レコード&昭和プロレス愛好家のゴベと申します。
前回(第39回)は、1995年11月25日に行なわれたイベントに出演したヌンチャクを取り上げました。今回はその続きです。
同イベントに出演したのは、ヌンチャク、RUDE BONES、TAKE THE LEAD、そしてCOCOBAT。
HELLO FROM THE GUTTERからリリースされたCD『Devil's Rondo』とセット販売されたCOCOBATのスクラップブックに、フライヤー画像が載っていました。
COCOBATのTAKE-SHIT氏は、約1カ月前(10月28日)にシェルターで行なわれた『H.G.F.P.』でもヌンチャクと対バンしています。その日はDBXのベーシストとして出演していました。第38回で『H.G.F.P.』について書いているので、そちらもご覧ください。
『H.G.F.P.』の終演後。シェルターの前にいたTAKE-SHIT氏に挨拶しようと近づくと、彼は開口一番、「COCOBATに元SHELLSHOCKのKOJIが入ったよ」と言い放ったのです。驚きと喜びのあまり、思わず飛び上がりましたよ(マジで)。
KOJIこと保坂幸治氏は、1992年から事実上の解散を迎えた1994年までSHELLSHOCKに在籍していたギタリスト。彼が参加した3rdアルバム『FIEL LÄRM』(フィール・レルム)は、スラッシュメタルの枠を超え、ハードコアやノイズ、インダストリアルといったさまざまな要素を消化した名盤です。
(SHELLSHOCKは2009年に再結成。現在も活躍中です!)
SHELLSHOCKの熱烈なファンだったので「COCOBATと保坂くんの組み合わせで、どんな化学反応が起こるのだろう?」と楽しみにしていました。
保坂くんが加入した新生COCOBATのライブを初めて観たのが、11月25日のロフト公演です。予想をはるかに上回るカッコよさに興奮して、ステージダイブを連発。
終演後、久々に会った保坂くんとビール片手に語り合ったことを、今でも覚えています。
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1995年11月28日は、シェルターでCOWPERS、VOLUME DEALERS、WRENCH、BACKBONE。
BACKBONEは、現BBのRyujiさんがCOCOBAT脱退後に結成したバンド。変拍子が多く、Ryujiさんのキャリアの中で最もBBの音楽性に近いサウンドだったように思います。
1997年3月にリリースされた『BACKBONE』のアナログ盤を載せておきますね。Ryujiさんのサイン入りです。