対バンから受ける刺激
──副音声はみなさん、かなり懐かしみながら見ていたようでしたが。
菅原:ライブは一瞬で終わっちゃうので、当日の夜でも「俺って今日ライブしてたんだっけ?」ってぐらいになるんです。忘れていた分をみんなで確認しているという感じがしたんです。懐かしいという表現が正しいかはわからないですけど、そういうのに似てるかな。
かみじょう:時間的にはそんなに前じゃないけど、本数があるから懐かしく感じるんです。
菅原:すごい昔の気がするよね。
滝:野音って言ったら20〜30本前のライブだからね。
──単純な比較はできないですけど、野音の『Panishment』より、盛岡のほうが臨場感があって段違いに良いですよね。好みの問題もありますけど。
かみじょう:一人増えているので。
菅原:音圧がね。
滝:盛岡は事故映像だったね。最高ですけどね。
菅原:テンションが違うのは、乱入があるなし関わらずに対バンを見た後にライブをするのが大きいんじゃないかな。
滝:ミドリとか見るとすごいテンションあがりますから。
──乱入はミドリだけ?
菅原:テレフォンズの時は、乱入したりされたり。
滝:ギター弾かせてもらったり弾かせたり。
菅原:叫びに行ったり。滝はB-DASHでギター弾いたりとか。
滝:B-DASHは、昔コピバンやってたしライブも見に行ってたので、高校の時にコピーしていた『野球』という曲を弾かせてもらいたくてお願いしたんです。感動して17歳の気持ちに戻りました。メンバーにも17歳の顔になってるって言われました(笑)。
菅原:でも俺らのライブ前に円陣組んだ時は25歳に戻ってました。
滝:そうそう(笑)。B-DASHのライブが終わって、出番って時にはやっぱり25歳だって思いました。どっこいしょ感が出ちゃってました(笑)。
──マスドレ(MASS OF THE FERMENTING DREGS)は対バンしてどうですか?
菅原:俺らもCDを出したばかりの、インディーのファーストのツアーで会ったので、すごい前から知り合いなんです。かっこいいんですよ。女の子がいるから楽屋でポンポン脱がない。厳密に着替えをするというのは気を使いましたけど(笑)。
──jealkbは?
菅原:jealは昨年フェスで会って、ライブ見てたらガチな感じでかっこよかったんですよ。一緒にやれたらおもしろいなって。“VAMPIRE EMPIRE TOUR 08/09”の初日は誰が来るんだ? ってところにjealkbってドーンと来たらパンチあるだろうって。
──jealkbは完全なビジュアルですよね。まさかリンクするとは思わなかったですけど。
かみじょう:僕ら全員、心はX-JAPANなので。
滝:勝手に全員にしないでくれ(笑)。
菅原:ビジュアル系とか気にせずに、jealkbが来たら面白いんじゃないかって。チケットは売り切れてましたけど、うちらがおもしろがってるところにお客さんを巻き込む感じで、実際すごい楽しそうだったから良かったなと思いましたよ。キーボードのchaosさんが来れなくてパネルで出演だったんですけど。
──chaosさん、もともとキーボード弾いてないですよね?
菅原:弾いてないんですけど、jealのメンバーよりも先にパネルが入ってました(笑)。対バンを選ぶ時点で、好きなバンドで、テンション上がってライブができるバンドと一緒にやろうって。先輩もいるし、テレフォンズとかマスドレみたいな同世代もいるし。かっこいいライブをされると悔しいんだか楽しいんだかっていう気持ちになって気合いが入るんです。どの人達も良い人ばかりで、良くしてもらっていて「ありがとうございます」という言葉に尽きますね。
滝:お世話になりました(笑)。
──『Disc 2』のコメントは、かなりワイワイとした感じが伝わりましたよ。
菅原:飲んだり食べたりしながら、悪ふざけしながら見ていた声を録ったんです。自分らもDVDを買ってくれた人と一緒に見て騒いでる感じがいいんじゃないかって思ったんです。ヤイヤイ言いながらの感じが。
──途中ほとんど映像見てないところとかありましたよね?
菅原:缶潰し始めたり、ゴミを捨てに行ったり、言って良いの?ってことがあったり。
──ピーピー鳴ってましたからね(笑)。
菅原:それを俺が必死で止めてるっていうね。
──コメントは編集なし?
かみじょう:ピー以外は一発録りです。
中村:別にピー入れなくて良かったんですけどね(苦笑)。
──男子校の悪ふざけですよね。
滝:そのぐらい楽しんで見てもらえたら最高ですね。
かみじょう:どうでもいい話ししかしてないですからね。