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INTERVIEW

トップインタビュー"・・&THE NAMPA BOYS presents キングダムなぎさ〜冬のなぎさ〜"開催記念座談会

“・・&THE NAMPA BOYS presents キングダムなぎさ〜冬のなぎさ〜”開催記念座談会
お互いの成長が感じられたイベントだった

2011.11.26

1回毎に目標があった

── では、これまで3月、6月、9月と開催してきましたが、3回やってみてどうでしたか? 1回ずつ成長してるなって思います?
ヒロセ:それはかなり思うよね。3月から6月にかけての成長スピードも、6月から9月にかけての成長スピードも明らかに違います。ライブの取り組み方もそうですけど、音とかはライブハウスの人が前と違うって言ってくれるし、駿くんのドラムは3月に酷評されてましたけど、6月になったらPAさんに「ドラム、うまい人に変えたの?」って真面目に言われるぐらいでしたから(笑)。それぐらい“キンなぎ”に照準を合わせてきていて。
後藤:“キンなぎ”が節目にあって、他のライブも全力でやってますけど、2バンドのバトルに向けて負けたくないって思っていたし、ひとつのものに向かってやっていたので、そこでお互いの成長が感じられたなと。良いイベントになっていると思います。
── 目標がちゃんとあるってことですもんね。ご自分の中でも毎回目標があったりしたんですか?
後藤:毎回のライブ後に、PAさんにアドバイスももらえて、それも出会いだし、最短距離の良い道を導いてくれたので急成長に繋がったと思います。
岡田:ライブハウスもPAもスタッフも同じでやってるから、みんなが意見を言ってくれるし、3ヶ月毎の成果も見てもらえるし
ヒロセ:しかもシェルターっていうのがすごく大きいんです。高校生の時にシェルターで企画をやりたくて、企画書を持っていった事があるんです。その時は実現出来なかったんですが、樋口さんのイベントに誘ってもらってシェルターに出た時は、階段を降りていくところまでめちゃくちゃ怖くて、もう1回フロアに入る階段を下りてる時はめちゃくちゃ楽しくて、やっぱりすごいハコだなって。僕らが初めて出演したのは一昨年の12月なんですけど、早く出たいっていつも思ってました。他のライブハウスと全然違うもんね。楽屋とかステージとかじゃなくて、空気が全然違う。ステージに立った瞬間にグッと来るし、3月の“キンなぎ”でナンパボーイズを見た時に「うわ!」って思ったんです。プロのライブをしなくちゃいけないんだなって。3月のライブでは2バンドとも「全然良くない」って言われたんです。でも、シェルターでライブをやることは特別なことなんだという意識が改めて芽生えたし、6月のライブのこと駿くん覚えてる? 「ドラマーを変えたのかと思った」と言われるぐらい上手くなったと言われたのに、打ち上げも出ないで裏で凹んでて…。
田中:演奏の最後にミスしたんだよね(苦笑)。
ヒロセ:それぐらい僕らは、“キンなぎ”の一瞬にかけてるんですよ。甲子園みたいに。シェルターでやる“キンなぎ”は特別なんです。一緒にやってる相手も特別だし、特別ものが揃っているんです。そういう意味では12月は気合入ってます。
── これまで3回の“キンなぎ”はゲストに先輩の方もいましたが、オファーの基準はどんなところだったんですか?
ヒロセ:樋口さんと相談した時に、赤字になりながらギャラを払ってまで出てもらうというのは違うよねっていう話はありました。だけど、かっこいいバンドを呼びたいし、尊敬出来る人達を呼びたいと思っていました。
後藤:かっこ悪いと思って呼んでるわけがないし、僕らのお客さんにも「こんなに良いバンドがいるんだよ」って教えたかったんです。
田中:価値観の共有という意識が強かった。かっこいい音楽聴いて教えたい的な。
ヒロセ:永友さんは、中学校・高校で聴いていたアーティストだし、特にナンパボーイズのボーカルの(小林)聡里は、入りからすごく緊張してたもんね。あと、彼らが松本で開催している企画にチーナを呼んだ流れもあるし。
── ライブ後に先輩方からのアドバイスがもらえたりもしました?
ヒロセ:ハックルのタケ兄はやさしくて、ライブの時は挨拶して連絡先交換して今度一緒に飲みましょうぐらいでしたけど、僕がベースの相談を2行ぐらいでメールしたら20行ぐらいで返ってきて、すごい嬉しかったです。その時も“キンなぎ”やって良かったって思いました。
── 自分たちでイベントをやったほうが繋がりも強くなりますよね。
ヒロセ:そうですね。あと同世代のアーティストもなんだかんだ見に来てくれるよね。
── 企画をやることで自分たちの力にもなるだろうし。来年はもうやらないんですか?
ヒロセ:一応今回で最後ですけど、お互いが大きくなった時はやりたいなと思いますよ、すごく。
田中:5年後とかに2バンド大きくなった時にやりたいですね。
── ところで、先ほど12月は気合が入っているとおっしゃってましたけど、今年1年やってきた“キンなぎ”の集大成ということもありますし。
ヒロセ:春夏秋で、トリの順番を交互にしていて、冬はナンパボーイズがトリなんですよ。それはもう良いライブしてくれるんだろうなって。
── プレッシャーが…。
田中:しますよ。シェルターの締めをしっかりします。
後藤:今年東京最後のライブなんで。

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LIVE INFOライブ情報

12/27(火)下北沢シェルター
・・&THE NAMPA BOYS presents キングダムなぎさ〜冬のなぎさ〜

OPEN 18:30 / START 19:00
adv.2300円(D別) / door.2800円(D別)
・・/THE NAMPA BOYS
ゲスト:Alaska Jam/他

チケット発売:イープラス、下北沢シェルター店頭、各バンドオフィシャルHPより予約受付中!
(問)下北沢シェルター 03-3466-7430

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