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INTERVIEW

トップインタビュー"・・&THE NAMPA BOYS presents キングダムなぎさ〜冬のなぎさ〜"開催記念座談会

“・・&THE NAMPA BOYS presents キングダムなぎさ〜冬のなぎさ〜”開催記念座談会
お互いの成長が感じられたイベントだった

2011.11.26

ライバルでしかない

── ニコテンは“キンなぎ”に合わせてCDをリリースして、ナンパボーイズも8月に1st.ミニアルバム『到来』をリリースして、でもみなさん学校があったり、イベントが3ヶ月に1度あったり、けっこう忙しい1年だったんじゃないですか?
後藤:学校の面では、高校を卒業してボーカルの聡里以外はフリーターなんですけど、音楽だけに集中できるという環境も大きくて、不安もありますけど、音楽しかやってないんだなって実感できたのが嬉しかった。
ヒロセ:不安が襲う時の度合いもやばいけどね。ニコテンは、僕以外みんな学生なんです。その辺のバランスはどうなのかなっていつも思っていたんですけど、今振り返ってみると学校があるからっていうのがそんなになくて、でもいつレコーディングして、いつ曲を書いてたんだろうって思います。
岡田:いつ学校行ってたんだろうって自分でも思う(笑)。
ヒロセ:曲はボーカルと僕で書いているので問題ないんですけど、レコーディングとかプリプロとか、時間がなかったと言えばなかった。遠征から帰ってきてそのまま学校に行くメンバーもいましたから。朝からバイトしてるメンバーもいるし。
岡田:朝バイトして学校行ってからリハやってライブというのもあったしね。
ヒロセ:だからこの半年、メンバーと一緒にいる時間がすごく多かった。
後藤:僕らは長野から東京に来て、聡里以外は学校も行ってないし、メンバーしか友達がいないので。メンバーといるしかない(笑)。
── では2バンドを今から知る人たちが興味を持ってもらいたいと思うので、自分たちのバンドで音楽的に聴いて欲しい部分、人として見て欲しい部分があったら教えて下さい。
ヒロセ:そしたら、逆に言わない? 俺らがナンパボーイズのことを言って、ナンパボーイズがニコテンのことを言う。ナンパボーイズの聴きどころは圧倒的なライブと、さっきの話じゃないですけどドラムの成長ぶり。ライブで、回を増すごとに鬼気迫る感じあるんです。いきなり顔の前まで来て殴られそうなライブをするのに、やさしくしてくれる感じとか。
岡田:ドラマティックというよりは、リアリティーのある熱量だよね。
ヒロセ:けど、土足で踏み込んでくる感じではないんです。靴をちゃんと揃えてるんだけど、ぶん殴って来そう。でも、殴る直前でごめんねっていう感じ。あとベースの彼がプロっぽく弾くところ(笑)。言われるでしょ?
田中:言われない。
ヒロセ:あと、技術的にも言われるでしょ? 「本当に18?」って。
後藤:上の世代とばかりやってるから、若いとは言われます。
── じゃあ、ナンパボーイズから見たニコテンを。
田中:ニコテンは最初歌モノ中心の感じだったんですけど、回を増す毎にアグレッシブになってシャウトしてみたり、同期モノとか、歌モノじゃない+αの何かがついているんです。歌モノだけど、もっとパンチのあるところがライブを見る度に大きくなって、もちろん12月27日は4回の集大成になると思うので、もっとおもしろいことをやってくれるんじゃないかと思ってます。
ヒロセ:岡田くんを見てもらえれば。
田中:スティック回したりしてくれるんでしょ?
岡田:えっ? 曲止まっちゃうかもしれないけれど(笑)。
── 12月がお互い年内最後の目標であって、最高のものが見せられるはずだと。
ヒロセ:そうですね。それはホントに。よく、バンドの方が「今日見に来なかったら後悔しますよ」ってTwitterとかに書いていて、あんまりその言い方は好きじゃないんですけど、この日は本当に見に来て欲しいですね。
岡田:来年がすごく楽しみになったという内容に仕上げたい。
後藤:ライブに毎回来てくれるお客さんが多いので、次のライブまで期間が空いた時にもういいかなって思わせたくないです。絶対に来年も行こうと思わせるライブをしないといけないなと思います。
ヒロセ:もう1回“キンなぎ”やってよっていうライブをやりたいですね。その時はロフトで2マンでやりたい。
── まだまだステップアップしている最中ということですね。
岡田:そういうことです。
── では、来年の展望ってどう考えてますか?
ヒロセ:ナンパボーイズには絶対に負けたくないです。良いライバルですよ。1年間一緒にイベントをやってきて、ナンパボーイズがこういうバンドだとかこういうことが出来るバンドだというのがすごくわかって怖いんです。明らかに他のバンドより悪運にも強いし、今後すごい大変なことがあっても残っているバンドだし。本当に良いバンドは何があっても残るバンドだし、来年は今年以上に成長していくから負けないで頑張って行きたい。
岡田:今年は2組共同でイベントをやって、2組でどれだけ何かを残せるかってやったけど、来年は一緒にはやらないだろうから。お互いが自力でどれだけ成果を残せるかは、一番面白いところでもあり課題でもあります。楽しみにしていてください。

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LIVE INFOライブ情報

12/27(火)下北沢シェルター
・・&THE NAMPA BOYS presents キングダムなぎさ〜冬のなぎさ〜

OPEN 18:30 / START 19:00
adv.2300円(D別) / door.2800円(D別)
・・/THE NAMPA BOYS
ゲスト:Alaska Jam/他

チケット発売:イープラス、下北沢シェルター店頭、各バンドオフィシャルHPより予約受付中!
(問)下北沢シェルター 03-3466-7430

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