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INTERVIEW

トップインタビュー【復刻インタビュー】WE HAD BEEN THERE~A tribute to BEYONDS~ BEYONDSトリビュートCD発売&LIVE決行記念スペシャル大放談!(2002年6月号)- あの時、確かにそこにいた──

あの時、確かにそこにいた──

2002.06.01

大阪でのラスト・ライヴ珍道記 

西村:俺、ビヨンズのライヴは観たことないんですよね。ビデオで観たことがあるだけで。 
 
盛樹:ニシがまだ栃木の高校からシェルターに通ってた頃だろ?(笑) 
 
西村:ビヨンズってシェルターに出てましたっけ?
 
大地:しょっちゅうやってたよね? 
 
トク:1、2回しかない。 
 
大地:あ、そうだっけ? 
 
盛樹:ブッチャーズとミルク・カウとやりましたよ。(94年3月6日/シェルターでの最後の公演)
 
吉村:ロフトのほうが多かったんだよ。
 
谷口 順:セカンドのレコ発は旧ロフトでやったね。(93年12月20日/レコ発ワンマン) 
 
谷口 健:横山(健/ハイ・スタンダード)君がギターを弾いた時? 
 
谷口 順:ああ、そうだ、そうだ! 
 
トク:あと、マザーズとロフトでやってる。(93年9月21日/<ドライブ兄弟VOL.2>でマザーズ、ハイスタと共演) 
 
大地:マザーズ! 懐かしい~! 
 
盛樹:トクもよく覚えてんな。
 
WOO:トクはビヨンズ・フリークだったもんな。
 
盛樹:確かにビヨンズのライヴの時、トクはいつもいたよね。 
 
大地:いっつもパーマヘアが見えた!
 
谷口 順:ヤだとも言えないしね、客として来てるんだから(笑)。
 
盛樹:ヘヴンズでやった解散ライヴの時に、トクがアンコールでステージに上って「I Can't Explain」を大熱唱してたの覚えてるな。
 
大地:俺、ビヨンズの時って凄くライヴをやってた思い出があるんだけど、どこがメインっていうのが余りなかった気がするんだよね。
 
谷口 順:ちょうどいろんな所でライヴができる状況になってきた頃だからじゃない? でもメインはやっぱりヘヴンズでしょ。 
 
吉村:そうだよね。そういうイメージあるんだよ。
 
トク:初期はアンティノックでしょ、やっぱねぇ。
 
大地:ヘヴンズで最後にやった後、最終的には大阪で本当に最後のライヴだったんだよね。ブッチャーズと一緒にやって。その時のブッチャーズが凄い印象的で。
 
吉村:名古屋、大阪でやった時な。 
 
大地:ブッチャーズがトリでね。SEが流れてるのにも関わらず、ドラムの小松(正宏)が音チェックでリズムを叩き出したの。そしたらSEがサーッと引いてさ、ライヴが始まったのかと思って。「ウォラッ! 曲止まっちまったべやッ!」ってヨウちゃんがスッゲー怒って、その声が会場に思いきり聞こえちゃったんだよね(笑)。 
 
吉村:いっつも小松に言ってたもん、「な~ぜお前はそんなに叩くぅ!?」って(笑)。
 
──ヘヴンズでの最後のライヴ(94年3月12日)って、アンコールの時に客がどんどんステージに上がったっていうのが伝説になってるじゃないですか。 
 
トク:皆知り合いばっかだよ。ミルク・カウと俺と颱風一家。 
 
盛樹:何、自分をアピールしてんだよ?(笑)
 
──その後の名古屋と大阪も同じ状況だったんですか? 大地 名古屋は全然覚えてないけど…。
 
吉村:俺は覚えてるぞぉ! まぁ当時いろんなバンド内事情があったりしたけど、バンドがやってきたことに対しては素直に対応して一緒に回ったりして、で、カプセル・ホテルに泊まったり…(笑)。車がガス欠になって一緒に押したりね。 岡崎 あった、あった! スタンドの手前でガス欠!(笑)
 
大地:よく覚えてるねぇ!
 
谷口 健:ライヴはごく普通に…。大阪は、瞬間的かもしれないですけど、自分で唄っててほんのり目頭が熱くなるところはあったんですけど。
 
岡崎:大阪は俺も、「これで最後なんだ」って思ってやってた。 
 
谷口 健:ブッチャーズと一緒に終焉を迎えられたことはやっぱり良かったですね。 
 
吉村:それプラス、学がそれに同行してたことだね。心斎橋のクアトロだったんだけど、学は最初っから最後までうなだれてたんだよね。酔っ払って、柵つかまえてグッタリで(笑)。俺、その時のライヴはそれしか覚えてないんだよ、実は。小松のことと、目の前で柵につかまってうなだれてる学(笑)。そんな客いねぇじゃん?(笑)
 
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当時ビヨンズのA&Rだった与田太郎氏(左)、後期ビヨンズのギタリスト、岡崎善郎氏(右)。
 
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