Panorama Panama Town、個と公のあいだに揺れる瞬間を描いた最新シングル「P Space」を配信リリース＆MV公開

2025.12.10

3ピースロックバンド、Panorama Panama Townが最新シングル「P Space」を配信リリース。Music Videoも公開された。

本作のタイトル「P Space」は、personal（個）と public（公）──二つの “P” が重なる場所を指す言葉として名付けられた。

人混みの中でふと孤独を覚える瞬間、ひとりきりの部屋で誰かの気配を探してしまうような感覚。孤独と気配が交差する、バンドの新境地ともいえる挑戦的な一曲に仕上がっている。

また、メンバーが愛してきたニューウェーブ／エレクトロニカ／テクノのエッセンスを見事に抽出。ミニマムに削ぎ落とされた言葉と音の構造の中に、独特の世界観が広がる。

公開されたMVは、一つの空間で奏でられるメンバーの演奏と、音に反応するビジュアライザーが融合した映像作品となっている。無駄を削ぎ落とした構成だからこそ、音と光のカッコよさが“映像美”として際立つ。

▼Panorama Panama Town「P Space」Music Video

https://youtu.be/zPtBi7it1Ao?si=1Ty3tXZpjcMhZtkj

先日、バンドの独立2周年を記念して新宿LOFT & LOFTBARにて開催された『東京JUNCTION』も記憶に新しいが、2026年も活動の歩みを止めず、さらに新たな表現へ挑戦していくPanorama Panama Townの今後の動向にも注目したい。

岩渕想太（Vo.Gt.）コメント

自主レーベルニュー紳士街の立ち上げ、ミニアルバム"SHINSHIGAI"のリリース、全国ツアーからタイでのツアーなど、各地飛び回りながらライブと研鑽の日々でした。

自分の部屋にメンバーで集まり、そこでできた曲やグルーヴをライブに持っていく。そして、また家に帰り、曲を作り、あれやこれや試行錯誤しながら、またステージに帰っていく。

僕たちの生活はそんな循環の上に成り立っていて、どんなに毎日のようにライブをやって、パーティの最中にいても、消えない孤独やそこでこそ浮かび上がってくる「個」というものがあります。一つ一つのライブはもちろん、バンドというのも「個」の集合体だなとつくづく思います。「僕たち」という主語を使えていることに、日々感謝しております。

こうして走り抜けてきた2025年。新曲はそんな個をテーマに作りました。色んなものを削ぎ落とし、ミニマムなものにはなっていますが、これぞパノパナという音でもあると思います。1人の部屋でも、沢山の人が集まるパーティの中でも、ぜひ聴いてみてください。

【Panorama Panama Town プロフィール】

2014年、神戸にて結成された3人組ロックバンド。

2016年3月に初の全国流通作品としてミニ・アルバム『SHINKAICHI』をリリース。2017年テレビアニメ『十二大戦』のオープニング・テーマ曲「ラプチャー」を担当し、その翌年ミニ・アルバム『PANORAMADDICTION』でメジャー・デビュー。以降、多岐にわたる音楽性を昇華した作品をリリースし続け、2023年7月に2ndフル・アルバム『Dance for Sorrow』をリリース。また、同年11月に事務所を独立後、自主レーベル「ニュー紳士街」を設立。

2025年1月には、独立後初のミニアルバム『SHINSHIGAI』をリリースした。同年、3月にはタイにて3カ所のツアーを敢行、日本全国を回るツアーの後、4月にはツアーファイナルとして、新宿MARZでワンマンライブを行なった。独立2周年を記念したオールナイトサーキットイベント『東京JUNCTION』が、2025年11月21日に新宿LOFT/LOFTBARの2会場で行なわれた。