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INTERVIEW

トップインタビュー【復刻インタビュー】フラワーカンパニーズ(2003年11月号)- 今のフラカン"ががっつり凝縮された名盤到着!

"今のフラカン"ががっつり凝縮された名盤到着!

2003.11.01

泊まりを用意してなくても始発まで付き合いますよ

──今年は結構ツアーが多かったと思うんですが。3月に「実録 男達のバラー ド」、8月に「天使がワゴンでやってくる」があり、今回「東京タワー」。しかも 「実録」「天使」共に結構細かい地方まで回られているっていう。
 
竹安:地方に行くことが多くなったね。
 
マエカワ:そうだね。地方は一回行っても、当たり前だけどなかなか客が入らないん だよね、人口の少ない街はさ。で、客入らんとこっちもやっぱりつれぇなあとか思っ て次来んでおこうかなとかも思うんだけど、
 
鈴木:もうちょっと頑張ろうよって。もう何年か踏ん張ったら増えるかも知れない、 と。
 
マエカワ:ライブハウスの人に「すいませんもう一度やってくれませんかね」とか話 されているうちに、お客さんとかも「もう来ないかと思ってました。また来てください!」みたいなことを言われるとさ、「やっぱ、そうだよなぁー」と。俺らみたいなバンドは東名阪だけでライブをやってればいいって感じじゃねぇよな。と思うと、多少客は少なくても、
 
竹安:ちょっと頑張ればね。
 
マエカワ:それがさ、毎回無理してくるようだったりしたら、俺らも考える時もあるかもしれないけど。
 
鈴木:体が辛いくらいだったらね。
 
マエカワ:うん、ちょっとだけ頑張ればって感じだよな。今年はそれをすごい感じ た。
 
──実際、体は辛くないですか?
 
マエカワ:辛いところは辛いけど(笑)。
 
鈴木:それはやっぱ年齢的にもさ、もっと若い時にもっとたくさんツアーをやっとい た訳じゃなくて、この年齢がいった段階でツアーが増えてきたりしているから、それ は前よりはきつくはなっているんだけど、それはもう
 
マエカワ:出来る範囲でね。
 
鈴木:騙し騙し、体を維持して。
 
──んー、なんかいい話ですね。で、「東京タワーツアー」ですが、これは全部ワンマンですか?
 
マエカワ:仙台と北海道だけオープニングアクトをつけるけど。基本はワンマン。
 
──リキッドルームはめちゃくちゃ久しぶりだと思うんですけど。
 
マエカワ:6年ぶりくらいかな。多分98年の頭にワンマンやっとった気がするんだよな。リキッドはいいライブが多かったんだよ。エンケンさんとやった時もそうだったし、斉藤和義くんのゲストで一曲くらいやらせてもらった時も。
 
竹安:こっちが楽しみで仕方ないもんね。リキッドでやれることが。
 
マエカワ:ロフトの人にそんなこと言っちゃいけないと思うんですけど、お客さんから見てもステージがカッコ良く見えるライブハウスなんだよ、リキッドって。で、 こっちから見ても、客の感じがすごくいい。
 
──私も個人的に好きです(笑)。特にイベントよりワンマンで見たいライブハウスですね。 “みっちりぎっちりがっつり見たい”、みたいな(笑)。
 
マエカワ:今、なんていったの? みっちりの意味が全然わからないのだけど。
 
鈴木:しかも全部韻を踏んでいた(笑)。
 
竹安:みっちりがっつり……
 
鈴木:もう一個なに?
 
竹安:くっきり。
 
鈴木:くっきり? みっちりってなんだ?
 
マエカワ:みっちりってなに? 満ちとること。
 
──いやいやいや(笑)、すいません。なんか変な言い方しちゃったみたいで。なんかこう、凝縮した感じでぎゅっとしている感じ。のつもりだったんですけど、おかしいですね(笑)。いや、でもほんとにそういう感じで(笑)見られるかと思うと楽しみですね。これは2003年では最後のワンマンになるんですよね?
 
マエカワ:2003年では最後のワンマンですね。
 
──東京のワンマンは4月のロフト以来ですね。
 
マエカワ:うん。だからリキッドにより多くの人が入るように。ライブはもう普通 の ライブだからね。どこでやろうと、30分のライブだろうと変わらんから。ただ、い ろんな曲が出来るからそれが楽しみ。
 
竹安:俺らも長いし、曲もいっぱいあるから選曲に悩むくらい。それも楽しみでね。 久々にやれる曲も。
 
マエカワ:その辺は期待してもらって大丈夫。昔見とって今見ていない人も、今見に 来てくれている人もそうだし、初めてみる人でももちろん楽しめる内容の一番すごいものにしたいな。
 
──楽しみですね。同じ日の深夜にマエカワさん企画でプラスワンのイベントもやっていただくことになっていて。
 
マエカワ:「笑いながら踊れ!」ね。まぁ普段は鈴木がみっちり喋っとるけど、俺も喋る機会は多いけど、この時は竹安・小西もみっちり喋ってくれることになると思う し。
 
竹安:いいライブが出来たらね、結構気持ちいいから喋るだろうし。
 
──じゃ、ガンガンお酒出しますんで、ガンガン飲んで喋ってください。
 
竹安:あんまり飲みすぎるとダメになっちゃうんだよね(笑)。
 
鈴木:酒量が増えるとステージ上でいらんことまで言って「お前それ言うなよー」っ て。バトルが繰り広げられそうで。
 
マエカワ:で、小西は寝そう。
 
──じゃ、加減をしつつ(笑)。トークを見られる機会ってあんまりないですもんね。
 
鈴木:前からロフトプラスワンでやろうっていう話は出てたんだよね。
 
竹安:ラジオ番組みたいな気楽に話す感じなんでしょ?
 
マエカワ:うん、だから一応4人で集まってフラカンが2003年を語るみたいな感 じにして。ほんとのラジオ番組みたいに、自分らの中で今年一番良かった曲を「じゃ 行きましょう」ってかけて、みんなにそれを聞いてもらったりして。俺らはその間に飲んで、また曲が終わったら喋り出すみたいな感じにしようかなと思ってる。
 
竹安:音楽もかかるし、みんなも楽しめるね。
 
鈴木:合同打ち上げみたいなもんですよ。
 
マエカワ:で、その後はDJもあって、朝まで踊って帰りましょうっていう感じに。
 
鈴木:だから全国からも大丈夫だよ、泊まりを用意していなくても。
 
マエカワ:始発までは付き合いますよっていう。今メンバーみんな付き合うつもりだ けど、もしかしたら酒飲み過ぎたとしても、そのまま楽屋で寝かしとくから。家には帰さないから(笑)。
 
──こちらも楽しみですね。それにしても今年はほんとにロフトはお世話になりまし た。
 
マエカワ:こちらこそ。ロフトは年末もあるからね、31日に。
 
──じゃ締めくくりもロフトで見られるフラワーカンパニーズですね。
 
マエカワ:今年は多いからね、ロフト。
 
──ほんっと多かったです。ありがとうございました。29日もどうぞよろしくお願いします。
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