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Nikoんの自主企画イベントにANORAK!、No Buses、Trooper Saluteの出演が決定、体調不良や性的被害への対策も発表

2025.06.12

Nikoんが、初となるロングツアー『RE:place public tour 2025』を開催。横浜、東京で開催する自主企画の対バンが発表された。
 
7月28日(月)開催の横浜編には、ANORAK!、8月13日(水)開催の京都編には、Trooper Salute、そして、8月27日(水)開催の東京ファイナル公演には、No Busesが出演する。
 
また、自主企画における「体調不良や性的被害への対策」を発表。「来場者の心身の健全と安全より大切なものなど何1つ無い」とし、各会場に十分なセキュリティ人員を配置することも告知した。さらに、「開演前に配布されるSOSカードを掲げる」「スマートフォンのライトを灯す」「とにかく少しでも声を上げる」など、周囲に自身の状況を知らせやすくする手段をただ用意するだけでなく、運営側もそのサインを決して見逃がすことがないよう、そして迅速に対応できるよう、セキュリティ担当者全員に「迷うことなくライブを止める権利」を与えるとのこと。もちろん、来場者自身にもその権利があるとし、危機に面した当人だけでなく、周囲のあらゆる人々が「いつでも(自分たちの)演奏を止める権利がある」と訴えた。

Nikoんと運営による体調不良や性的被害などへの対策に関する共同声明(全文)

我々は、ライブハウスが好きです。
でも、だからこそ、そこに危険が潜んでいることを残念ながら、よく知っています。
 
どうしても空気や水が足りなくなって、誰かが体調を損なってしまう。
不特定多数が集まるがゆえに、性的加害を含む暴力が起こってしまう。
ライブハウスは、必ずしも、健全で安全な場所とは言えません。
 
まず、最初にお伝えしておきたいことは、足を運んで下さる皆さまの心身の健全と安全より大切なものなど何1つ無いということです。
正直、我々には、体調不良を予測することも、事前に痴漢を摘発することも、できません。
 
それでも、ステージに立つアーティストは、そこでビジネスを行う運営者は、きちんと責任を果たすべきです。
 
果たすべき責任とは、一体、何か?
真剣に考えました。
 
完全には至らぬままですが、迅速で確実なリカバリーの提示こそ(ベストではありませんが)最低限、基本的な責任であるという考えに至りました。
 
体調不良や痴漢行為など、心身を脅かす不測の事態や危機が生じた時のために……
 
■ SOS信号を掲げるためのカードを配布する
■ 十分なセキュリティ人員を配置する
■ スマートフォンのライトを灯すことを推奨する
■ 当人だけでなく周囲にも、声や手を上げる大切さを伝える
 
など、可能な限り多くの「助けを求めやすくする手段」をご提供・ご提案することは当然ですが、きっと、それだけじゃ、我々の自分勝手で、不十分で、もっと重要なのは、サインの受け手である運営側こそ、たとえ微かなサインでも決して見逃すことがないような、そして迅速に適切な対応ができるような体制を整えるべきだと考えました。
 
結果、セキュリティ担当者全員に「迷うことなく演奏を止める権利」を付与することにしました。
もちろん、ご来場頂く皆さまも全員、その権利を有しています。
 
何か不測の事態や危機が生じた時、ステージに立つ人間が演奏を止め、もっとも状況を把握しやすい場所から、救助や対応の補助・指揮を行うことも、果たすべき責任に違いありません。
 
危機に面したご本人だけでなく、周囲のあらゆる方々が「いつでも演奏を止める権利」を行使しやすい空気の醸成に尽力します。
演者とオーディエンス、ステージと客席、その間に、不要なボーダーラインを感じさせないことをお約束します。
 
これまで、音楽を愛するがゆえに演奏を止めることに躊躇や忖度が生じ、その結果、不条理がまかり通ってしまうような事態に遭遇してきました。
言うまでもなく、それは、被害者の落ち度ではなく、運営側の寛容さと周到さの欠如です。
 
その日その時にしか現れず、二度と同じようには再生されないLIVEという生でリアルタイムなアートを共につくる仲間に対し、「エンパワーメント(権限委譲)」の精神で、接し合うことや助け合うことを、終始、大切にしていく所存です。
 
その上で、抑止力としてのセキュリティ整備、断固として不条理を許さないという警告など、姿勢と意志の徹底もしっかりと行って参ります。
 
守るための屈強さを備えることを、我々は、決して、差し控えません。
 
ご理解とご協力のほど、何卒、宜しくお願いします。
 
【Nikoんプロフィール】
2023年に結成されたロックバンド。FUJI ROCK FESTIVAL ’24の「ROOKIE A GO-GO」への出演や、ASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文氏が「芥川賞」を参考に立ち上げた新進気鋭のミュージシャンのアルバムに贈られる「APPLE VINEGAR -Music Award- 2025」で特別賞を受賞するなど、傾聴を集め始めている。

Live Info.

public melodies" release extra tour 横浜編『(no)public melodies』

2025年7月28日(月)神奈川・関内 B.B.STREET
出演:Nikoん / ANORAK!
チケットはこちら

public melodies" release extra tour 京都編『(no)public melodies』

2025年8月13日(水)京都 nano
出演:Nikoん / Trooper Salute
チケットはこちら

public melodies" release extra tour final『(no)public melodies』

2025年8月27日(水) at 東京・渋谷 CLUB QUATTRO
出演:Nikoん / No Buses
チケットはこちら
※ ファイナル公演のみ全入場者限定の特典アリ(詳細は後日発表)
 
OPEN 18:30 / START 19:00
ADV.  ¥2,500 / DOOR ¥3,000(ドリンク代別途)
 
※自主企画に関しては、ご来場頂く皆さまの心身に対する健全・安全対策をしっかりと整えて開催します。
 
【九州シリーズ】
Nikoん『RE:place public tour 2025』
2025年
7月1日(火)長崎 STUDIO DO!
7月2日(水)福岡 UTERO
7月4日(金)熊本 FACTOR
7月5日(土)熊本 NAVARO
7月6日(日)福岡 public space 四次元
7月8日(火)福岡 秘密
7月10日(木)鹿児島 MOJO
7月11日(金)鹿児島 SR HALL
7月12日(土)鹿児島 WORD UP STUDIO
7月13日(日)福岡・小倉 FUSE
7月15日(火)佐賀 RIDE
7月16日(水)福岡 public space 四次元
7月28日(月)神奈川・横浜 B.B.STREET【自主企画】
 
【関西シリーズ】
8月3日(日)奈良 NEVERLAND
8月4日(月)大阪・心斎橋 JANUS
8月5日(火)大阪・心斎橋 Pangaea
8月7日(木)大阪・心斎橋 火影
8月8日(金)大阪・梅田 HARD RAIN
8月10日(日)大阪・堺 FANDANGO
8月12日(火)京都 MUSE
8月13日(水)京都 nano【自主企画】
8月14日(木)大阪・南堀江 SOCORE FACTORY
8月15日(金)大阪・福島 2ndLINE
8月17日(日)大阪・難波 Yogibo HOLY MOUNTAIN【関西シリーズ FINAL】
 
8月23日(土)東京・新代田 FEVER
8月26日(火)東京・新代田 FEVER
8月27日(水)東京・渋谷 CLUB QUATTRO 【TOUR FINAL】
 
会場限定で、1st Album「public melodies」の再プレス版CD(税込2,500円)を販売。
詳細はオフィシャルサイトを参照

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