講談社 / 1,470 yen
松竹芸能に所属する若手芸人、うしろシティ初の著書『料理男子と裁縫男子』。本書では主に、“イタキャラ”が定着しつつある阿諏訪氏のオリジナルレシピ、ラジオでリスナーに亀頭を懇願された金子氏の裁縫講習、最後は各々の単独インタビュー、二人の座談で締めくくられている。料理では、胸元をチラつかせた阿諏訪氏が手料理を金子氏に振る舞うが、金子氏は全く味の感想を言わず、最後は阿諏訪氏も苦悶の表情を浮かべ料理を出す。裁縫パートでは、金子氏の自宅に先生を招き、シャツなどの作り方を習う。講習を受けたことによってだろうか、終盤には金子氏の“裁縫トーク”にも磨きがかかったように思える。最後のインタビュー、座談ではこれまでの経緯やこれからを語っている。キングオブコントで11年から13年に準決勝、決勝に出場した際の心境はファン必見かと。小さな寺院で出会い、コンビを結成した二人の魅力を本書を手にとってお確かめ下さい。（阿佐ヶ谷ロフトA：ドゥーン平気）
