「地球の平和を守る為、遥か遠い宇宙からやって来た5人の戦士達」UCHUSENTAI:NOIZ。2000年結成。5人編成 ヴィジュアル系ロックバンド。
ライブを"パトロール"、ファンを"隊員"と称し、地球の平和を守るヒーローとして活動中。ボランティア活動も積極的に行い、フィリピンの貧困地に2万本以上の歯ブラシを届けるなど、地球規模の活動を実践している。
2013年4月30日〜2013年5月6には ESAKA MUSE にて 7日間連続イベントライブ開催に続き、2013年7月22日〜2013年7月28日には 新宿LOFT で7日間連続 ワンマンライブを開催。さらには7月〜11月にかけて5ヵ月連続のシングルリリースなど、突拍子もない発想を実現させ、シーンを騒がせているUCHUSENTAI:NOIZの更なる挑戦! 彼らの心髄に迫る!(interview:ほんだなおこ/新宿LOFT)
思いつきと悪ノリです
── 7月〜11月まで、5ヵ月連続のシングルリリースが決まっておりますね。
ANGEL-TAKA:このメンバーになって、やっと2枚目のシングルなんですけど4年ぶりのシングルになります。今回は普通に出しても面白くないので、5ヵ月連続で5枚出そうということになりました。
── 今回の作品で新しい試みはどんなことでしたか?
ANGEL-TAKA:曲調かな。特にマーボー(MASATO)の曲は、今までに無かった感じになったと思う。
MASATO:前作までのサウンドは、バンドという枠で4年間やってきた中で、基礎から発展したものまで出しきった形になったので、今回はプレイヤーとして新しい姿で好き勝手やろうかなと思って。だから別物のバンドみたいな感じもあります。
── 曲を作る時って、ライブを意識されたりするんですか?
MASATO:意識して10年間作ってきたけど、今回はライブに向いてるのか向いてないのかという自分との戦いは無かったです。もちろんライブに向いてるものしか作らないですけど、そこを特に意識して取り組んだかっていうと、そうではないですね。
── では、5か月連続シングルリリースにしたのはどういった考えからですか?
ANGEL-TAKA:「もうシングルは出さない」って話していたこともあるんですが、「出さない」って言ってみたり、「出す」って言ってみたり(笑)。
叫:思いつきと悪ノリです(笑)。
MASATO:今回は思いっきり不安になってもらおうかと。
── どういうことですか?
ANGEL-TAKA:良い意味でもあるけど、ジャンルが変わるのかなぁって思うかもしれない。
MASATO:この5枚は面白くバランスがとれていたんで、安心する曲調のものも当然あるけど自分が作った5ヵ月連続の最後のシングルでまた不安になるんだろうなと思う(笑)。
ANGEL-TAKA:最後、不安にさせちゃう的な(笑)。
YAMATO:たまたまなんですけど、今回、作詞作曲している3人とも共通しているテーマが“好き勝手にやろう”というところで、「リスナーが共感してくれないんじゃないか?」と考えたりすることもなく、メンバー5人全員が牙を研いだ作品になったんじゃないかと思います。
ANGEL-TAKA:YAMATOの曲は隊員が安心する曲やね。キタキタ!これ! みたいな。
YAMATO:安心枠です(笑)。
叫:YAMATOの曲は暑苦しい! 全部聴いてて、「あ! これYAMATOの曲!」っていうのがわかる。
呼太郎:僕は2曲作ったんですけど、両極端に明暗で分けるというイメージで作りました。もともとメタルがすごく好きで、ひとつはテクノっぽい打ち込みの音と得意なメタルを融合しました。この曲は結構時間かけて作ったんですけど、もう1曲は自分の背後霊にインスピレーションを受けて1〜2日で出来ました。
── 背後霊…(笑)。
叫:呼太郎の新たな扉が開いて閉じて開いて閉じて(笑)。
ANGEL-TAKA:シングルはアルバムほど全体のバランスを考えるということがないから、より自由な発想で作ることが出来ましたね。
MASATO:それはあるね。曲を作る時、アルバムはその曲の居場所を考えてしまう。
──ということは、シングルで出したことによって、枠に捉われない自由な作品を各5タイトルで作ることが出来たということですね。7月に新宿LOFTで開催される7日連続ライブは、このシングル発売のイベントというわけではないんですよね?
ANGEL-TAKA:今やっているライブはCDのリリースツアーではなくて、ひとつひとつのワンマンをリリースの事などにとらわれずに、自由に楽しんでいこうというライブであって、発売記念ライブというのは今は特に考えてないです。
叫:でも、やるかもしれないっすよ(笑)。いきあたりばったりですから(笑)。
ANGEL-TAKA:事務所やレコード会社がついてるわけじゃないから、大人の事情が全くないバンドやし、事情があるとしたら宇宙の事情だけですね。
叫:宇宙の事情というのをメンバーが一番ドキドキしてる(笑)。
── 宇宙の事情だと突然リリース記念ライブが決まっちゃうかもしれない(笑)?
YAMATO:それをツイッターで知るみたいな(笑)。
呼太郎:あーあるある!
ANGEL-TAKA:宇宙の事情は勢い重視やね! 我々の活動はすべて本気でぶつかっていかないと隊員に失礼だと思うから。がむしゃらな僕らを観てもらいたい。ライブもがむしゃらだし、活動もがむしゃらにやってます。