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Conton Candy、初の東名阪ツーマンツアー完走! 9月15日に新曲「moonwalk」を配信リリース決定!

2022.08.22

8月21日(日)、渋谷eggmanが観客の最高潮のボルテージとともに万雷の拍手に飲み込まれた。
 
平均年齢19歳のスリーピースガールズバンド “Conton Candy”が、8月21日(日)に東京・渋谷eggmanにて自身初となる東名阪ツーマンツアー『angel tour』のファイナル公演を迎えた。このツアーは7月21日(水)にリリースした2nd EP『angel』のリリースを記念して、メンバーが尊敬する、または親交のあるバンドを毎公演ゲストに招いての開催となる。
 

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初演は8月12日(金)に名古屋・栄 R.A.DにてThe Songbardsを、同月14日(日)に大阪・三国ヶ丘 FUZZで、バンド同士親交のあるルサンチマンを、東京公演はリュックと添い寝ごはんとともに、渋谷eggmanでファイナルを迎えた。チケットは公演を迎える前にSOLD OUTとなり、当日券を求めて開場前から長蛇の列がなされた。名阪を周り、バンドとしてさらにパワーアップしたConton Candyを、会場を埋め尽くす観客が出迎えた。
 

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3つのバックライトで照らされたステージに、彼女たちのコーラスが重なった幻想的なSEが鳴り響く。颯爽と登場したConton Candyのステージは、Dr.彩楓(さやか)のカウント、Vo.紬衣(つむぎ)の「ツアーファイナル始めます!」という掛け声が開幕の合図となって始まった。1曲目は、2nd EP『angel』からリード曲の「執着」。紬衣の甘くも心を抉る歌声、そして3人がかき鳴らす圧倒的なサウンドに会場が一気に引き込まれる。そして、「Conton Candyからポップな一曲を」と紹介されて始まったのは、同じく2nd EPから「envy」。そのまま畳みかけるように、揺れ動く恋心を描いた「コスモス」。ライティングがコスモス色のピンクに光ったと思えば、リズム隊の重厚感あるサウンドとともに、エモーショナルなボーカルが響き渡る。序盤のたった3曲で、これぞConton Candyだと、思い知らされるような衝撃が会場を飲み込んだ。
 
MCでは、紬衣が「まさかこんな大きな箱を埋められると思ってなかった、本当に来てくださってありがとうございます!」と観客への感謝の気持ちとともに、ツアーに参加してくれたすべてのバンドへリスペクトと感謝を述べた。そして、「来てくれたあなたたち一人一人に私たちの音楽を届けます!」という言葉ともに始まった「音の鳴る方へ」では、まさに“胸の高鳴る方へ”と観客が導かれ、会場全体が曲に合わせた手拍子で心を繋げた。そしてそのままConton Candyのバラードナンバー「ディープレッドタルト」へ。切なくも儚い旋律に乗せて、紬衣の歌声が会場のトーンを重く深くしていく。
 
その後、「この3人でやっていく覚悟が詰まったEPになりました」と『angel』の制作を振り返り、「いつまでも、いつまでも、あなたの曲を歌い続けられますように」と絞り出されるような声から始まった「濁り」。シンプルな白のライティングで照らされた3によって紡ぎ出されたメロディと歌声が、ステージを見つめるオーディエンスを包み込んだ。
 

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トークでは、普段進行役の紬衣から、双子であるBa.楓華(ふうか)と彩楓にMCを託した。ライブとは打って変わったのほほんとした雰囲気に温かい拍手が送られる。「煙になって飛んでゆく」という紬衣の言葉を引き金に始まったのは、2nd EPから「エンジェルスモーク」。そして、彼女たちが多くの人に知れ渡るきっかけとなった曲、「ロングスカートは靡いて」が紬衣のエレキギター一本に歌声を乗せて始まった。そんな特別バージョンで始まったこの曲で、会場のボルテージは最高潮に。
 

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「あと1曲演って帰ります、いつかワンマンができるようになったら絶対に来てください!」というMCに応えるように拍手が送られ、「ツアーが始まるまでにいろいろな人と出逢い、色々な経験をしてきました。過去の自分に、今の自分から言いたいことがあります。歌うことを決めてくれて、本当にありがとう」と紬衣が言葉を詰まらせながら綴り、2nd EPの最後に収録されている「月と太陽」で本編の幕を閉じた。
 

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会場全体から割れんばかりの拍手で迎えられたアンコールでは、紬衣の「新曲やります」の言葉と共に、ライブ初披露の新曲「moonwalk」。“拝啓いつかの君へ”で始まった、誰しもが持ちうる“不在の存在”を確かに感じさせる歌詞が、切なさと強さを内包した歌声と演奏で届けられた。そして、演奏後のMCで、「moonwalk」が9月15日(木)に配信限定でリリースされることが発表となった。さらに、「Conton Candyのライブ定番曲が残ってます! 聴きたいですか?」と観客を煽り、最後に披露されたのは彼女たちの定番のライブナンバー「102号室」。曲中、歌詞になぞらえ、観客へ「愛してます!」という一言。彼女たちは“全て”を、いや“全て”以上を出し切ったと云わんばかりの笑顔でギターを、ベースを、ドラムをかき鳴らして、終演を迎えた。
 

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初のツアーを大盛況のままに完走し、大きく新たな一歩を踏み出したConton Candy。これからの彼女たちを待ち受ける輝かしい未来をしかと感じるツアーであった。

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