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INTERVIEW

トップインタビュー【復刻インタビュー】ニューロティカ×東京ダイナマイト(2005年5月号)-オレらにとっても最高の瞬間だよね

オレらにとっても最高の瞬間だよね

2005.05.01

バンドの打ち上げは衝撃的だった

アツシ:でも、おかげでいい出会いがありましたよ。その結果 、みんなで東名阪のツアーもして、楽しい夜をエンジョイ出来たんじゃないかと。
 
松田:すげーなー、ロックだなーって感動しましたよ。…イヤー、衝撃的でしたね、バンドの打ち上げは。
 
──やっぱりお笑いの打ち上げとは違いますか。
 
松田:お笑いの打ち上げの場合、始める前に後輩が街に出て女の子連れて来なきゃならないんだけど、バンドの打ち上げは知らないうちに女の子が集まってますからね。男性陣より女性陣の方が多い、みたいな。
 
アツシ:でも、オレたちからすると芸人の方がモテるような気がするよねぇ。
 
松田:そんなことないっすよ。
 
──今回、寄席を借り切ってコントライブに挑戦したわけですけど、コントのネタってそれぞれのユニットで考えたんですか。
 
カタル:そう、それぞれだよね。 ナボ あっちゃんが一番考えてたから。
 
──アツシさんのアイディアって難しいんですよね。漠然としたアイディアしか出さないから。
 
カタル: (笑)。その通りだねー。大体で言ってくるから。
 
シズヲ:具体化するのが大変なんだよ。
 
カタル:自分の中では爆笑なんだろうけどね。
 
シズヲ:考えた時点では大爆笑で、笑いながら言ってくるから、その場ではこっちも面 白そうに聞こえるんだけど。実際やるとね…。
 
──今回はどんなアイディアを出したんですか。
 
アツシ:今回はオレとPONI-CAMPのエナちゃんとでやったんだけど、ホント、世界の北野もビックリというネタですね。
 
シズヲ:…もうわかんないでしょ。
 
アツシ:オレがエナちゃんを肩車して出て来て「違うよー」とかやる漫才なんですけど、これを撮り終わった後に、北野武さんと今田耕司さんが同じネタをやってるのをテレビで見たんですよ。「あっ、パクられた」って(笑)。
 
二郎:別によくある手法なんですよ(笑)。「パクられたパクられた」ってメールが来たんですけど、絶対あっちゃんが子供の頃からテレビを見てる中で、一回は見たことあるネタだと思うんですよね。
 
アツシ:すごい発想だと思ったんだけどなぁ~。エナちゃんと2人で練習してる時には、もう2人でゲラゲラ笑っちゃってたからね。「これすごいよー」って。
 
ナボ:小さい頃に見て、まだ脳が元気だった頃だから残ってるんだよ。それで自分が考えたって事になっちゃってるんだよ。
 
──稽古ってどれくらいやったんですか。
 
カタル:寄席を借りて、稽古日を作ってやったよね。
 
二郎:でも…正味50分くらい(笑)。一応4時間くらいはいたんですけど、みんなお菓子食べたり煙草吸ったり…。
 
カタル:それぞれのユニットで分かれて練習してるんだけど、あっちゃんの所だけすっごい打ち合わせして、すっごい練習して、すっごい笑ってるの。
 
──一番打ち合わせしなくても良さそうなネタですけどねー。
 
カタル:ナボちゃんとリーダー(松田)のコンビも、なんかすごい緻密な打ち合わせしてたよね。
 
二郎:まあ、ウチ(カタル、シズヲ、はちみつ二郎)はのびのび野球なんで(笑)楽しくやれるように。
 
カタル:最初二郎ちゃんから台本もらって、シズヲと2人で「ちゃんとセリフ覚えてしっかりやんないとね」なんて言って読み合わせたりしてたのに、二郎ちゃんはちょこっとやっただけで「もういいです、やんない方が面 白いから」って(笑) 。
 
シズヲ:それ以上やんないで下さいって。
 
二郎:遊んでる感じが出た方が面白いんですよ。
 
フジジュン:しかも、最初はそのコントライブだけでDVDにしようと思ってましたからね。
 
シズヲ:それは怖いなーッ!
 
フジジュン:あそこに他の芸人さんも入れて、イノウエアツシ一座公演みたいな感じでやろうと思ってたんですけど、やっぱりスケジュール合わせてネタやってもらうとなるとなかなか難しかったりするんで。だからそれ以外の部分の、出来上がりで本編になってる部分の方がおまけなんですよね。
 
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