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雪降る夜に下北沢Flowers Loftで開催されたナナジュウハチ主催のスリーマン公演、由薫・Young Keeを迎え、心温まる共演を果たす!

2024.02.15

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東京出身のシンガーソングライター、ナナジュウハチが主催スリーマンライブ『PANDE3IC』3回目となる公演が、2024年2月5日(月)に下北沢Flowers Loftで開催された。
 
今回は、ドラマ『星降る夜に』主題歌「星月夜」が国内外で話題を集め、人気急上昇中のSSW「由薫」とアンニュイでジェンダーレスな容姿とは裏腹に、甘さと苦味を併せ持つ歌声でファンが急増中のSSW「Young Kee」という、同世代の2名をゲストに迎え開催された。
また、自身が立ち上げたアパレルプロジェクト“NJH FLASH STUDIO”のPOPUPも会場内でおこなわれ、音楽とファッションが共存する華やかなイベントとなった。

由薫

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弾き語りスタイルでの出演。
「Crystals」からはじまり、雪降る夜にぴったりの透明感のある歌声と繊細なギターで会場を包み込んだ。
MCでは、ナナジュウハチとの出会いや代々木公園にカバー動画を撮りに行ったエピソードトークを繰り広げ、友達の誕生日イベントに呼ばれたことを嬉しく思うと語った。
1月17日にリリースされた1stアルバムから「E Y E S」を披露し、曲の後半でオーディエンスとキーリングパートを一緒に歌唱すると、さらに暖かい雰囲気に。
 

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さらに3曲目では、下北沢でライブをよくしていた頃、今日限りの演奏をよくしたと思い出を語り、この日のためだけの「口だけ」を披露した。
4曲目「星月夜」、落ちサビのアカペラがホール全体に響き渡り、オーディエンスはその儚い歌声を前のめりで聴いていた。
最後に、雪という言葉が入っている「ヒヤシンス」を披露し、最後に相応しい 気持ちが前面に出ていた演奏であった。
大雪の中足を運んだオーディエンスに、雪降る日に出会えた皆さんと団結力を感じたと、最後まで由薫らしい温かく優しさの溢れる空間であった。

Young Kee

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ドラム・ギターをサポートに迎えた3ピースセットでの出演。
キラーナンバー「Wicked Love」で幕を開け、縦横無尽にステージを舞うその姿に誰もが釘付けに。今回が初の撮影OKライブということもあり、オーディエンスへのアプローチが抜群の刺激的なスタートであった。
2曲目「ムスク」では、ノリの良いサウンドで心を掴み、あっという間に会場をYoung Keeの香りで包み込む。
「知っていたら一緒に歌って!」と呼びかけ、3曲目「シュガー」。どこか胸が痛むようなトゲのある歌声と、掻き鳴らされるセンチメンタルなギターとの共鳴。とめどない衝動を感じさせた。
 

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MCでは、「この3人なら2024年パンデミック起こせると思うのでよろしくお願いします。こんな天気の中来てくれた方々を楽しませずに返すわけにはいかない」と会場を湧き上がらせた。
4曲目「ナイフ」では、寒さを感じさせない程会場の熱気が溢れ、つづく「Acid Rain」では、オーディエンスとの距離もグッと縮まっていた。
ナナジュウハチへのバースデーソングをアカペラで歌い上げ、ラストソング「Anthem」へ。最後はしっとりとYoung Keeなりのラヴソングを届けた。
1曲やるごとにお客さんのテンションがどんどんと加速し、ジェットコースターのような疾走感とドキドキを感じさせるライブであった。

ナナジュウハチ

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ステージ装飾や映像にもこだわり、今回はカメラマンの盟友・久保寺美羽がライブ全編VJを務めた。
サポートメンバーは音楽大学同期のモリシタヒビキ〈キーボード / シンセベース〉・松浦綸〈ドラム / MPC〉に加え、今回からギターでgyoshi(Klang Ruler)が参加した。
ポケットモンスターをサンプリングしたSEからはじまり、高まる期待の中 ポップナンバー「dive」へ。
第一声から会場はナナジュウハチ色に染まる。軽快なリズムと心地よい歌声で、音の波に攫われるような感覚。
最後の一節を歌い終わり、「ナナジュウハチです。今日はよろしくお願いします!」と言うと、オーディエンスから拍手と共に観声も上がり、最高のスタートを感じさせた。
そのまま「dive」から次曲を予感させるinterludeで胸が高鳴り、2曲目「BLUE LIGHT CITY」。
月夜のドット絵がVJで映し出され、楽曲の題材となったゴッホ“星月夜”を彷彿とさせる神妙な雰囲気。リードギターの不思議な音に導かれ、夜を彷徨うような空間を作り出していた。
曲間を止めずに水の音が流れ出し、そのまま爽やかなサマーチューン「ramune」へ。グルーヴ感のあるビートと、中盤のスウィングになるアレンジで心躍らせ、熱くなった会場が一気に涼やかに。夏が待ち遠しくなるような爽快さを感じさせた。
 

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4曲目「LOSE PLAY」では、Music Videoに登場するゼリーケーキをCGで再現したキラキラとしたVJが目を惹いた。メロウな歌声と硬めのビート、ジャジーなキーボードで揺らし、サビでオーディエンスのテンションは急上昇。たくさんの笑顔が見られた。
聴き馴染みのあるパーカッションからはじまり、流れるように5曲目「QQ」へ。サビで「QQ!」と繰り返すフレーズと共に弾けるような盛り上がりをみせ、会場のノリは最高潮に。
そのままinterludeへと移り変わり、音源未発表の新曲「FLASH」を初披露。
頭の中を駆け巡るようなメロディー、葛藤と希望。
閃光的なストリングスがヒカリへ導くような感覚を与え、ラストに向かうにつれて開放的な空間を作り出した。
“この世界を煌めきたい君と”の歌詞の通り、今にも踊りたくなるナンバー。
歌い終えると、会場からは「最高!」の声が起こり、熱狂は最高潮へ。
音を止めずここまで怒涛の6曲ぶっ通しだったが、ラストは感謝を込めて歌うしっとりバラード「Saturn」。
大雪の影響で半分ほどの方が来られなくなってしまった為、急遽Instagramで全編生配信をしていた本人が、最後に生配信を観ているリスナーに声をかけ、出演してくれた由薫とYoung Keeへの愛と、大変な天候でありながら更に月曜から来場してくれたオーディエンスへ大きな感謝を伝えた。
アンコールではグラスを片手に登場し、ライブの人気曲「mega high」を披露。“踊れやシモキタ!”と宴ムードで盛り上がり、歌いながら前方にいるオーディエンスと実際に乾杯するなど、“PANDE3IC vol.3”は大雪を感じさせない心温まる空間で締め括られた。(Text:luna / Photo:Mizuki Tsuji)

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