2024年6月の活動再開からリリースされた「ものおもい」、「Soda.」の2曲と、2021年に発表された未配信曲の「nerine」、「芽ぐむもの」のリアレンジver.に加え、新曲「Shimmer Reverb」が収録された全5曲構成。他者との関りを通して構築されたツキオカメイ自身の考えや思いが存分に発揮されており、曲ごとの歌い方の違いやアレンジの多様さにより聴きごたえのある一作となっている。
活動休止前は5曲の作品を公開していたが、その中でも自身が特に「自分を表現している」と感じる2曲を収録曲にピックアップ。リアレンジと歌の再収録によって現在のツキオカメイの作品として昇華している。
全曲のアレンジを静岡県浜松市でアーティスト/作曲家として活動する『山内街子』が手掛けた。シューゲイズとツキオカメイの歌声のバランス感を意識しつつ、ツキオカメイの作る綺麗なメロディーラインが伝わるように大衆にも魅力を感じてもらえるようなポップアレンジが印象的。山内街子は「Shimmer Reverb」の作曲も手掛けている。
ツキオカメイ コメント
今作は、私の常日頃考えていることや人との関わりの中で感じたことがたくさん詰まっているE.P.です。あなたと私、記憶と言葉、経験と感情、生きることと死ぬこと。楽曲一つ一つに、歌と言葉で思いを込めました。
ただ優しくて温かいだけじゃない人生。辛くて悲しくて無力で、それでも生きていく。その中で、ほんの少しくじけそうなときや、あと一歩の勇気が欲しい時、あなた自身やあなたの考えのそばにいれますようにという気持ちを込めて「Beside」というタイトルをつけています。私の頭や心の中にあったものが、今度はみなさんのそばに寄り添いますように。
【ツキオカメイプロフィール】
2021年7月より静岡県浜松市で活動中のソロシンガー。詞曲を自ら制作し、繊細かつダークネスで一瞬狂気を感じるような歌声と、優しく包み込むような声色を織り交ぜ独特のな世界観を放つ。ドリームポップ / シューゲイズの影響を強く受けながらも、聴く人を安堵させるような丁寧な日本詞を紡ぐ。自身の所属するバンド“ウーロンハイハット”の活動に注力するため、暫く休止期間経ていたが、2024年より再スタートを切る。