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トップレポートゴールデンボンバー鬼龍院翔の書籍『超!簡単なステージ論』トークイベント、ロフトプラスワンにて開催!「この本があることによって一歩踏み出せれば」

ゴールデンボンバー鬼龍院翔の書籍『超!簡単なステージ論』トークイベント、ロフトプラスワンにて開催!「この本があることによって一歩踏み出せれば」

2023.06.07

ゴールデンボンバー鬼龍院翔が20年近くステージ活動をしてきて実感し学んできた「音楽以外にやったほうがいいこと」を全て書き出したマニュアル本『超!簡単なステージ論 舞台に上がるすべての人が使える72の大ワザ/小ワザ/反則ワザ』の発売後、さまざまな感想を受け、さらにより良いステージ論を考えていくイベント『ステージ大好きマンの集い〜ステージのためにできることを中堅バンドマンとみんなで考える会〜』が、6月6日(火)ロフトプラスワンにて開催された。
 

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ゲストには自身もバンド「NoGoD」のボーカルを務め、音楽エンターテイメント業界についてとても詳しい団長を迎え、「ステージで音楽以外に出来ること」を議論していくべく開催された本イベント。
 

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「他の人のライブを見ていて“ここ一つこうやればめっちゃ良くなるのに”みたいなのってめっちゃ悔しいんですよ」と話し始めた鬼龍院。「エンターテイメント界、バンド界がこの本によって全体的な底上げになるんじゃないかなと思って」と、思いを語る。すでに『超!簡単なステージ論』を読んだと言う団長は「鬼龍院翔の真面目で卑屈で頑固な部分が出てて生々しかった」と評した。
 

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著書内の「メンバーは似た者よりも、タイプ別に集めよう」という項目に触れたトークでは、「アイドルさんみたいにプロデュース側がハナから狙ってやるのはあるけど、バンドはなかなか難しい。たまたま軽音部で出会ったメンバーで始めたりする」「運良くキャラが分かれてるバンドが売れる」と唸りつつも、「人それぞれ、完璧なイケメン・美女じゃなくていいよってこと」「たまたま誰かしらのタイプに刺さることもある、絶世の美女・絶世のイケメンを集めなきゃいけないって考えがなくてもいい」と説明。
 

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団長と、ゴールデンボンバーのドラムの樽美酒研二はお互いに「白塗りメイク」。白塗りメイクはなかなか不思議な存在であり、怖がられることもある。しかし、「実は樽美酒研二は、最初のほうは今よりポップではないメイクだったと気づいた」と鬼龍院。実際に2009年と2023年現在の写真を見比べて「今のほうがポップでキャッチーで可愛い。“一見さんに怖がられない”ステージ論として正解」と話した。
 

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「結局はどんな人だって、ステージに立たなきゃわからないことがある」「ステージに立ってなかったら絶対わからないことがあった」と話し、「それをこの本にまとめた」と言う。
「ステージから我々が降りてないのは、ステージから見える景色・歓声に救われている。1秒でも長くいい景色を見られるように、この本が役立てばいい」と団長が話すと、「この本があることによって一歩踏み出せればいいってなればいい」と鬼龍院が語り、イベントは終演した。
 
トークの模様は全編YouTube Liveで生配信され、アーカイブも無料公開中。

商品情報

超!簡単なステージ論
舞台に上がるすべての人が使える72の大ワザ/小ワザ/反則ワザ

鬼龍院翔(ゴールデンボンバー)著
判型/ページ数:四六判/192P
価格:1,980円(本体1,800円+税10%)
書籍・電子書籍ともに販売中

■内容
本書は努力や難しいことは一切なし!音楽の話も一切なし!
ゴールデンボンバー鬼龍院翔が20年近くステージ活動をしてきて学んできた
「音楽以外にやったほうがいいこと」を全て書き出したマニュアル本。
ゴールデンボンバーのリーダーであり演出担当としてステージ活動をし、元芸人でもある特殊な経歴を持つ鬼龍院翔。

