静岡県浜松市を拠点に活動するシンガーソングライター・ツキオカメイが、本日10月29日(水)にニューシングル「escape」をデジタルリリースした。
本作は、前作E.P.『Beside』(2024年)以来の新作で、表題曲「escape」とカップリング曲「f a s h i o n」の2曲で構成されている。「escape」は、軽快なポップサウンドにのせて、前向きさへの羨望や不安、そしてわずかな反発心を織り交ぜた心情を描く一曲。誰かの眩しさにふと距離を感じるような、繊細な心の揺れをそっと照らし出している。対する「f a s h i o n」では、ローファイで淡々としたトラックの中に、美と消費の狭間で揺れる現代の感覚を閉じ込めた。煌めきと歪みが共存するような音像をつくり上げている。
明るさと陰りが交錯する2曲が織りなす本作は、表面的なきらめきの奥にある“人間の陰”を静かに問うような作品。聴く人それぞれの心の奥に、小さな共鳴を残すはずだ。
ツキオカメイ コメント
昨年のE.P.『Beside』から約1年ぶりとなるシングル『escape / f a s h i o n』をリリースしました。今作は、日々の中で感じる“違和感”や“わずかなざらつき”のようなものをポップに描いた2曲です。
「escape」は、前向きさや励ましの言葉をまっすぐに受け取れない自分の心の動きから生まれました。「fashion」は、“良い”とされるものの基準や、誰かに見せるための関係にふと覚えた小さな寂しさをきっかけにしています。
重くなりすぎないように意識して、自分の中にあった感情をできるだけポップに、軽やかに表現しました。明るさの中に潜む揺らぎや違和感を、あなた自身の感覚と重ねながら聴いてもらえたら嬉しいです。
【ツキオカメイ プロフィール】
2021年7月より静岡県浜松市で活動中のソロシンガー。詞曲を自ら制作し、繊細かつダークネスで一瞬狂気を感じるような歌声と、優しく包み込むような声色を織り交ぜ独特のな世界観を放つ。
ドリームポップ / シューゲイズの影響を強く受けながらも、聴く人を安堵させるような丁寧な日本詞を紡ぐ。
自身の所属するバンド“ウーロンハイハット”の活動に注力するため、暫く休止期間経ていたが、2024年より再スタート。現在は静岡県内を中心に弾き語りライブの出演などもしている。















