バンドを組んだ経緯
——みなさんはいつ頃からバンドを組み始めたんですか?
石川:高1かな。友達が文化祭でライヴするっていうから見に行ったんですね。そしたらアンコールみたいな流れになった時にステージに上げられて歌ったのがキッカケですね(笑)。その時に初めて人がいっぱいいる前で歌って快感を覚えましたね。
——すごいですね! 「ヒトカラ」からの流れで、たくさんの人前でいきなり歌うなんてできなくないですか?
Sachiko:やっぱり行動力があるから、度胸もあるんですよね。
石川:いや、もうほんと無茶振りっすよね。
松本:「ヒトカラ」をやってたことをその友達は知ってたんですか?
石川:知ってましたね。中3で友達ができてみんなでカラオケに行くようになって、歌わせたら歌えるんだなって分かってくれて、多分内緒で企画してて文化祭に行ったら歌わされて、みたいな感じですね。いい友達です(笑)。で、そいつらとライヴハウスでライヴをやるようになってって感じですね。
Sachiko:私も高1ですね。中学校を卒業するぐらいから、高校を卒業したら何しようとか、大学進学のことまで考え始めるじゃないですか。で、音楽をやりたいから普通に職に就きたくない、どうにかその道を高校で作りたいって思って、高校に入ったらバンドを組もうって決めてましたね。バイトもできるし、自分で稼いで楽器も買えるし、活動もできるし。高1の時に知り合いの同じ歳の男の子バンドにヴォーカルとして呼ばれてやったんですけど、いろいろあって辞めて、女の子だけでバンドをやりたいって強く思ったんで、今のメンバーに呼びかけて結成したんですね。
石川:そんなに古いんだ。
Sachiko:もう8年は経ちましたね。もうちょっとしたら10年っていうのが恐ろしい(笑)。
石川:高校の友達で組んだバンド?
Sachiko:中学校の同級生がリードギターで、リズム隊の2人が高校の同級生です。
——じゃあ、青春時代を共に過ごした仲間ですね。
Sachiko:ギターのYukoは中学校の時に部活動も一緒で、だからホントにいろいろ知ってますね(笑)。
——6月25日にいろいろ教えてもらいますね(笑)。明人さんはいつ頃バンドを始めたんですか?
松本:中学校の時にバンドというかフォークデュオと呼ばれるものが流行っていた時期があって、「ゆず」とか「19」とか、…あとは「くず」。
一同:(笑)
石川:知ってる? ぐっさん(山口智充)と宮迫(宮迫博之)の2人でやってた「くず」。
——あー!!
Sachiko:歌が上手い2人ですよね。
松本:あれをクオリティー高くやるっていうのが盛り上がっていたんだけど、一緒にやってた相手の親からそれをやっていることによって息子の学力が下がったって言われて、「もういいや」って思って弾き語りをやってたんですけど、やっぱりバンドがやりたくて、エレキギターを弾きたくて、そういう用の曲を書いて初めてライヴハウスでライヴをやったんです。
——それは中学の時ですか?
松本:高校卒業直前ぐらいですね。その時にライヴを見てた前のドラムがバンドに誘ってくれて一緒にやり始めて、ベースで女の子が入ったんですけどいろいろあって辞めて、その後サポートメンバーが2〜3人いたんですけど、運が悪いことが重なってベースがいなくなった時に偶然通りかかったうるさいお兄さんが…。
Sachiko:智史さんですか?
松本:はい。
石川:いっつも偶然通りかかったりするんですね(笑)。
松本:ほんとに(笑)。その時に共通の知人がたまたまそこにいて、「今、ベースいないからやればいいじゃん」って。高校卒業するぐらいの時にベースでバンドをやってたけど20歳になったら辞めて、3年ぐらいベースとか楽器をやってなかったんですよ。そこから3ヶ月ぐらいサポートって形でやるからその間にベースを見つけて下さいって言われてたんですけど、6〜7年いてくれてますね。
——今、見つけたよって言ったらどうなるんですかね(笑)。今までありがとーって。
一同:(笑)
松本:多分、修羅場とかになるんじゃないですかね(笑)。生気は失うと思います。
——最初に組んだバンドが「真空ホロウ」だったんですか?
松本:そうです。
——それが智史さんとの出会いだったんですね。【次回に続く】
……第一弾発表では、それぞれの過去や出会いを語って頂きました。
第二弾発表は近日! お楽しみに!!