打ち上げが凄いほどライブも良くなる!?
──ご本人としては、ツアー・ファイナルを終えてやり切った手応えを感じましたか。
亮介:ワンマンでツアーを19本回るのは初めてのことだったんですけど、ツアー全体が凄くいい感じだったんです。年末は凄く体調が悪くて、「俺ってクズだな」って痛感して『FUCK FOREVER』っていう新曲を書いたくらいで(笑)。でも、それでもやるしかないと思ったし、「クソッタレ!」っていう気持ちもありながら、俺たちには『I LOVE YOU』っていう曲があったし、自分が今一番言いたいことは「I LOVE YOU」と「FUCK YOU」しかないんだなと思って。それをしっかりと吐き出すことに覚悟を決めたツアーだったんですよね。
──それと、覚悟を決めて19本すべてで打ち上げを敢行したそうですけど(笑)。
亮介:毎晩どれだけ呑めるかが裏テーマでしたからね(笑)。全国各地で「そんなに毎晩打ち上げをやってるバンドはいないよ」って言われたし、あばら骨を折った故障者まで出るくらい壮絶でした(笑)。ベースのHISAYO姐さんはビールが好きすぎて、余ったビールをペットボトルに詰めて帰っていたほどで(笑)。でも、打ち上げが凄ければ凄いほどライブも良くなるものだっていうのを俺は信じているんですよ。まぁ、そんなこと言っても「こいつバカだな」って思われるだけかもしれないけど(笑)。
──そこまで呑んで、喉は大丈夫なんですか。
亮介:ダメな時もありますね(笑)。でも、それでも呑むんですよ。
──WAとTJGの打ち上げはそこまで激しくないですよね?
のび太:僕はアレですけど、他のメンバーは普通に呑みますね。
亮介:永遠の小学5年生だからね(笑)。TJGは瓶ビールを呑みながらライブをやってるイメージがあるけどなぁ。
Leo:それ、完全にイメージだけで言ってるでしょ?(笑) でも確かに昔は全然呑まなかったけど、2年前にスタジオをやってからは呑むようになりましたね。その場にいる全員で新しい空気を作ったりグルーブを高めることをスタジオの仕事から学んで、そんな時にアルコールが格好の潤滑油になることがあったんです。俺はビールは呑めないけど、お陰様でテキーラだけは呑めるようになりました。
亮介:それもまた極端だね(笑)。
Leo:こんな顔をしてるから分かりやすいと思うんだけど、ラムとかテキーラとか熱い国の酒は全然イケるんですよ。でも、ジンとかウォッカはまるでダメ。
亮介:ああ、寒い国のお酒だからね(笑)。
──日本酒はどうですか?
Leo:ダメ。呑むと喘息が出ますね。
亮介:喘息!? それでテキーラが呑めるっていう意味が全然よく分からない(笑)。
──ところで、WAの『Quit or Quiet』の初回生産分にはあやとりが封入されているそうですね。
のび太:そうなんですよ。僕が気まぐれで入れたので、入っているのかどうかはパッケージを開けてからのお楽しみということで。
亮介:でも、みんなあやとりなんて欲しいの?
(客席から「欲しい!」の声が多数上がる)
亮介:ああ、ちゃんと需要があるんだ?(笑)
Leo:そんなこと言うけど、さっき楽屋でのび太があやとりをしてたら佐々木君メッチャ興味津々だったじゃん(笑)。「これ、どうやるの!?」なんて言って(笑)。
亮介:まぁね。「ほうき」の作り方をのび太に教わった(笑)。だって凄いんだよ? あやとりでWAのシンボル・マークを作るって言うんだから。
のび太:それはできたらいいなぁっていう段階で、まだ研究中なんですよ。凄く難しいので、あやとりデザイナーみたいな人がいないかな? と思って。
亮介:そもそも、のび太の特技と言えばあやとりっていうのはみんな知ってることなの? 俺は全然知らなかったんだけど。
のび太:知ってた方、どれくらいいますか?[と、客席に挙手を促す] ほら、けっこう知られてますよ。のび太はあやとりの他に射撃と睡眠が特技なんです。
──まぁ、あやとりはともかく(笑)、これだけ発売が待たれたファースト・フル・アルバムもそうはないんじゃないですかね。
のび太:僕自身が待ち望んでいましたからね。僕はホントに自分で書いた曲が大好きなので、長い尺のCDを早く聴きたかったんですよ。それでいっぱい曲を作って、いいバランスの曲が揃って、聴いてみたら凄く格好良かったので、今はもう万々歳です。