カネシロマサヒデ
親戚一同が勢ぞろいした時の最近の僕の役割は子どもたちと遊んであげるおじちゃんだ。
上は小2、下は3歳の6人の子どもたちが一気にぼくに向かって満面の笑みで寄ってくる。
子どもたちは汗だくになりながら自分の体力の限界も忘れて走り回る。ヘリウムガスの入った風船1つで2時間は遊べる。
ぼくは「安全確保とみんなが満遍なく楽しめる」をテーマに新しい遊びをドンドン提案する。
ドンドンエスカレートして行く謎の風船遊びに子どもたちのテンションは最高潮へ。
その時だ。4歳の男の子が走りながらゲロを吐いた。そして大泣きした。彼の母親が寄ってきて掃除していた。
あの時ぼくは初めて、楽し過ぎてゲロを吐いた人を見たんだ。
ぼくはゲロを吐くまで人を楽しませた事があるんだよ。
だからライブ来てね。
岡崎体育
小学生の頃、5・6年生は毎週火曜日の6時間目になると授業の一環としてクラブ活動を行っていた。私はキックベース部に入っていて毎週体を動かしていたのだが、雨が降っている日にはグラウンド競技系の部活は図書室でビデオを観ることになっていた。ある雨の日、先生が持ってきたビデオはスターウォーズエピソードI。めちゃくちゃ楽しみでワクワクしながら見ていたが、隣に座っていたKくんに毎分間隔でネタバレ実況をされていて殴り合いのケンカになった。私なりのスターウォーズがそこにあった。
GIMA☆KENTA
新曲ができると自分のご褒美として 大好きな焼きそばとビールを飲む。いつからか習慣になって その時間は自分にとって幸せで大切な時間。つい最近も深夜にルンルンで塩焼きソバとビールを買って家に帰った。そしたら家の下に腹すかした猫がこっちにむかって泣いていた。今日は気分がいい。急いで魚肉ソーセージを買いに行く。よし、一緒に食おうぜ。とお湯を捨て家の下で僕と猫 面と向かい。お待たせ、と魚肉ソーセージを子猫にむかって投げた。すると猫はそれを口に咥えて深夜の路地に逃げ込んだ。「おいおい!」街灯のオレンジの灯りの下僕ひとりぼっち。右手には6本入りの魚肉ソーセージ。