国内外を問わず精力的に活動を続けるニューオルタナティブロックバンド、Helsinki Lambda Clubのフロントマン・橋本薫が9月24日(水)にEP『日記』をリリースした。
橋本自身、趣味や内面が思っていた以上に多層的であることに気づき、自分という存在を整理し、それぞれの側面に合ったアウトプットで個性をより引き出したいという思いから、今回ソロ作品に挑戦。
本作のプロデューサーには、never young beachの巽啓伍を迎え、5曲それぞれに異なる表情が息づく構成となっている。
ソロ作を作ろうと思ったきっかけの一つであるYouth Lagoonのアルバム『Heaven is a Junkyard』からインスパイアされて作り始め、自分自身の抱えてきた生きづらさを紐解き、癒やすきっかけにもなったという、橋本にとって大切な曲M1「生活の報告」。
原曲は4年以上前に制作し、Mac DemarcoやMichael Seyerのようなチルでローファイな雰囲気も取り入れつつ、重なり合うシンセのフレーズで90年代的な懐かしさも演出したM2「君を待つ」。
一人の時もあれば友達といる日もあるというような日常の一ページを切り取ったM3「フルーツ食べたい」。
東京・世田谷という土地から着想を得て、Mac DeMarco『Five Easy Hot Dogs』に通じる旅と生活のマインドを受け継ぎつつ、よりパーソナルで静かな地平を描き、柔らかく澄んだ空気や自然の気配を音に落とし込んだインスト曲M4「Setagaya」。
そして、かつて橋本自身が暮らし、今も“心の安息の地”と呼ぶ東京・茗荷谷を舞台に、穏やかで優しい時間の流れをそのまま音楽に落とし込んだ、散歩や家事の合間にそっと寄り添うような、小さな日常への賛歌M5「茗荷谷」の全5曲を収録。
今回のジャケットは、橋本が撮影した写真に、絵描きの市川絢菜がイラストを乗せ、『日記』の世界観を彩っている。
CDの盤面やブックレットなどのデザインは岩本実里が担当した。
EP『日記』のストリーミングリンクはこちら。
そして、M1に収録の「生活の報告」のミュージックビデオが公開された。
今回の作品は、Helsinki Lambda Club「IKEA」のミュージックビデオで撮影を担当した、写真家の服部健太郎が監督・撮影・編集を務めている。
橋本の日常の一コマを切り取ったような内容で、Helsinki Lambda Clubでの姿とは異なる一面を垣間見ることができる仕上がりとなった。
▼「生活の報告」ミュージックビデオ
商品情報

Live Info.
EP『日記』発売記念弾き語りワンマンライブ
日程:2025年10月25日(土)
会場:西千葉cafe STAND
時間:開場 17:30 / 開演 18:00
チケット:SOLD OUT