Leo Iwamura、Daisuke Kazaoka、ShinyAppLeからなるスピリチュアル・ダブ・ユニット、OVERFALLが新曲「LAST NIGHT BANGKOK」を12月24日(水)に配信リリースした。
本作は、2025年1月から2月にかけて実施されたタイ各地での制作合宿──チェンマイ、パーイ、バンコク、ラン島を巡る旅の終盤、バンコクのホテルの一室で生まれた楽曲。
「LAST NIGHT BANGKOK」は、旅の終わりに訪れる静けさと、夢から醒める直前の曖昧な感覚を閉じ込めた一曲。
異国の夜に滲むネオン、エアコンの低い音、窓越しに聞こえる街の気配。そんな断片的な記憶が、音のレイヤーとして重なり合っていく。
エコーを深くまとったビートは空間を大きく包み込み、ダブ特有の余韻が、時間そのものを引き伸ばすように作用する。
メロディやリズムは前に出すぎることなく、聴き手を静かにその場へと連れ戻すような構造を持っている。
Leo IwamuraとShinyAppLeによる作曲は、音数を最小限に抑えながらも、“終わってしまう夜”への名残と、次の場所へ進むための余白を同時に描き出す。
そこにDaisuke Kazaokaが加わることで、楽曲はより身体的なグルーヴと奥行きを獲得している。
この曲にあるのは高揚ではなく、確かな静けさだ。
旅の終わりにしか訪れない、少しだけ切なく、しかし穏やかな時間。
「LAST NIGHT BANGKOK」は、その一瞬を逃さず記録した、OVERFALLによる“旅の記憶の断片”である。
【OVERFALL プロフィール】
Leo Iwamura と ShinyAppLe、Daisuke Kazaokaによるビートライブと即興演奏、ダブワイズを融合させた3人組音楽ユニット。バンコク、オースティン、ロサンゼルスでのライブを実現させるなど、日本のみならず海外での活動も行っている。音楽史を紡いできた先人達に敬意を払いつつ、ビートメイキングとダブの可能性を開拓し、音楽未開の地を目指す。
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