サーカス団のような活動をしたい
── そこで7月にまさにがむしゃらな企画、新宿LOFTでの7日間連続ワンマンライブの内容はどんな感じになりそうですか?
ANGEL-TAKA:まだ日にちもありますから、内容すべては決めてないです。(※4月中旬現在)。
日程ごとに各メンバーが1日ずつワンマンをプロデュースして、それぞれがソロでオープニングアクトを飾ってというのは考えてますが、細かい詰めはもうちょっと先です。
── それぞれ、自分がプロデュースする日は何をしようと考えてたりするんですか?
ANGEL-TAKA:今決める(笑)!?
叫:そうしましょう! 当日来たら、全然違うことしてるということもあるかもしれませんが(笑)俺の日はカップルでしか入れへんとか、そういう日にしようかな。
ANGEL-TAKA:それ、隊員激減や!
叫:失礼やな(笑)。「激減です。お前らごときに彼氏や彼女なんか出来ひん」って言ってるようなもんやから。
ANGEL-TAKA:失礼やったな(笑)。
MASATO:まぁリアルにそうだろうなとは思いますけど(笑)。
── 大阪のESAKA MUSEでも7日連続のイベントが4月30日〜5月6日に開催されますが、こちらは対バン形式のライブになります。どういう基準で対バンを決めていったんですか?
ANGEL-TAKA:自分達が一緒にやりたいと思ったバンドもいるし、ESAKA MUSE 一押しのバンドが出ていたり、仲が良いバンドに出てもらったり、若手バンドが出る日があったり、パンクの日があったり。日によっては女性ヴォーカルDAYもありますね。
叫:その日は女性ヴォーカルしか出ません。
ANGEL-TAKA:ギャルバンのUCHUSNTAI:NOIZが出るかもしれない!
── もしかしてANGELさんが女装……(笑)?
叫:ANGELさん可愛いんですよ。
── この7DAYS企画が立ち上がったきっかけは何だったんですか?
ANGEL-TAKA:ずっと前から、サーカス団のような活動をしたいと思ってたんです。サーカス団って同じ地域にテントを張って1週間なり1か月なりの公演をやるから近くに住んでいる人たちの予定が空いてたらいつでも来れるんですよね。それで、お仕事や学校の都合があっても、1週間あればどこかで来れるかなということで7日間が良いかなと。我々にとっては7日間連続ライブは全然余裕のペースですが。
叫:39日連続ライブとかしましたからね。この1週間、何が起こるか。
ANGEL-TAKA:LOFTさんにもいろいろ相談させていただきますので♪
── 震えて待っています(笑)。
叫:俺らもね(笑)。
歴史が変わったって言ってました
── 今お話にあがった39日連続ライブだったり、7日間連続ライブだったり、企画出しはどうやってやるんですか?
ANGEL-TAKA:メンバー間の雑談から始まることが多いですね。
MASATO:リーダーの考える企画は、いつもちょっとだけ無理なことがあるんですよね。可能ラインのちょっと上みたいな。
ANGEL-TAKA:遠慮して言ってソコですから。
MASATO:でもそういう発想が出来る人って生まれ持っている気がするんですよね。突拍子のないことにも枠組みがあるなぁって思っちゃう。いとも簡単に飛び越えられる人間ってわりと少ないんじゃないかな。
ANGEL-TAKA:今までの中で一番難しいと言われながらも実現したのは、フィリピンの山奥のジャングルでライブをやって、それをU-STREAMで流したことですね。結構無理そうなことも「出来るんちゃう?」って言って出来たこともあるんです。8割は出来ないですけど(笑)。
── ジャングルでライブをやった時って、見に来てたお客さんはいるんですか?
叫:村人が見ていました。護衛の人がみんな銃を構えていて、車が着いた瞬間に目の前に機関銃を出されましたけど。
ANGEL-TAKA:めちゃめちゃ危ない雰囲気でしたけど、かなり楽しかったし貴重な経験できました。ボランティアでフィリピンに歯ブラシを配りにいった時に、アコースティックライブをやって帰ってくるつもりだったんですけど、「ロックなライブみせてください!」って村中の機材を集めてくれて、村人が特設ステージを作ってくれたんです。
MASATO:その公演のチラシを村に貼ってくれたんですけど、ジャングルの木々に貼られてるんですよ(笑)。
叫:その後ろを牛が歩いているっていうね(笑)。
ANGEL-TAKA:この村にロックバンドが来たのは初めてだったらしく、歴史が変わったって言ってました(笑)。
── そうやって、一見不可能だと思えることも、形にしていけるってことですね。例えば、実現しなかったことは、どんなことなんですか?
叫:ライブ当日に犬100匹欲しいと言った人もいましたね(笑)。
MASATO:それを言ったのはANGELさんなんですけど(笑)。
YAMATO:発想力には脱帽ですわ。
ANGEL-TAKA:ステージにヤギ出そうとしてダメだった事もあったよね。その日レンタルのヤギがお休みだったんです(笑)。
YAMATO:以前ステージに卓球台出したから、次は生き物を出したいってそんなノリだった気がする(笑)。
ANGEL-TAKA:僕が歌っている横でヤギがじーっと立っていてくれていたら、それだけでも面白い。その時点でデュエットじゃないですか。ヤギとデュエット♪ただ動物虐待とも言われかねなかったかもね。