自分たちに忠実でやりすぎな10曲、step by stepに覚醒
──なんか、step by step今あるものをっぜーんぶ出し切ったアルバムなんですね。
KOOSUKE:これで終わっちゃうっていうわけじゃないけどね。
YU:まだまだの曲もあるし、ネタはまだあるしね。1曲1曲に関しての出し尽くした感はあるから、達成感はすごいね。
TSUJI:とにかく聴いて欲しいアルバムですね。
──いままでのバンドに対する固定概念がある人に是非聴いて驚いて欲しいなあって思いますが。
KOOSUKE:うちら的にはすごく変わってなくて、自然な流れなんだけど。
──いやいや、step by stepが覚醒したぞ!! っていうアルバムだと思うよ。
KOOSUKE:バンドの結成当初からのビジョンのひとつが形に出来た感じで。
──そのこだわっているSKAに関してだけど…
KOOSUKE:SKAってジャンル自体は、本当は世界的には狭いジャンルだと思うんですよ。音楽を沢山聴いている人じゃないと、SKAがなにかって判らないかもしれなくて。レゲエは判るけど。でも僕らはSKAがすごく好きだから、SKAというジャンルをもっと発展させていきたくて。きっかけは何でも良くて、僕らのようなバンドでもいいんじゃないか、それでSKAを聴く人が増えればさ。
YU:だから、SKAを知らない人にも聴いて欲しいね。
KOOSUKE:これを聴いて「これがSKAだ!」って思わせるのもどうかと思うけど(笑)。ただSKAジャンルの幅を広げたいんですよ。それには色んなやり方があるんだよね。だから、日本で今、たまたま流行っているからSKAをやっているんじゃなくて、ずっとこだわって行きたいと思っています。
YU:その中でオリジナルをやりたいし。
TSUJI:意味はあると思います。
──ものすごく自分たちの気持ちに忠実にわがままに作られた曲だけが入っていて、健全だし気持ちがいいね。
YU:だって、自分たちが出す音だから。レコーディングの為の曲とか違うと思うし。
KOOSUKE:その辺が中途半端になっちゃったらダメだから。やり過ぎかやらな過ぎか。今回はついついやり過ぎばっかりが並んじゃったけど(笑)。
YU:そうだね。またアルバム作りたいよね。楽しかった! 達成感があったから言えるんだと思うけど、次を考えて行きたいですね。
KOOSUKE:常に曲を作っているしね。スケジュール通りに出す! っていうスタンスではないから、いつになるか判らないけど。
──これからリリースツアーだ!
YOSHIKI:今回は結構細かく回るし、とにかくライブに来て欲しいね。初めての土地も沢山あるし。
KOOSUKE:本当に楽しみだよねぇ! とにかくライブを見て、納得してCDを買ってもらってもいいと思う。それくらいのライブをやる自信はあるから! ライブ来てくれれば判るから。
──9/7 SHELTER が楽しみだな、個人的には。
KOOSUKE:そうね。昼の部! ONE TRACK MINDの復活で初の昼の部だし。
YOSHIKI:後は、9/21の下北沢屋根裏。ここからうちらが始まったし、仲間内で企画をやるね。
──リリース後の初ライブで、これも楽しみだね。来年、2月のロフトファイナルまで長いけど…頑張って頂戴!