自分のファンではない他の出演者のお客さんやフロアの人の心をいかに開くか、記憶に残るか、満足感を感じさせられるか。
そして新たな人にファンになってもらうため、ライブ・ステージで常に意識していることが幾つもあります。
それは例えば
・一番後ろの列のお客さんにもわかるようにパフォーマンスをする
・演奏する前にどんな曲か説明する
・誰一人疎外感を与えない
などで、実はとても単純で小さなことの積み重ねなのですが、これらをやるだけでフロアのお客さんの満足度に大きな差が出ると感じています。
しかし、実際のライブシーンではそれらを実行していない人たちが多いのが現状です。
おそらく「音楽の力だけで」オーディエンスに振り向いてもらおうと思っている故なのだと思いますが、鬼龍院翔は音楽だけでアプローチすることを早々に諦め、自分は「音楽の天才ではない」と自覚し、音楽以外で出来ることも進んで実践してきました。
そんな鬼龍院翔が長年のステージで得た経験からまとめたこれらの方法論を本書では「ステージ論」と呼び、このメソッドを中心とし、「ステージに立つ人が成功を掴むための方法論」を解説しているのが本書となります。
その内容は決して難しいことはなく、当たり前のことをただ実践するだけ。努力などせず今日から使えるものばかり。
ミュージシャンだけでなく、お笑い、演劇、アイドルなど、エンタメ業界に生きる演者すべての人間が今日から実践できる内容が詰まった一冊です。

※本書は音楽だけで人を振り向かせられる「音楽の天才」の方には全くもって必要のない本です。
しかしもしあなたが「自分は音楽の天才ではないかもしれない…」「天才だと思ってたんだけど活動できるタイムリミットが迫ってるな…」と少しでも思っていたら、本書は強力な効果を発揮すると思います。
音楽以外のことも出来る限りやって、エンターテイナーとして夢破れないための方法を全て記しました。
夢破れる人が一人でも減って、ライブエンターテイメント業界が活発になることを願います。

■コンテンツ
ステージ論・念頭に置くべき六箇条
一 興味のない人の心の扉を開くのは音楽ではない。
三 可能性を狭める意見は基本的にすべて無視する。
四 ステージは見やすさを第一に考える。
五 あなたのジャンルが特殊であることを理解しておく。
六 おいてきぼりな気分の人を生み出さないように細心の注意を払う。

観客を満足させるための50の法則〜ステージ論
・まずは音楽への幻想・過信を捨てる。
・客席の「見えづらさ」を体感しておく。
・地雷を踏みたくなければ、前のステージは観ておくべき。
・ライブ前、フロアの空気を整えるためのテクニック。
・曲間のMC完全マニュアル
・MCはステージ序盤で入れないと意味がない。
・歌う前の曲の解説は、ボケの前フリにも使える。
・万人に通用するのは、下から目線のMC。
・対バン目当てのお客さんを、振り向かせる方法。
・あなたに興味がないお客さんへのアプローチ。
・MCで、他の演者のコンテンツを横取りしてはいけない。
・地方のお客さんは、手垢がついた地元話に飽き飽きしている。
・聴き取りにくいMCの簡単な改善方法。
・こんなMCは嫌だ! 5選
・外音爆音問題
・オケがフルで鳴っているときでも言葉をちゃんと伝える方法。
・ライブハウスでは歌詞の9割は伝わっていない。
・曲中の振りは強要してはいけない。
・お客さんの心の扉を開くには
・愛嬌の大事さはYouTuberに学ぶ。
・フライヤーを100枚配るなら、それをきっかけに10人と話す。
・PAさん、照明さんはあくまでハコのスタッフ。期待し過ぎてはいけない。
・理想のお客さん像を押し付けることはやめましょう。
・8割のマンネリを、全力で見せる。
・あがり症でも、ステージに立ち続ければ日常になる。
・どんなライブを見学してもマイナスなことはひとつもない。
・友達を呼んでチケットノルマを埋めるのは意味がない。
・著名ミュージシャンのライブDVDが参考にならない理由。
ほか

円滑に活動を続けていくためのバンド運営編
・「良い曲をやれば売れる」ほど理想的な世界ではない。
・ONE OK ROCK後釜選手権に参加しない方が良い。
・方向性に迷ったら、両方やる。
・仕事で関わっていない異性をSNSでフォローしない。
・メンバーはいずれ水を飲むだけでむかつく時期がくるらしい。
・ライト層が抜けられないよう、深い沼を掘っておこう。
・バンドを諦める前に、やれることを全部やったか問うてみる。
ほか

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