こんにちは、今野亜美です。

なんとこれが今年最後のコラム。そんな2017年を締めくくるのはやはり、大好きな「野毛」でのエピソード。

向かったのは雑居ビルの2階にあるバー『つかれたおじさんのお店　カントリー』。ユニークな店名に惹かれ、入ることを決めました。

扉を開け、見えたのは、オーバーオールにキャスケット、まるでキャラクターのような格好のおじさま。実はこの方がこのお店のマスター。「若いのによく入れたねぇ〜！」。とても気さく。「何飲む？ 変わったものはねぇよ」。ということで頼んだ、ハイボール。濃いめで美味しい。「野毛の氷屋さんで仕入れた氷を使ってるんだって」。常連さんからの情報を聞いていると、「こぉりや参った〜」。別の常連さんのおやじギャグが聞こえる。

 

 

「ここのハイボール、おいしいよね」。そんな話から始まり、常連さんたちとの会話が始まる。店内にはスーツを着た仕事帰りの方が多い。「仕事で疲れたらさ、やっぱりこうやって飲んで、息抜きが大事！」。楽しい会話。ヘビーな仕事論ですら最後には笑いに変わる。

賑やかな店内は気がつけばほぼ満席。目の前には「ストロングゼロ」片手、いつの間にか飲み始めているマスターの姿。「そういえば」、聞こうと思っていた質問。「この店名の由来ってなんですか？」。マスターは答える。「疲れてるからだよ」。シンプル。一見ぶっきらぼうそうにも見えるが、「若い人って普段来ないから照れちゃう」と、とても萌え度が高い。

「つかれたおじさんのお店」。美味しいお酒を飲みながら話し、疲れを癒した時間。酒場巡りをライフワークとしてはや数年。やはり思うのは、飲みニケーションこそ最高の癒し。2018年。新たな一年を目の前に、願いはひとつ。「さらに充実した飲み歩きができますように」。

さて、新年一回目、どの街へ飲みに行こうかな。