頑張れ以外で伝えられる言葉を
── 『「YES, PUNK ROCK」call with me!!!』は11月7日にリリースされましたけど、お客さんの反応はいかがでしたか?
マサヨ:たこちとTO-BUちゃんがTwitterをやっていて、そこでの反応は良いらしいね。
たこち:嬉しい声をたくさん聞いてます。
マサヨ:あと、岩下の新生姜の社長さんとたこちがTwitterで繋がったらしくて。
たこち:CDを買ってくれていて、その解説をTwitterで延々とつぶやいてくださって。
TO-BU:マーちゃんの40歳記念のライブも来てくれましたね。
マサヨ:私はTwitterを見てないから、良い書き込みがあるとたこちがメールで送ってくれて、良い意見は聞いてます。いろいろ言ってくれる方がいるっていうのはありがたいですよね。これを見てるみなさんも、ぜひTwitterでロリータを褒めて下さい!褒められると伸びます(笑)。
── 今作を聴いて、私は世の中に対する怒りとほんの少しの期待が詰まった作品だと思いましたが、全体的に聴いてる人を奮い立たせる力を持った言葉が多く、気持ちの良い作品でした。
マサヨ:昨年地震が起きて、その後に被災された方の様子を見たりしていると、もっと大きな管轄が動けば助けられる人たちはいっぱいいるはずなのに、そういう所が全然機能していないということに対して怒りが湧いてきたんですよね。元々、いろんなことを司る人たちのことを良くは思ってなかったんですが。それが今回の一件で完全に露呈した。もちろん命懸けでやって下さっている方も沢山いらっしゃいますけど、やってない人が多く見えたから言葉が出てきたのかな。だけど私はひねくれているので、直接的な言葉で頑張れとかは全然言いたくなくて、パッと見は地震のこととかは見えない形にしました。『WORK SONG』だったら“働かざる者 喰うべからず 働かざるもの 野垂れ死ね 働けない者を助けよ”という歌詞は、頑張れ以外で伝えられる言葉、そして今現実として起こってることを書いてみたんです。でもそれだけだと照れちゃうんで、コミカルな歌詞も入れつつ、基本的には怒りを込めてますね。
── 『スパーラー』では“強くあれ 強くあれ”と。
マサヨ:頑張れって人に言うことは簡単ですけど、自分はどうなんだよって。あと自分が元気じゃないと人に何かすることなんて出来ないということが、ここ1年半ですごくわかって、そのためにまず自分が強くいたい、そしたら人に何か出来るかもしれない、これは良いアイディアだ、みんなにも教えてあげよう!って。
TO-BU:今回マーちゃんの歌詞は何回も書き直したり、全部ひっくり返して違うのにしているのを見ていますが、本当に素晴らしい歌詞になっていると思う。歌詞にいろんな景色が出てくるし、私は景色が見える歌詞が好きなんだけど、それをマーちゃんがやったな、かっこいいなって思って後ろで叩きながら聴いてます。
── ライブ中にドラムを叩きながら歌詞を聴いてグッと来る事ってあるんですか?
TO-BU:ありますよ。ゾクゾクすることもある。ライブ中もけっこう歌を聴いてるし、お客さんのことも端から端まで見てます。遅れて入って来てる人も見えてます。
マサヨ:遅刻者見えますね。あと早退の人も見えます(笑)。
TO-BU:遅刻者が人をかき分けてかき分けて最前まで来ると、ガッツあっていいなってこっちのノリも良くなりますね。
── ということは、ライブに来るお客さんは気を抜かずに(笑)。
TO-BU:見られてるっていう意識を持ってもらって(笑)。…どんなプレッシャーや(笑)。
── 『スパーラー』はMVになってますけど、お客さんがライブ中に撮った映像が使われ、愛情たっぷりの作品になりましたね。
マサヨ:ライブのMCで、次の曲は今度のアルバムに入る曲でMVを作ろうと思っているんだけど、私たちはB'zみたいにそんなにお金をかけられないので他力本願で行きます、今携帯を持ってる人はあげて下さいって!お客さんにライブの映像を撮ってもらって。
TO-BU:ステージから見たら、お客さんみんな携帯を掲げていて変な光景でしたけど(笑)。ツアー中いろんなところでやったよね。
マサヨ:岩手県の南三陸町の津波がひどかった地域に仮設商店街が出来ていて、JUNIORのお陰でそこの夏祭りに呼んで頂いて、その時に撮ってもらった映像も使っています。
たこち:改めて見るとグッと来るよね。
マサヨ:ひとりひとりになかなかお礼を言いに行くことができないのでこの場を借りて、撮ってくれた人…
4人:本当にありがとうございましたー!
TO-BU:いいの出来たよ。映像はサイトに応募フォームを作って送ってもらったんですけど、その人によって見る視点が違うんだなっていうのも面白かったですね。マーちゃんをとにかく撮ってる人もいれば、他のメンバーを撮ってる人、やたら全体像を入れようとする人。
マサヨ:ひとつだけバラすと、ニューロティカのナボさんが撮ってくれた映像も入ってます。福岡で一緒にやった時に、ナボさんが袖からTO-BUちゃんばっかり撮っていて。
TO-BU:やっぱりドラマーだなって(笑)。
マサヨ:映像見てくれたら絶対にわかるから、これナボさんが撮ったんだ〜と思ってくれれば。しかもナボさんもちゃんと応募して送ってくれて。ナボさんありがとう!
3人:ありがとう!
── また、『「YES, PUNK ROCK」call with me!!!』はみなさんがそれぞれソロを執り、4人の力をもらえる曲でしたし、ライブでもお客さんと一緒に歌える感じもあって、ライブの定番曲になりそうですね。
マサヨ:ロリータ18号そのものの歌ですね。曲を作った時から完全にイメージが出来ていて、歌詞の割り振りも決めていたんです。最初はKickが“チカラを貰って”、TO-BUちゃんが“チカラを使って”、たこちが…。
たこち:“チカラを与えたい”。
TO-BU:リリース前からライブでやっていて、みんな最後には口ずさんで手を挙げて帰って行ける曲かなと思いますね。