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INTERVIEW

トップインタビュー【復刻インタビュー】センチライン(2006年12月号)-あとちょっと 数センチ先に 手を伸ばせば 掴めるはずなんだ ここから始めよう(『introduction』より)

あとちょっと 数センチ先に 手を伸ばせば 掴めるはずなんだ ここから始めよう(『introduction』より)

2006.12.01

2007年は幅をもっと広げていく

──みなさん仲よさそうですね。

枝松:そんな良くないと思う(笑)。普通なんじゃない?

河相:でも共通の話題があるとものすごい盛り上がる。ゲームしてる時は盛り上がる。

枝松:あとマンガの話と音楽の話。

河相:でも休みがあって友達と遊んでもひさしぶりに遊ぶから気を使ってたりするんです。居心地はバンドの方がいいな。楽かな。

枝松:それはあるかも。

河相:しゃべらんときはしゃべらんし。

枝松:家族とかみたいな括りでバンドメンバーっていう繋がり。

──みなさんが一緒に盛り上がるマンガってなんですか?

枝松:最近は『賭博堕天録カイジ』の福本伸行先生が好き。リアリティーはないんですけど、指南書の感じで読んでるところがあって、「この言葉アツイよな」ってその言葉を胸に一週間ぐらい過ごしてみるとか(笑)。俺らそういうことが好きやったりするんです。バイブル的な感じで読んでる。作家に先生をつけてしまう。

河相:先生は、『ナニワ金融道』の青木雄二先生から始まった(笑)。

枝松:ドラえもんも流行ったな。藤子不二雄先生は天才なんですよ。

尾崎:あんなに道具をいっぱい考えられる頭の柔軟さはすごい。

枝松:1話でオチまで付けて。

堀内:2ページで話が完結している話があるんです。それ読んで感動したな。

枝松:ドラえもんを1話読み終わって面白かったって言わずに第一声が「天才やな」って(笑)。まとめっぷりに感動してる。それは思い付かんかったな。

枝松:音楽の話は車でツアー回る時にカーステで流しながら話してる。

河相:さっきはツェッペリンの話をしてたんです。

枝松:音楽を聴いてるっていうのは勉強しているようなものですから。洋楽とか車内で流す音楽はそういう感性を常に取り入れてる感じは。

河相:ツェッペリンに影響されてめっちゃ早弾きしてますよ。

枝松:使わんのにな(笑)。

──(笑)あと、センチライン初の全国ツアーが来年の1ヶ月から始まるんですよね。

枝松:すごく楽しみ。

──東京より北はこの季節大変そうですよね。

枝松:雪用にしとかんと大変らしい。そういう不安もありますけど、初のツアーなのでしおりを作りたいんです。

河相:旅のしおり。

枝松:行く前に遠足みたいなかんじで、おかし(500円まで)とか。

──初ツアーならおもしろいかもしれないですね。

枝松:やろうか。おもしろそう。

河相:僕は絵が描きたいんです。水彩画が描きたい。

枝松:書けばええやん(笑)。

河相:紅葉とか描きに行きたいんですけど(笑)。21カ所の画集ができるかも。

──河相先生ですね。

河相:先生っていいですね(笑)。

枝松:(笑)行ったことないところでライブするし、かなり試されるものになること間違いないかな。またバンドとして成長してこないと。

河相:黄昏ツアーのときは東名阪だけやったから不安はあるんですけど、良いライブしてっていう気持ちの方が強いから楽しみです。

枝松:今回のツアーは後から振り返っても楽しかったなって言えるものをやってのけたいって思ってるんです。めちゃ楽しいものにしたい。それで泣けるツアーにしたいです。

──そのツアーの感想を楽しみにしています。あとは河相画伯が描いた絵を。

河相:画伯?

──あっ、先生ですね。河相先生(笑)。

枝松:俺も“先生”欲しい。旅の小説描こうかな。

──歌詞描いてるからもう先生ですよ。

枝松:ノーベルを描きたい。

──…じゃあ、2007年は先生と呼ばれることを目標に。

枝松:何か1個先生の称号を得る(笑)。

──では最後にバンドとして個人として、2007年の目標ってありますか?

尾崎:12月に自主企画イベント「TASOGARE Night」をやるので成功させたいというのと、やっとCDも出し始めたのでもうちょっと大きい動きができたら…。もっと音楽を楽しめるようになりたい。昔はピックで弾いてたんですけど指で弾いてみたり幅も広げたいですね。

堀内:僕もドラマーとしての幅を広げたい。いろんなことができるような人間になりたいと思います。

枝松:曲をいっぱい作る。個人的なものも含めても50曲ぐらい作らんとあかんやろ。

河相:僕は打ち上げとかでギタリストのところに行くのが苦手なんです。俺に話に来る状況を作りたい(笑)。聞かれるレベルに達したい。先生って呼ばれたいんです(笑)。

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