どうも、大島薫です。
最近ツイッターで、読んだマンガの話をつぶやいたら、ありがたいことに作者の方が見てくださり、出版社も巻き込んでイベントに呼ばれることとなりました。
これが掲載される頃にはイベントは終了していますが、『あまちんは自称♂』というかわいい男の子が出てくるマンガで、自称♂のあまちんというキャラクターが巻き起こす学園ラブコメ物といった内容となっております。
こういった男の娘を扱った作品の漫画家さんとは何人か知り合いがいますが、作者の方がボクのことを知っていてくださるのは本当に嬉しいことです。
元々、ボクの女装のきっかけも二次元のそういった男の娘がきっかけだったので、なんというか藤子不二雄両氏が手塚治虫先生に認められたときの感じといいますか、「え、そんなそんな、こちらこそお世話になってます」的なそういう気持ちになりますね。
自身がそんなきっかけだったこともありますが、たとえば自分が女装をするとか、男の娘になりたい願望があるという方だけでなく、女の子だけじゃなくかわいい男の娘も恋愛対象だ! という男性のきっかけが二次元スタートだったなんて話もよく聞きます。
二次元は創作物なので見た目はやはりかなり女の子に近いわけです。ですが、そこを入り口にちょっと男性の雰囲気も残る三次元の女装男子・男の娘にも興味を持てるようになるということも大いにあります。
いわば、二次元はいろいろな入り口になっていますね。考えてみれば、フィクション自体がそういうものかもしれません。『ドラえもん』という作品があるから、あんなふうに人間の親しい友人としてのロボットを作ってみたいと考えて学者になるような人もいるでしょう。
想像や空想がある一定のラインを超えると、人は現実世界でそれを体験してみたくなるのかもしれません。ボクも二次元で見た男の娘のような容姿を自分で再現してみたくて、このような活動を始めたわけですから、形は違えど同じような志を持ってなにかを表現する方々がこれからもたくさん出てくるかもしれません。
たとえば絵本で見た人魚のような姿になりたい、たとえばオドロオドロしいファンタジー映画の怪物のような容姿になってみたい。そんな空想を現実化した、みんながなりたいなにかになっている世界が見れたら楽しいかもしれませんね。