このたび、その英語字幕版の上映が東京・名古屋・大阪の劇場で決定した。
世界的音楽家・坂本龍一。彼は、命の終わりとどう向き合い、何を残そうとしたのか
© “Ryuichi Sakamoto: Diaries” Film Partners
2023年3月に、この世を去った稀代の音楽家・坂本龍一。その最後の日々は、自身の日記に克明に綴られていた──。
ガンに罹患して亡くなるまでの3年半にわたる闘病生活とその中で行なわれた創作活動。目にしたもの、耳にした音を多様な形式で記録し続けた本人の「日記」を軸に、遺族の全面協力のもと提供された貴重なプライベート映像やポートレートをひとつに束ね、その軌跡を辿ったドキュメンタリー映画が完成した。
© “Ryuichi Sakamoto: Diaries” Film Partners
日記の朗読を務めるのは、生前親交のあったダンサーで俳優としても活躍する田中泯。本作は、2024年にNHKで放送され、大きな反響を呼んだ『Last Days 坂本龍一 最期の日々』をベースに、未完成の音楽や映像など映画オリジナルとなる新たな要素を加えて制作。映画館ならではの音響と空間でこそ鑑賞すべき映画作品として誕生した。
映画のベースとなった番組は、国際的な賞を数々受賞。坂本龍一の創作活動や音楽によりフォーカスした映画を、英語字幕版で鑑賞できる機会
© “Ryuichi Sakamoto: Diaries” Film Partners
映画『Ryuichi Sakamoto: Diaries』のベースとなるNHKスペシャル『Last Days 坂本龍一 最期の日々』は、世界の優れたテレビ番組を表彰する国際エミー賞アート番組部門で部門最優秀賞の「国際エミー賞」を受賞。
これまでも同番組は、2024年ローズ・ドール賞(アート部門)を受賞。2025年のイタリア賞ですべての出品作品の中からもっとも文化・芸術面で優れた作品に贈られる「イタリア共和国大統領特別賞」とテレビ・パフォーミングアート部門の部門最優秀賞「イタリア賞」を受賞するなど、最後まで「理想の音」を生み出そうと情熱を傾ける坂本龍一氏の姿に、世界が感銘を受け、高い評価を受けた。
© “Ryuichi Sakamoto: Diaries” Film Partners
同番組をベースに、より創作活動や音楽によりフォーカスをあて、劇場でこそ鑑賞すべき映画作品として再構成された『Ryuichi Sakamoto: Diaries』。坂本龍一が日本のみならず、海外のファンやアーティストから支持されてきたことを受け、このたび、日本国内に滞在する英語話者向けに、東京・渋谷の
Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下 【12月22日(月)~25日(木)】、
大阪ステーションシティシネマ 【12月12日(金)、13日(土)】、愛知・名古屋の
ミッドランドスクエア シネマ 【12月21日(日)、22日(月)】での英語字幕版上映が決定した(詳細は各劇場HPにて掲載)。
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注意事項:英語字幕版では一部、日本語字幕がカットされ英語字幕のみになっている箇所がございます。
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商品情報
映画『Ryuichi Sakamoto Diaries』
坂本龍一 朗読:田中泯 監督:大森健生 製作:有吉伸人 飯田雅裕 鶴丸智康 The Estate of Ryuichi Sakamoto プロデューサー:佐渡岳利 飯田雅裕 制作プロダクション:NHKエンタープライズ 配給:ハピネットファントム・スタジオ コムデシネマ・ジャポン 2025/日本/ カラー/16:9 /5.1ch/96分/G © “Ryuichi Sakamoto: Diaries” Film Partners TOHOシネマズ シャンテほか全国公開中
【Synopsis】命が尽きるその瞬間まで音楽への情熱を貫き、創作し続けた坂本龍一。本人が綴った「日記」を軸に、遺族全面協力のもと提供された貴重なプライベート映像やポートレート、未発表の音楽を交え、稀代の音楽家の最後の3年半の軌跡を辿る。今なお国も世代も超えて我々の心を掴み続ける坂本龍一は、命の終わりとどう向き合い、何を残そうとしたのか──。誰しもの胸に迫るドキュメンタリー映画が完成した。
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