!
アサミ:本当にこの名を全国に轟かせるチャンスが遂にできたな、と感じています。このインタビューで初めて知ってくれる方もいると思うのですが、今回の音源は今まで一緒にやりたかった人たちと作ることができました。是非手にとっていただき、Wiennersとしてのアサミサエも、ソロとしてのアサミサエも知って欲しいです!

読者プレゼントのお知らせ

present_web.jpg『サヨナラグッバイ』のジャケットをモチーフにしたオフィシャル・ワッペン(写真下)を1名様にプレゼント!
【必要事項】
氏名・年齢・性別・住所・アサミサエへの応援メッセージをご記入の上、こちらのアドレスまでメールをご送信ください。
*応募締切:2015年10月31日(土)23:59
*当選者の方のみこちらからご連絡いたします。

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サヨナラグッバイ

RRCD-85410
定価:500円(税込)
2015年10月7日(水)発売

【収録曲】
1. サヨナラグッバイ
2. 青色申告
3. サヨナラグッバイ(玉屋2060% REMIX)

LIVE INFOライブ情報

2015年10月8日(木)下北沢SHELTER
「サヨナラグッバイ」発売記念 presents『フルーツパーラーじゃなくてリリースパーラーって呼んでくださるっ?!』
出演:アサミサエ、藤岡みなみ&ザ・モローンズ、AZUMA HITOMI、あっこゴリラ
開場 18:30/開演 19:00
前売 2,000円/当日 2,500円(共にドリンク代別)
チケットは、e+、SHELTER店頭、各出演者予約にて発売中
問い合わせ:SHELTER 03-3466-7430
 
TOWER RECORDS インストア・イベント
10月9日(金)19:00〜 グランツリー武蔵小杉店
10月13日(火)19:00〜 泉南店
10月14日(水)19:00〜 川崎店
10月16日(金)19:00〜 タワーミニ ダイバーシティ東京プラザ店
10月18日(日)19:00〜 吉祥寺店
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