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トップレポート凛として時雨が初の配信ライブ『15th anniversary #4 for Extreaming Live Edition』を公開、劇場公開も決定!

凛として時雨が初の配信ライブ『15th anniversary #4 for Extreaming Live Edition』を公開、劇場公開も決定!

2020.11.08

11月7日、凛として時雨が初の配信ライブ『凛として時雨 15th anniversary #4 for Extreaming Live Edition』を公開した。
 
このライブは2005年に発表したインディーズデビュー作『#4』の15周年を記念して、TK自らリマスタリングをした『#4 -Retornado-』が数量限定でリリースされることに合わせて行なわれたもの。
事前の予告通り、『#4』からの楽曲を中心とした貴重なセットリストで、長年のファンにはたまらないライブとなった。なお、監督はTK from 凛として時雨の配信ライブ同様、最勝健太郎が担当している。
 

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SEのノイズが鳴り響く中、ステージに向かうメンバーの姿が映し出され、3人が三角形になって向き合う形で位置につくと、「Sadistic Summer」からライブがスタート。
当時はよく「予測不能」と評された、緩急の効いたプログレッシヴなアレンジや、バンドの真骨頂とも言うべきTKと345の掛け合い、手数の多いフレーズをクールに熱くプレイするピエール中野のスタイルは、すでにこの頃から完成されたものだったことが伝わってくる。
 
疾走感が心地いい「テレキャスターの真実」、バンドのポップな側面を示す「CRAZY感情STYLE」など、序盤から『#4』の収録曲が続き、動きのある映像と凝ったライティングによって、生のライブさながらの臨場感が伝わってくる。345の推進力あるベースがグルーヴを引っ張る「トルネードG」や、TKが小気味いいカッティングを聴かせる「O.F.T」といったあまりライブで演奏されないレアな曲が聴けるのは、特別なライブならではだ。
 

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深いリヴァーブ/ディレイのかかったTKのギターによるアルペジオに合わせ、暗闇に徐々に光が射していく「Acoustic」では、沈み込んでいくかのようなディープな世界を作り上げた前半から一転して、後半ではバンド全体がバースト。
そのドラマチックなコントラストを、映像美がさらに引き立てている。無数のサーチライトに照らされて始まった「ターボチャージャーON」では、繊細なハイハットワークとセット全体を使った狂騒的なプレイを行き来しながら、バンドの屋台骨としてアンサンブルを下支えするだけでなく、キメの中で器用にスティックを回すピエール中野のエンターテイナーぶりも際立つ。
 

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中盤までは『#4』からの楽曲が続いたが、ここからはライブでの定番曲を連発。
性急に攻め立てる構成のインパクトが今も消えることはない「Telecastic fake show」から、「DISCO FLIGHT」では345の重低音ベースがTKのトランシーなギターフレーズへと変わるタイミングで、メンバーの頭上に吊るされたミラーボールがキラキラと回り、美しい空間を作り出す。「Telecastic fake show」のシャープな四つ打ちとは異なる、ヘヴィな四つ打ちから、ラストのツーバスへなだれ込む展開はやはり圧巻だ。
さらには、「想像のSecurity」を畳み掛け、『#4』同様に、初期の楽曲が続くのは、嫌が応にもテンションが上がる。
 
終盤では再び『#4』の楽曲へと戻り、後方からのライトに照らされる中、TKが歌い出したのは『#4』のオープニングナンバー「鮮やかな殺人」。
歌終わりの長い前奏は、何度聴いても痺れるものがある。さらに、温かみのある赤い照明に照らされた「TK in the 夕景」では、〈僕達の未来を 見させて 見させてくれ〉という歌詞が、インディーズデビューから15年目にして、異例の年となった2020年の現状と合わさり、何とも感慨深い。
 

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ラストに演奏されたのは壮大なスケールの「傍観」。ピエール中野がリズムソウを用いる静謐な序盤から、ジワジワと熱を帯びていく展開が実にサイケデリックだ。
最後はTKがギターをかきむしり、絶叫を繰り返すというカオティックな雰囲気の中、345とピエール中野が先にステージを去ると、残ったTKがもう一度ギターノイズをまき散らしてライブ終了。
このヒリヒリした雰囲気も、やはり15年前から変わらないものだ。
 
映像の配信は『#4』の2005年当時のリリース日である11月9日の23:59まで。
なお、今作もTK from 凛として時雨の配信ライブ同様に、劇場公開が決定していて、11月13日より、全国10カ所で順次公開される。
劇場版では今回配信された映像に加え、撮影当時のリハーサル映像、未公開曲なども公開予定とのこと。映画館のハイクオリティな音響で、凛として時雨の爆音ライブをぜひ体験してみてほしい。(文章:金子厚武/写真:岡田貴之)
 

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凛として時雨 15th anniversary #4 for Extreaming Live Edition

販売期間:2020年10月8日(木)18:00~2020年11月9日(月)23:00
配信日時:2020年11月7日(土)19:00~2020年11月9日(月)23:59
配信チケット:¥3,000 ※お支払いの際、別途決済手数料がかかります。
チケット購入ページはこちら
 
【SET LIST】
SE
01. Sadistic Summer
02. テレキャスターの真実
03. CRAZY感情STYLE
04. トルネードG
05. O.F.T
06. Acoustic
07. ターボチャージャーON
08. Telecastic fake show
09. DISCO FLIGHT
10. 想像のSecurity
11. 鮮やかな殺人
12. TK in the 夕景
13. 傍観
 
【THEATER】
11月13日(金)~11月19日(木)各日21:25 ヒューマントラストシネマ渋谷(東京)
11月13日(金)~11月19日(木)各日19:30 シネ・リーブル梅田(大阪)
11月13日(金)19:00 新宿バルト9(東京)
11月13日(金)19:00 T・ジョイ横浜(神奈川)
11月13日(金)19:00 T・ジョイ博多(福岡)
11月28日(土)19:00 イオンシネマ江別(北海道)
11月28日(土)19:00 イオンシネマ名取(宮城)
11月28日(土)19:00 イオンシネマ板橋(東京)
11月28日(土)19:00 イオンシネマワンダー(愛知)
11月28日(土)19:00 イオンシネマ茨木(大阪)
*チケット発売:
ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル梅田、イオンシネマ各劇場:11月6日(金)19:00〜
新宿バルト9、T・ジョイ横浜、T・ジョイ博多:11月6日(金)24:00〜
チケット料金:3,500円 ※各劇場にて発売

商品情報

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