ライブで繋がって行く
── 最近もの凄い勢いでライブをやっているイメージがありますが。
谷:8月は多いですが、9月の東京はシェルターの2デイズのみですね。活発に動いているところを見せて行こうと去年から始めたのが、9月にシェルター2デイズで開催する自主企画『Mr. VIRUSOUL』というイベントです。今まではFEVERで2回やったのですが、今回はもっと面白く見せたいと思い、じゃあ2デイズやっちゃう? それもシェルターで! という感じで決まりました。原点に帰るじゃないですけど、シェルターに戻ってやりたいという感じはあったので。
谷川:最初は3デイズという話もあったんです。
谷:7デイズも狙ってたんですけどね(笑)。
── 今回は『Early Songs 05'~08'』と『Current Songs 09'~13'』と題して行なわれますが、昔の曲と最近の曲とで分けた2日間なんですね。
谷:はい。今までこの企画がそういう流れだった訳ではないのですが、2日間やる中でセットをどのようにするべきか考えた時に、やっぱり面白いことをしたいと考えたんです。僕らが昔2デイズをやった時にはロック色が強い1日とソウル色の強い演奏で分けてやって、それも面白かったですが今回は別の切り口で表現したかったんです。
── 特にお聞きしたかったのが、1日目『Early Songs 05'~08'』の対バンにNUBOを、そして2日目の『Current Songs 09'~13'』はHaKUを迎えますが、この2バンドを迎えようと思ったのはどんな思いがあったんですか?
谷:内容が決まる前からNUBOとやることに決まったんです。NUBOとは昔からたくさん対バンしてきたけど今回一緒にやりたくて、オファーしたらすぐにOKしてくれました。そして初日の内容は05年〜08年の楽曲ということもあり、NUBOと一緒にやってきたからこそ特に意味があるものになると思っています。HaKUもそうです。結構跡付けの理由になってしまったのですが、HaKUのデビューが09年なんです。まさに『Current Songs 09'~13'』で対バンしてもらうのに相応しい相手です。
谷川:『Early Songs 05'~08'』は昔の曲をやるのですが、昔に戻ってやるのではなくて昔とは違う現在のUNCHAINとして、過去の曲をしっかり観てもらいたいというのがあるんです。もちろんNUBOにも見せ付けてやりたいと思ってます。
── なるほど。昔に戻ってやるというのではなく、レベルアップしたUNCHAINさんが昔からたくさんライブをしているシェルターでやるということにも凄く意味がありますね。とても楽しいものになりそうですね! やはりお客さん側の視点としては昔のまま昔の曲を、というイメージがあるでしょうけど、昔より良いじゃん!って言わせたいですね! HaKUとはどういうつながりがあるのですか?
吉田:僕が別でやっているIVORY7 CHORDで対バンして仲良くなったところからです。
谷:最近出したアルバムが僕らとリリース日が一緒だったんですよ。そんな風につながってHaKUも勢いあるし出てくれないかなーって思って。
── 最近の曲をやる2日目で、最近絡みのあるHaKUとやることで見せつける!ということですね。
谷:その2日は全くの別物ではなくて、1本の筋の通った物にします。
── 長くやってるからこそ出来る企画ですね。
谷:最初に過去の曲と今の曲で分けてやると決まったとき、『前期』と『後期』にしようかと思ったのですが、それって解散したバンドじゃない? ってなって(笑)。
谷川:まだ『後期』か分からないですからねー(笑)。
佐藤:『中期』かもしれないし、『前期』かもしれない(笑)。
── これだけ長くやってらっしゃると、終わりなんて無いように感じられます。だからこそこの2デイズをやってどこへ向かって行くのかというのは凄く気になりますね。
谷:ここから何をやって行くのか想像してもらいたかったですし、こいつら色々面白い事やってるな、って思って欲しかったんですよ!
谷川:古いUNCHAINが好きで昔のままやって欲しい人もいると思うんですよ。でも、そういう人たちにも今の自分たちのモードを見せられたらいいなと思いますし、今のUNCHAINを観てみたいなって思わせたいですね!
佐藤:このイベントをやることで来年の自分たちが見えてきたりもするかもしれないですし、みんなにプラスになるライブになると思います。
谷川:新曲もやろうと思っています。2日ともかぶる曲は一切無しで行こうと思ってるんですが、新曲は2日とも見せたいと思っています。
── 最後に2デイズライブへの意気込みをお願いします。
谷:このイベントタイトルを見るだけでお客さんがわくわくすると思うんですよ。それに負けないように、お客さんに楽しんでもらえるライブをしますので楽しみにしてて下さい。
谷川:企画趣旨的にかぶる曲もありませんし、この2日間でしかやらない曲というのがあるかもしれないので、これを逃すと見れない曲もあるかも、ということです。
谷:過去を振り返るのではなく、今の自分たちが演奏する過去の曲と今を見て下さい!