
カミラ・カベロの最新作でサンプリングされるなど、現在進行形のアンビエント〜エレクトリック・サウンドを展開し続ける電子音楽家、yanacoの最新アルバム『Alone Together』が8月6日(水)にリリースされる。
「ステレオタイプではない、アンビバレントなスタイルも呑み込んだ新たなアンビエントの構築」をコンセプトにさらなるサウンドの深化を追い求めた本作には、yanaco自身も初の試みとなる多彩なアーティストとのコラボレーションが実現。
国内外で注目を集める新進気鋭のトランペット奏者、佐瀬悠輔とのアンビエントとジャズの新たな邂逅「Lone Star」、クラシックを背景に広大なサウンドスケープを表現するシアトルの現代音楽家、Ran Parkとの「Pathos」、本作のアートワークも手掛けるなどオリジナリティに溢れた世界観のヴィジュアルとサウンドでストーリーを紡ぐブエノスアイレスの古筝奏者、Josefina Taiとの「Nagi / 凪」など、ジャズや現代音楽、クラシック、さらにはクラブミュージックなどの要素もクロスオーヴァーした唯一無二なアンビエント・サウンドを展開している。
また、海外でも高い評価を受けたアニメ『サムライチャンプルー』のサウンドトラック制作も手掛けたヒップホップ・ユニット、ShakkazombieのトラックメイカーであるTSUTCHIEが、ミックス/マスタリングエンジニアとして参加している。
ゲスト・アーティスト|プロフィール

【佐瀬悠輔】
北海道生まれ。大学在学中よりプロ活動を始め、44th YBBJC最優秀ソリスト賞など数々のコンテストで賞を獲得。卒業後はジャズを中心にライブ、CMレコーディング等で活躍する。
2021年に自身のリーダーアルバムとなる『#1』をリリース。最近ではGENTLE FOREST JAZZ BANDや石若駿率いるAnswer To Remember、SuchmosのTAIHEIが結成したバンド、賽(SAI)への参加、他にもJUJU、KID FRESINO、藤原さくら、MISIA、STUTS等のアーティストのサポートなど多岐にわたり活動している。

【Ran Park(ラン・パーク)】
シアトルを拠点に活動する現代音楽家。4歳から母にピアノを習い、教会の礼拝や学校行事で演奏していきながら独学で作曲を学ぶ。2012年からオリジナル作品の作曲を開始、ロマン派、印象派の影響を受けたクラシックからフリー・ジャズ、韓国民謡、ゴスペルまで、幅広いスタイルの音楽からの影響を基に新たなサウンドを追求している。
自身に対して「臆することない向上心を持つ」とコメントし、アリス・コルトレーンのトランスを誘うようなスタイル、エンニオ・モリコーネのセンセーショナルで甘美なメロディ、坂本龍一のクールな多様性、エリック・サティの「モルソー」で見られるユーモア、そしてニーナ・シモンの激情までをリスペクト、体現すべく活動しているアーティストである。

【Josefina Tai(ジョセフィーナ・タイ)】
ブエノスアイレス出身のイラストレーター、古筝奏者。身体の内側から溢れる自らへの問いに、言葉や詩を通じて答えていくという、個人的な探求の過程を描いていくイラスト、そしてそのプロセスを繊細な視覚的な物語へと昇華させ、鑑賞者の感情が穏やかになる空間を生み出す詩でストーリーを紡ぐビジュアル・アーティストでもある。
【TSUTCHIE(ツッチー)】*Mix / Masteringを担当
ヒップホップ・グループShakkazombie(シャカゾンビ)のトラックメイカー、プロデューサー。3枚のアルバムをリリース。同時に、数多くのアーティストのリミックスやプロデュースを手がけている。近年ではヒップホップに止まらずあらゆるジャンルを横断する音楽プロデューサーとして活躍中。2002年にファースト・ソロ・アルバム『Thanks for Listening』をリリースし、2003年には録音からミキシングまでほぼ一人で制作したセカンド・ソロ『This is a recording』を発表。2004年にアニメ『サムライチャンプルー』のサウンドトラックを2枚、2015年にはアニメ『GANGSTA.』のサウンドトラックをリリース。
最近ではレコーディング、マスタリングエンジニアなども行ない、2011年より自身のレーベル「SYNC TWICE」を立ち上げ、柳田久美子、ランランランズなどの音源をリリース。

【yanaco(ヤナコ)プロフィール】
東京を拠点に活動する電子音楽家。アンビエント、エレクトロニカ、チルアウトといったビートレスなサウンドからダウンテンポ、トリップホップ、ブレイクブビーツまで横断するエレクトロミュージックを展開。その幾重にも織り重ねた音の断片と精密に作り込まれたビートで表現するボーダレスなサウンドスケープで海外からも高い評価を受け、2022年2月には世界各地の新進気鋭のビートメイカーをフックアップするベルギーのレーベルURBAN WAVESからEP『tttwoface』を発表、2023年7月にはファーストアルバム『Colors』をリリースしている。
さらに2023年10月から12カ月連続でシングルリリースを行ない、2024年3月に最終シングルと共に2ndアルバム『Leaving / Arriving』を発表すると、その収録曲「Leaving」が元Fifth Harmonyのメンバーでグラミー賞ノミネートのアーティスト、カミラ・カベロの最新アルバム『C,XOXO(Magic City Edition)』収録の「koshi xoxo(feat. BLP Kosher)」でサンプリングされるなど、海外からも注目を集めているアーティストである。
商品情報
yanaco『Alone Together』
発売日:2025年8月6日(水)
形態:CD / DIGITAL
定価:¥2,750(税抜¥2,500)/ PCD-25489
《AMBIENT/ NEW AGE / EXPERIMENTAL》
【Track List】
1. Raw Circle
2. Lone Star feat.佐瀬悠輔
3. Pathos feat.Ran Park
4. Beauty in Imperfection
5. Boundary
6. Joy of Living
7. Anima Rhythm
8. Melancholia I
9. Nagi / 凪 feat.Josefina Tai
10. Alone Together
All produced by yanaco
Mixed by yanaco / TSUTCHIE
Mastered by TSUTCHIE